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既報のとおり、東名での６月の追突事故死は事件と言うべき性質で、容疑者の男が日常的に進路妨害などの危険運転を繰り返していた事が次々に明るみになり、このような事は起きるべくして起きたのでしょう。

このようなハンドルを握ってはいけない、というかシャバにしてはいけない類の度し難い馬鹿野郎というのは残念ながら一定数は居ます。

連中にすればマナー違反しているとかこっちはルールを守っているとかは関係ないです。

自分も今、月に２０００キロ程度高速道路を運転しますが、こちらが回避したり気を付けないといけなくなるような危ないと思う自分勝手な運転をする人間には毎回遭遇しますが、いちいち自分の正当性を盾に「ルールを教えてやろう」なんてやってたらキリがありません。

そしてこの手のバカはマイルールが全てで復讐のためには速度超過も信号無視も関係なく自分の前を走っているというだけでも、もう因縁をつける立派な理由になります。

だからいかに相手が周囲の迷惑になって間違っているかなんて「注意」するのは報復の絶好の好機にしかならない訳です。

この亡くなられたご夫婦がＰＡを出る時に容疑者にどのように声をかけたのかは知りませんが、礼儀正しく接しようが、相手にしたら罵声を浴びせられたのと大差ない、とにかく面白くない、復讐しないと腹の虫がおさまらないスイッチを入れてしまった訳です。

そしてドライブレコーダーなどの必要性も言われていますが、それは抑止力というより解明する時の補強でしかありません。
カーチェイスしている相手がドラレコ装着車だからといって止めるようなら、そもそもこんな狂気の行動には出ないでしょう。

今回、遺族が取材に応じて明るみになった事から警察も本腰を入れざるを得なくなって今頃急展開しましたが、亡くなってしまってからでは何を言ってみても虚しいだけです。

とにかくこの手のバカに接近しない事こそ身を護る最大の運転術と言えます。

馬鹿野郎の犠牲になったご遺族と、事件に巻き込まれておそらく人生が一変してしまった追突したトラック運転手には同情を禁じ得ません。

容疑者は危険運転致死といった数年で出て来られる「軽微」な道交法違反ではなく、車や道路を凶器に使った未必の故意（相手が死んでもかまわないと思った行動）による殺人事件として裁いてほしいと思います。