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2020年11月14日 イイね!

揺らぐアメリカの価値観

今回のアメリカ大統領選挙はトランプ大統領が不正票を除いて正攻法で選挙人獲得で逆転するのは極めて難しく、当初言われたように12月8日までに選挙人を確定出来ず議会で決めるとか最高裁判決に委ねる線でしか続投できない見通しです。

結果がどうあれ、戦後日本が民主主義のお手本としてきたアメリカがこんなグダグダな選挙を展開して、日本も選挙のたびに政治不信が言われて久しいですが制度としては日本の方が余程マシだと気付かされます。(大統領制、道州制、地方分権については機会があればいずれお話しするかもしれません)

さて、選挙の経過を見ると民主主義で一枚岩だと思っていたアメリカも、保守革新で真っ二つに分かれています。

トランプ大統領は9月「1776委員会」という教育プログラムの創設を発表しました。
これはアメリカの歴史と伝統的価値観に基づいた教育プログラム創設のための委員会という事です。
1776というのは御存知、アメリカ独立宣言が宣言、批准された年です。

なぜ今これを打ち出してきたかと言えば、ニューヨーク・タイムズが打ち出す「1619プロジェクト」に対するカウンターとなります。

1619プロジェクトと言うのはアメリカの歴史は北米大陸に初めて黒人奴隷が連れてこられた1619年がスタートであるという歴史観に基づき、アメリカ史は黒人奴隷とネイティブアメリカン(インディアン)の迫害の歴史であるという自虐史観キャンペーンで民主党次期副大統領候補のカマラ・ハリス氏もこれに賛同しています。

ちょうど日本の朝日新聞が吉田清治のねつ造陳述を元にした「従軍慰安婦」キャンペーンを大々的に展開し、後に日韓関係に修復不可能な軋轢を生むきっかけを作ったのと似ています。

トランプ大統領は保守の中でも本流保守よりはリベラル寄りとされていましたが、リベラルの左傾化を憂慮していました。

黒人問題ではトランプ大統領は黒人が職にありつけず犯罪率が高いのなら職を提供し生活していけるようにしようと雇用改善に乗り出し、成果を上げていました。

これに対し民主党は、黒人が困窮しているのは白人が特権的地位を占めているからであり、白人から権利を奪い黒人のものとし、給付金を分け与えるべきであるという路線です。

このためBLM運動では法律の停止や警察の解体、予算の大幅削減という政府の弱体化が叫ばれ、またアメリカ建国の父と言われるトマス・ジェファーソンや初代大統領ジョージ・ワシントン、さらには南北戦争で勝利し奴隷解放宣言をしたエイブラハム・リンカーンの銅像も攻撃対象にされ引き倒されました。

彼らにしてみれば奴隷制を維持し、また自ら奴隷の所有者だった彼らこそがアメリカから排除すべき対象そのものなのかもしれません。

これに対し保守派は、歴史的な出来事を今の価値観で裁くのではなく、良くない部分は一歩一歩改める努力を続けていくべきであり、伝統や歴史を破壊しても何も生まない、というスタンです。



以前のエントリーで、アメリカが中国と対決する時間的猶予はあと五年くらいではないかと述べましたがもうその猶予は残されていないかもしれません。

アメリカ人の半分近くはこれまでのアメリカという価値観を破壊すれば何か素晴らしい世界になる、その為にトランプを引きずり下ろしてバイデン大統領に未来を託さないといけないと思っている、或いは状況はどちらでも変わらないがそれならトランプを辞めさせる方がマシという感じなのかもしれません。

議会の議席が共和党側が多数を占めるため、仮にバイデン氏が大統領に就任しても彼らの思い描く政策は現実的な問題以外は殆ど議会を通過しない事になると思いますが、そうやってアメリカがモタモタしている間に利益を得るのはどの国か、バイデンが特別優遇政策をしなかったとしても皆さんの想像通りの展開になるでしょう。

中国の影響力が増大し、衰退したアメリカは社会主義国に変貌するかもしれません。

生きてる間にアメリカが赤化するなんてついこの間まで想像すらしていませんでしたが、これほど恐ろしい事はありません。

一国二制度を撤廃された香港市民の気持ちが今になって身に染みて分かります。

希望があるとすれば、バイデン氏が大統領になっても議会が政策をせき止め何一つ実行できず国民はバイデン政権に失望、また民主党内左派からは「いつまで役立たずが大統領をやっているんだ。カマラに大統領の座を明け渡せ」と針の筵になった頃に中間選挙がやってきます。今回の選挙戦で言われたバイデンファミリーや民主党幹部の不正関与も思い出されるでしょう。
この時にアメリカ国民が、かつて日本人が民主党政権にダメ出ししたようにして選挙で惨敗するような事になれば、次の選挙では共和党から大統領が復活するでしょう。

それまでにあの国やあの国が大人しくているかどうか、アメリカが修復不可能なほど破壊されはしないか、まさに歴史のターニングポイントに立っている状況ではないでしょうか。

こんな重大なイベントにあって眺めているだけというのは無力感に苛まれます。
Posted at 2020/11/14 23:32:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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