quadrifogliospaのブログ一覧

普段は野党に手厳しく言っていますので今回は与党に苦言を呈す回になります。

３月に提起された中国のウィグルやチベットでの人権侵害に抗議する対中人権侵害非難国会決議が可決されないまま菅首相はＧ７各国首脳サミットに出向きました。

Ｇ７では中国に人権問題改善を求める宣言の採択を巡り、各国首脳が激しく論争を繰り広げ調整が難航したようです。

対中人権侵害非難国会決議は野党各党も了承しましたが与党責任者会議が差し止めているのですが自民党の二階幹事長と公明党の山口代表が難色を示しているようです。

人権問題を積極的に訴えている一人の長尾たかし議員は「敵は内にあり」とする動画を上げています。


野党は与党が合意できない事を見越した上で了承したという見方もありますが、この後の国会で内閣不信任案を提出する構えであるとも言われます。

与党抵抗勢力からすると内閣不信任案が出されれば、会期切れでこの批難決議を見送り出来るとの目論見があるようです。

中国はこの足並みの乱れを見透かしたかのように中国はＧ７のような小さいグループの意思決定に従うつもりはない、と宣言しました。

中国はかつてより日本が自由主義陣営の中で最も切り崩しやすい国と見定めて親中派議員や外務省チャイナスクールなどを通じて数々の工作をしてきました。

平成天皇が天安門事件で制裁を受けていた中国を訪問した事で制裁緩和ムードになった事からも確かな手ごたえを持ち、時間を掛けて浸透工作を続けているのでしょう。

国際的に協調して中国制裁を強める中、後ろ向きな日本は各国にどのように見えているのか想像するとゾッとします。