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大規模接種会場での一般への接種が始まりました。

それに伴い、自治体からの接種券が順次発送されています。
ウチの自治体では自分の年齢層は一番最後、オリンピックが始まってからというスケジュールになっています。
接触機会も少なく、感染リスクが低いと評価されていると前向きにとらえています。
ただ、自治体によってはオンラインで整理券番号を調べれば、会場で即時発行して接種を受けられるようになっていたりと対応はまちまちなようです。

自分は率先して打ちたいとは思わないので自分の自治体がどうなっているのかまでは調べていませんが、人と接する職業の人などは少しでも早く打ちたいでしょう。

一方で、ワクチンに反対する立場の人らの反発が結構な問題になりつつあります。

「＃プラグを抜こう」

という呼びかけがＳＮＳでなされています。
新型コロナウィルスのワクチンのうちmRNAワクチンは壊れやすいため、冷凍での運搬、保存が必要で厳密に温度管理されています。

そして実際に神戸市では保管冷凍庫の電源プラグが抜かれて２１５回分のワクチンが廃棄されています。

打ちたくない人は打たなければいいだけなのに打ちたい人の妨害に及び、今後接種が進むと社会問題になりそうです。

今回のmRNAワクチンはウィルスのRNA情報を切り出して接種する事で体の防御反応を引き起こすもので、これまでの弱毒化したウィルスを体内に送り込む「生ワクチン」とは違う事から、殊更に危険視する声が上がっています。

なかでもマイクロチップが混入されていてビル・ゲイツが人類の人口を５億人に減らす計画のためにコロナウィルスが人為的に撒かれたという陰謀論が根強くあります。

そんなマイクロチップがあるなら別に普通のインフルエンザワクチンでもなんでもいいと思うのですが、アメリカの感染症対策トップのアンソニー・ファウチ博士がオバマ政権時代にアメリカ国内で危険な実験が出来なくなったため、中国の武漢ウィルス研究所に資金提供して引き続き実験を行っていたという情報も明るみになってきただけに、不安な人々が陰謀論に飛びつきたくなっているようです。

オリンピック反対論も根っこは同じでしょう。

しかし日本は世界各国で死者数が増加する中で、全体の死者数そのものが減っている稀有な国の一つです。


例年のインフルエンザで一万人程亡くなっているものがコロナに置き換わった格好で、自粛などで外出機会が減るなどしての事故も減少しているようです。

一方で「自粛」の為に、がん治療や透析などに出かける回数を減らしているという人もいます。

今回に限らず、ワクチンは特に過敏な体質の女性などで過剰反応が出たりすることもあるそうで、それで亡くなる人も出てきているようですが、ワクチンを打てば感染リスクが下げられ、また罹患した場合でも重症化しにくくなると言われていますのでトータルで見ればやはりワクチンを打った方が生き延びる可能性は高まると思われます。

ワクチンは死者が出るからダメ、オリンピックもコロナの死者が一人でもいるうちはダメ、これでは社会が回りません。

飲食店も賃貸契約などの条件によっては厳しいところも出てきていますし、オリンピックに出場するアスリートも中止となれば次の大会まで現役でいられるかもベストが出せるかも分からなくなります。

未知の物に対峙して怖いという気持ちは分からんでもないですが、自分だけでなく他人にも強制するのは感心しません。

生物学的な視点で見れば「淘汰」が起きる事によって全体はより強くなり生き延びる事になります。

世の中に蔓延する同調圧力と異なる考えは攻撃して構わないとうう不寛容さこそがウィルスより恐ろしいと思う次第です。