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2020年07月18日 イイね!

日産自動車の最近の動向について

日産自動車の最近の動向について外は雨が続いており、全国的な大雨の影響か昨日配達予定だった荷物も届かず、コロナ禍もあって外出も憚られるので籠って読書やゲーム、調べ物をしています。

さて、日本の自動車メーカーの中で正念場を迎えているのが日産自動車ではないでしょうか。

ブランドロゴ刷新と大型SUV BEV「アリア」を発表し、脱ゴーン体制を印象付けたい日産自動車ですが、こちらのエントリー「日産の凋落が止まらない」でも書いたように厳しい経営は続くと思われます。

アリアについては2WDの65kWh仕様では500万円台とリーフe+Gにオプション装備したものと同額となりプロパイロット2.0などを装備し充電装備も改良されているので商品力はそれなりにあると思われます。

これが日産看板車種になるかと言われると微妙です。

日本はガラパゴス化でHVが最後まで主流であり続けると思いますが、世界的にはEVが主流になると思います。

その点、日産は国内メーカーでは一歩抜きんでています。
EVが最初に普及すると思われるヨーロッパ市場でのEV販売台数を見て見ると

ステータスのテスラ・モデル3と280万円台からと価格が魅力のルノー・ゾエという小型BEVが一歩抜きんでており三位は実質空白となっていて二強状態となっており三菱のPHEVと日産のリーフe-powerが販売台数の上位に入っていますがドイツ、ボルボ、韓国勢と団栗の背比べです。

韓国がEVに力を入れているのは、正攻法では日本製勢に太刀打ちできない事から国を挙げての悲願である日本打倒の為に一発逆転に賭けているという事もあると思いますが、世界市場でEVが今後急成長すると見做しているという事でしょう。

韓国車のEVシフトは日本より進んでいるようですが車両火災が相次ぐなどまだまだ世界標準に追いつくには問題山積です。

とは言え、時間をかけて続けていればいずれモノにするでしょう。

そういう意味ではEVの基幹技術を二束三文で韓国メーカーに渡す前に日産が韓国からの撤退を決め、ルノー・サムスンも提携解消する事にしたのは朗報と言えるでしょう。

韓国市場から日産が撤退する理由は日韓関係の悪化でNoJAPAN運動での不買騒動で採算に見合わないという事もありますが、韓国の投資優遇政策の打ち切りや労働争議による生産性の低下、品質不良の増加、人件費の高騰と電気代などのランニングコストの上昇、法人税の上昇など韓国市場自体が参入するコストに対しての見返りが得られなくなって来ている事に起因するところが大きく、余裕のなくなってきている日産が真っ先に動きましたが、今後多くの日本企業が韓国からの撤退、縮小の流れに乗ると思われます。

EVが日本ではまだ現実的な選択肢に入って来ない理由は価格面でガソリン車より割高になる事もありますが、航続距離の問題があります。充電時間が掛かる事を挙げる人も居ますが、基本的には1充電ので航続距離が充分に長くなれば充電はさほど重要ではなくなってきます。

EVは年々バッテリー性能が向上してカタログスペックでは500kmを超えるのも当たり前になって来ました。実際の航続距離は300km前後でしょうか。

ガソリン車で300kmの航続距離はかなり心許ない燃費が悪い部類になります。HVでは1000km前後ですからかなり見劣りします。

ガソリン車なら朝、燃料計のエンプティランプが点いても少し走って最寄りのGSに駆け込めば事なきを得ますがBEVで夜の間に充電し忘れていたら必要な航続距離を充電するのに数十分を擁し、しかも急速充電はバッテリーにダメージを与えて劣化させてしまいます。

ではヨーロッパでは問題にならないのかというと、実は日本はかなり大きな国となります。


普段見慣れた世界地図のメルカトル図法のせいでもありますが、沖縄をスペイン南端のジブラルタル海峡に合わせると北海道は北欧諸国に達する程で、ヨーロッパで300キロも走れば隣の国に入ってしまいますのでシティーコミューター的な使い方なら200kmも走れば充分という事になります。

が、日本での帰省シーズンを考えれば500キロは走って欲しいところです。
日本人が車を購入する時、この年に数回の帰省を基準に選ぶと必然的にEVは選択肢から外れてしまいます。

またガソリン価格が比較的安く、広大な国土の北米市場もEVが浸透するのには時間が掛かる市場でしょう。

日産が世界戦略としてヨーロッパのEV市場でGWグループと渡り合い、一定の地位を占めるポジションを確保しつつ、ガソリンベースの世界戦略車を北米や日本で売る、つまり日本国内専売車種の廃止も見据えた大転換をすれば企業イメージも含めてV字回復する事も出来るんのではないかと思いますが、もし今の経営陣が改革に伴う痛みや開発の出費は最小限に留めて今の経営手法を続けたいと思っているならジリ貧は避けられず、今後の世界的な自動車メーカー再編の時に消えていく運命でしょう。

そういう意味でも一日の長があるEV比率を高める事は日産生き残りの必須条件となるでしょう。
Posted at 2020/07/18 15:29:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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