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2017年03月06日 イイね!

気仙沼行 その㉓ 

金曜から休みをとって気仙沼に行っていました。

普段なら土日に行くのですが今回は陸前高田の病院から前に入院していた気仙沼の病院に転院させるので平日に行かざるを得ません。

金曜の午前に転院させるのに間に合うように木曜の仕事上がりで東京を発ちます。

夜7時台と言っても首都高でこの空きよう。


普段は路面凍結のリスクを避けるため太平洋沿いの常磐道を行くところですが、今回は天候が大丈夫そうだったので久しぶりに東北道を行くことにします。

せっかくカーナビのMapデータを最新のものに更新して建設中の三陸道の最新開通区間が反映されたのですが、目的は無事に到着する事なので万一の時のう回路を確保した精神的な安心感で安全運転に寄与してくれればそれで充分です。

ETCの平日深夜割り引きに間に合うように深夜0時過ぎにICを降りられるよう調整して時速90km/h平均で走り、0時5分に料金所を通過。時間ロスは最小で済みました。

燃費は21.0km/L。


燃費重視で80km/hの時より2km/Lほど悪化しています。

翌日は事前に手配していた大船渡の送迎業者が迎えに来る前に病院に向かいます。

ほぼ三カ月を過ごした高台にある病院から復興半ばの陸前高田市街地方面。

なんだかんだ言いながらも住宅や水産加工場が建ち始めた気仙沼と違い、まだまだです。

送迎業者のタクシーにストレッチャーで母親を乗せて後に続きます。


前回の転院の時はいつもお見舞いに来てくれている人全員に事前に日時を連絡したら、その全員が来てしまったので今回は到着してから電話連絡しました。

それでも早い人はまだ入院手続き中で病室も決まってないところに駆けつけてくれました。

次は病室が決まってから連絡しよう。

さっきまで居た病院は、見舞いに来てくれる人にはえらく不評でした。

というのも療養病院という長期入院ができる病院なので、逆に言うと治療やリハビリはやらない病院で寝かされているだけでした。

折角良くなってきたのにリハビリもやらないで元に戻った、という訳です。

でも自分が見舞いに行くと、母は自発的にしゃべっていたりするし麻痺していた左手も右手と同じくらいには動くようになっていました。

どうも見舞いに行く時間なのか、気を遣って起こさないようにしているからなのか、自分以外の見舞客には返事をしない事も多いようでした。

ですから元居た病院に戻って来れて良かった、良い病院で良かった、と見舞いに駆けつけた人はずいぶん喜んでいました。

ただ、自分はこの病院、あまり好きではないというか相性が良くないというか。

もっともこの病院に居られるのも二か月限りです。

見舞客を見送ったら、今度は税務署に母親の確定申告に向かいます。
こちらも領収書や証明書を集め、東京で用紙をもらって準備していたのですが、病院発行の証明書のうち一通を受け取ったのは昨夕東京で、そしてもう一通は転院先の病院から今しがた受け取ったところです。

幸い、いろいろ計算して来たので、税務署の人がパソコンに打ち込んで申告完了となりました。

しかしこの時点で夕方の五時半になっていました。
本当は一関の老健に申し込みに行く予定を組んでいたのですが、間に合いそうにありませんので電話すると相談員の人と予定が合うのが今日だけなので待っています、という事でした。

急いで税務署を後にします。

とはいえ夕方のこの時間に気仙沼から一関まで、通常のルートですと1時間、更に渋滞や工事があったらもっとかかってしまうので、少しリスクはありますが峠道の方から行くことにします。

昔、親戚一同で岩手県南に行くときに通った交通量が少ない道です。
といっても自分で運転して通ったのは最近、陸前高田に母親を入院させてからなので全く不慣れな道ですし対向車が来たらどっちかがバックするような所。

焦って脱輪したりしてもつまらないので間に合わなくても元々くらいの気持ちで行くことにします。

遠回りですが40分くらいで到着すると、まだ前の面談の人が終わっていないという事で逆に待たされるくらいに到着しました。

これまで回った施設と違い、胃ろうの方が職員の食事補助が無いので受け入れやすいという話でした。
もっとも過度な期待は禁物。
これまでも何度もガッカリでしたので期待しないようにします。

これで郵便で受け付けるという施設も合わせて19施設申し込んだことになります。

1日で転院、確定申告、施設申し込みという離れ技をこなして仮設住宅に戻って12時間ぶりの食事になります。


レトルトなんかで簡単に作りましたが栄養価はともかく見栄えはまぁまぁ。

夜は友人宅へ。

翌日は買い物を済ませて彼岸前にお墓の掃除をして近くの病院へ。
午後は親戚回り。

そして、夜は仮設住宅で今月でウチ以外全世帯が退去するので最後に集まれるタイミングという事でお別れ会がありました。


長い人は5年、役所に応援に来ている1、2年の人も居ますが、皆さん思い出を語ったり、ウチの母親の話をしたり。
こういうのは他の大きな仮設ではできない事ですが、皆動物が飼えるココに望んで来た縁。
ウチの母親も自分が猫を飼っていたから動物がOKなココを選んだとかいう話は初めて聞きました。

翌日曜は東京に帰る前に、仮設住宅の退去期限がきた後の家を探します。

既に公営住宅は空きがあっても住まない人には貸さないと言われているのでもうアテにしません。

しかし賃貸は元々震災で物件数が少ない所に来て、復興工事関連の宿泊用に建築業者が押されているので全くありません。

東京でネットで調べるのは限界がありますが、親戚がいろいろ見てくれていて教えてくれたものと、賃貸は諦めて中古住宅の購入まで視野に入れて動くことにします。

といっても今出てくる物件は築年が経っているのは当たり前として本当に条件が悪いものが残っている状態です。

この日見に行ったのは唐桑半島の突端にある中古住宅。

写真ではそこそこの広さに思えましたが、やはり実際はかなり狭いです。
自動車三台は置けるという話でしたが、それは軽自動車で普通自動車を庭に入れたらもう一杯一杯です。

唐桑というとマグロ遠洋漁業盛んなりし頃は5年漁に出たら御殿が建つと言われたいわゆる「唐桑御殿」が思い浮かびますが、現実はなかなか厳しい。

築年がいっているのは納得なのですが、風なのか熱膨張なのか地盤が歪んでいるのかポルターガイストなのか、常に家鳴りがミシミシ言っている家で、価格以外は「やめておけ」という物件。

その価格も比較的安いというだけで、一時は地価上昇率全国第三位にもなった気仙沼の事ですから坪単価でも割高と言わざるを得ません。

とはいえ、数年後には家賃減免が無くなる復興住宅から出る人が一斉に家を探し始めると予想されますので、早めに決めてしまわなくてはなりません。

もう一件、親戚が見つけてくれたアパートは帰りに寄る事にします。

で、せっかく唐桑半島まで来たので、三陸復興国立公園の名勝、巨釜半造に行ってみることにします。








時間の都合で半分くらいしか回れませんでしたが、波が来ると風圧で「ボー」という風穴など、面白いものがあり、随分久しぶりに見ました。

そのまま旧道を通って気仙沼の病院に見舞いに行き、物件を見て、東京に向けて出発します。

帰りも東北道。
60kmほど峠道を走った後の90km/h平均の高速燃費は21.3km/L。


今回は日数があった割りにはかなりハードスケジュールで、東京に戻っても洗車する気力すらないので、またGSの洗車機に突っ込んでコンビニ飯を食べて就寝となりました。
Posted at 2017/03/06 23:47:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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「今日車検出してきたけど車検時の法定費用先払い、今は後払いになってた。
一回で済むならそれに越したことはないけど用意してた現金を口座の方に戻しておかないと。」
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ネコとキャブを愛でるのが趣味の低年式オッサンです。
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