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東京オリンピックの開会式で楽曲を担当する予定だったミュージシャンの小山田圭吾氏が過去の虐め問題で炎上し、辞任を表明し受理されました。

当初は謝罪表明して留任とされていましたがどうも映像製作チームが飛び火するのを恐れて小山田氏の留任に拘ったともいわれております。

この問題では小山田氏の親戚のミュージシャンが批難する世論を挑発したり社会学者の古市憲寿氏が「忘れることが大事」と言いながら「裁判するには金も頭も要る」という障碍者をバカにするような発言で炎上すると「知り合いの結婚への花向けの言葉だった」などと釈明しさらに炎上するなど場外乱闘に発展しています。

過去の過ちを忘れられる権利と言うのは過ちに向き合い、きちんと罪を償った者だけに言える事だと思います。
小山田氏は世間体を気にする謝罪はしましたが、いじめを加えた相手に直接謝罪をして許しを請うたのでしょうか？それ無くして「忘れられる権利」なんて口が裂けても言うなよ、と思います。

一連の動きは今の日本を象徴するような本当にくだらない話だと思います。

この問題に終止符を打ったのがトヨタとの見方があります。

トヨタは東京五輪パラリンピックの最高位スポンサーですが、豊田章男社長が五輪開会式への出席を見送るほか、五輪関連の国内ＣＭを放送しないと表明しました。

「色々なことが理解されていない五輪になりつつある。アスリートが集中できることを一番に考えたい」との事ですが、一部ではトヨタ自身やＣＭ出演者らに五輪批判の矛先が向かわないように配慮したとの見方もあります。

白血病を克服し五輪代表に復帰を果たした池江里佳子選手に対して一部から「なぜ辞退しないのか」といった非難が殺到した事からもトヨタ側の決定は杞憂ではないでしょう。

そしてトヨタのこの決定が電通などの広告利権を動かした事で小山田氏が辞任せざるを得なくなったのかもしれません。

こんなグダグダで世論に押されて無観客にもなってしまった五輪も今週には開幕します。
世界各国から集まるアスリートには「雑音」を気にする事なく、パフォーマンスの全てを発揮して欲しいと思います。