ウチに来た時からトラブル続きのAprilia RS250もいろいろ手を入れて信頼性が増したので諸々確認の意味で奥多摩周遊道に遠征しました。
っつって車で先週来たばかりですが(笑
前日までそのつもりで用意していて、朝、起きたらどうも具合が良くない。
天気も悪そうだしどうせ道も混んでるだろうから今日はナシだなぁ、と飯を食ったらなんとなく復調、外も勿体無いくらいの快晴で道路交通情報を見たらほぼ渋滞ナシなので急遽出撃です。
ツナギを着込むのは数年ぶりかな。ちょっとお腹がキツいですが、なんとか着られました。
パンパラ言わせながら青梅街道~新青梅街道で奥多摩を目指します。
下道を選んだのはまぁ高速代が勿体無いという事もありますが、途中で給油したかったからです。
どこで給油すれば帰ってこられるかかつて毎週のように通った道ですから見当はつくのですが、最近、立ち寄っていたGSがことごとく廃業していて計画が立てられなくなってきました。
なるべく目的地近くまで引っ張った方が航続距離が伸ばせるのですが、単独で走ることができず、常に周囲は車に囲まれた状況で車線の都合で入れなかったり、また左車線でも後続車に煽られてたりでなかなかGSに入れませんでした。
軍畑のあたりで入れないと最後だなぁ、と思いながらメーターを見ると、あれ?今信号停止した時まで動いていたメーターが動いてないぞ?あらら?と思ってるウチに対向車線側のGS通過。
まぁいい、この先にあったはず、とずっと煽ってくる軽をアホか秋の交通安全運動期間中だっつーのと抑え込みながらそのGSに着くと、あらら休みですか。
計画が狂い始めました。
ここから先はGSはありません。計算上は周遊道を抜けて下っていってもGSのあるあたりまではたどり着けるはずですが、いかんせんオドメーターが死んでいるので残量を計算できません。
リザーブに入ってカラになるまでの距離はおよそ見当がつくので、それまでは燃料節約で周遊道を抜けることにしました。
まぁ燃費運転をしなくても地ティーの法廷速度未満走行に引っかかる事は分かっていましたから焦りは感じていませんでした。
渋滞の車列から離脱して周遊方面へ。
速そうな後続車を行かせたらマイペース運転です。
自分も勘が戻ってないでしょうしバイクもタイヤの外側の皮むきが終わっていないため、飛ばすつもりはありません。
クセなのか左旋回はイメージどおりですが右旋回が苦手です。
左側通行だからとか人間工学上そうなるとか理屈はあるんでしょうけど、乗れてる時は右も左もイメージどおりできるのでやはり勘が戻っていないのでしょう。こういう時は無理は禁物です。
どんどん登っていくと、なんだかパワーが出ません。
空気密度のせいかと思いましたが、途中の気温表示も2度くらいしか下がってないし、それほど差が出るとは思えません。
もしやガソリン残量不足?コックをリザーブに切り替えると心なしかパワーが戻ったような???
だとするとずいぶん燃費が悪いです。
とにかく下の集落のあるあたりまでもたせるために燃費運転です。
まさか周遊でレッドゾーンに届かないどころか7000rpm未満で走る事になるとは。
頂上付近からはスロットル全閉です。
幸い、走っている連中は駐車場でまったりモードなようで単独で走ることが出ました。
ところが下りきる前に目の前に観光バスに割って入られてしまいました。
ガソリン残量を気にしながら燃費運転中に自分のペースで走れないのも痛いですが、この細い山道でとにかく邪魔。カーブや対向車が来るたびに止まるのでは?と思うほど減速してくれます。
あっというまに自分の後ろにも車列ができてしまいました。
それでも下りきればGSがあるだろうからとひたすら我慢です。
と思っていたら檜原村でバスに気を取られてる間に秋川方面へ。
あらら、こっちには殆ど来たことがありません。まぁ民家があればGSもあるだろうとノロノロ走りますが、どこまで行ってもGSがありません。
さすがに残量が気になります。あとどれくらい走れるか分からないのにどこまでいけばGSがあるのかも分からないというのはなんとも心細いです。
まぁ最悪の場合、任意保険のロードアシスタンスサービスに電話という事で行ける所まで行くことにします。
ようやくGSが見えてきたと思ったら休み。
やっとのことで営業中のGSにたどり着きましたがクレカは扱っていたいとの事でサイフの中にはジャリ銭しか入ってないのでとりあえず500円分、2.8L入れてもらいました。
けっこう残量があったし足した分だけで30kmは走れるのでもう一度周遊を抜けてダム湖方面へ戻れますが、引き返し途中で間違えた上野原のGS目指します。
ここから甲武トンネルまでの区間もなかなかチャレンジングで好きです。
ガソリンも足して元気が出たのでちょっと引っ張ってみますが、なかなか快調で気分爽快ですね。
サスペンションはリアはいい感じです。固すぎたりフニャフニャだったりせずに変に主張して来ないので安心感があります。
フロントはアタリがつてないのか、ちょっとゴツゴツします。
プリロード、ダンピングとも最弱ですが、よく言えば踏ん張ってフロントが逃げるような嫌な感じはありませんので慣れるしかないかな。
フロントブレーキもまだアタリがついていないのでフルボトムにはまだまだ余裕がありました。
トンネルを抜けると見通しが悪い上にスピードバンプというにはあまりに盛り過ぎで車でもバイクでも壊れるんじゃないの?という悪路になるのでまた燃費重視の走りに戻ります。
上野原のいつも給油していたGSに着いてみるとまたしても「本日休業」おーい!!
道中にパスしたGSがあったけど戻ったところでまたクレカ使えないと意味がありません。
18時か19時でGSも営業終りそうだし仕方ないので中央道に乗ってSAで給油する作戦に変更。
外してあるETCユニットを配線してちょっとトイレ休憩。
気を取り直して上野原ICを目指しますが途中で八王子渋滞17キロ、の表示で上野原市内もすぐに渋滞になりました。
お前らガス欠させる気だな、そうはいくか!
中央道に乗ると次のSA・PAの案内がありました。
あれ?石川ってPAだっけ?そうすると高井戸まで給油ナシ?
さっき継ぎ足した感じだとなんとかいけそうな気もするけど渋滞の具合ではダメかも、という事で急遽八王子ICで降りてGSを探すことにしました。
途中、小仏トンネルでDMCデロリアンに遭遇w
珍しいもん見たわと思ったらタンクの下辺りから異音がしはじめます。
どもう5速、6速で4000rpm程度の低回転で走っている時限定のようですが、ミッションというよりシリンダのあたりのような気がします。
新たなトラブルか?それともさっき足したガソリンが粗悪でノッキングが出ているのか?丁度渋滞解消してきて80~100km/h程度になってきたのでメットの風切り音でよく聞こえません。
以降再発せず。
ようやく八王子ICに到着。前来た時もそうだったけど、16号のGSって対向車線側にしかないんで往生します。
なんとか車の切れ目で対向車線のGSに飛び込んでやっと満タンにする事ができました。
これによると残量は約4Lたったので計算上は家までたどり着けましたがまぁ心配しながら走るのはよくありませんし、これで安心して走る事が出来ます。
このまま下道で帰ろうかとも思ったのですが、とにかく無駄に疲れたのでまた中央道に乗って自宅近くの高井戸まで行く事にしました。そこまで行けば押して帰ってもいいくらいの距離ですから。
その後は渋滞の情報が出ていましたが解消していたのか、混雑という程度でした。
トラブルといえばメーターが動かなくなったのと高速で異音がしたくらいで、エンジン自体の信頼性についてはほぼ問題なしでしょうか?
ただトラブルフリーとはいきませんでした。
メーターはフロントからのメーターワイヤーが切れたのだろうと思っていましたが、外してみると意外や切れてはいないようです。
動かなくなったのも針が暴れたりしたのではなく突然止まってしまったのでこれはメーターの問題か?
達成感と疲労感、そしてやっぱり家で寝てれば良かったという後悔の一日でした。