
今日はteam六連星さん主催のTC2000走行会を走ってきました。
週間天気予報は雨予報でしたが午前中はまだ降り出さないかもという事で、他に開催される走行会が無かったこともあって急遽スケジュールを1時間前倒して休憩も短めで切り上げて3本中2本はほぼドライで走る事ができました。
サーキットに顔が利く常連主催者さんならではの神対応ですね。
前日まで仕事をしていてもグニャーとなって諦めていただけに、去年からいろいろ準備してきたのが報われました。
準備といっても今回走りに繋がる部分ではようやくで新品タイヤの投入となりました。
これまでも入れるつもりだったのですがいろいろタイミングが悪く、ズルズル5年モノのタイヤで走っておりました。
今回入れたのはDIREZZA ZⅡ STAR SPEC。申請書ではPOTENZA RE-71Rとかウソ書いちゃってすみません(笑
スタスペが世に出たのは随分前で、ドライでのグリップ性能とコストパフォーマンスの高さからスポーツ走行界隈を席巻した勢いでした。
しかし昨年は満を持してブリジストンが本気を見せ付けたRE-71Rにガラリと勢力図が塗り替えられてしまいました。
1年でこの激変は容赦ないですね。
しかしスタスペにも価格以外のメリットがないかといわれれば、空気圧変化にシビアではない、つまり周回の最初から最後まで安定したタイムが期待できる点が、他の一発のタイムは出るけどおいしい所を過ぎたら急にタレるようなタイヤよりは扱いやすく、スロースターターの自分には向いているような気がします。
そしてもう一つの秘密兵器が空気圧モニター「エアモニX」
戻ってきて空気圧をチェックして調整したりは当然していましたが、走っている最中はどうなんだという事です。
周回を続けるととてもいい感触もあれば、イマイチに感じたけどタイムは出ている、とかもう少し客観的に見られるデータが欲しいと思っていました。
もう一つの秘密兵器、レーシングプラグですが、こちらは番手が合うとか合わないが分からないので温存しておいてキャブのジェッティングのベストで投入予定でしたが、3本ある走行枠の3本目は完全なウェットになってしまったので使わず終いでした。
今回は予定より前倒し進行のためいつもよりなんだか慌しくすぐ走行の順番が回ってきます。
前の早いクラスに続きコースイン。まだなんとか曇りです。
やはりタイヤの感触。これが良い!エアモニによるとまだ空気圧は全然上がってきていませんがグイグイ切れ込んでいきます。
新品タイヤ、そして世代が新しいタイヤはこんなに違うのかと改めて驚かされます。
これがタイヤが温まって空気圧が上がってくると転がり抵抗が減っていき、最高速度が伸びるようになって来て、どこかにコーナリングのグリップとストレートの伸びの両立する箇所があるハズなのです。
試しにずっとコースに残って周回を続けていると負荷が掛かる左前輪と左後輪が2.65kgf/cm2にまで上り、さすがにこの状態ではズルズルでした。
一本目を走り終えてエアを温間で2.3kgf/cm2に合わせます。
ザラザラでもベトベトでもなく綺麗に減ってると思います。
ジェッティングはモアベターを目指してメーンをリッチ方向に振ってみます。
お昼休憩もそこそこに二本目開始です。
ポツポツ降り始めてきましたがワイパーを使うほどでもなく、路面もドライといっていいでしょう。
しかしこれがストレートが伸びない、高回転まで引っ張りきれない印象です。
路面温度が降下してきてタイヤも温まりきらないままです。
ちなみに今回の秘密兵器番外編の非接触式の温度センサーでタイヤのトレッド面の走行後の温度を記録しており、殆どのタイヤは外側ショルダーの温度が高く、内側はあまり上がっておりませんでした。(ネガキャン不足?)
また一本目に比べて二本目の温度があまり上がってきていません。
3本目は完全に雨。路面も全面ウェットコンディションでした。
まぁミューが低い方がドラテクの勉強になるからととりあえずコースイン。完熟走行が終わってアタック開始、と思ったらあれだけ早めに丁寧にブレーキングした1コーナー進入で180度スピン。
まるでリアがプラスチックタイヤのように簡単に回ってしまったので、これは危ないという事で早々に引き揚げてきてこの日は終了としました。
ベストタイムは走行中にデータロガーの表示を見てベスト更新したのは知っていましたが正式なリザルトによると1'14.563でこれは昨年の夏に出していた自己ベスト1'16.979に対して実に2.4秒も速くなっています。
走りの部分でのメカ的な変更はありませんので、これは単純にタイヤの恩恵といっていいと思います。
分析はいろいろなデータが取れたので後でゆっくりやろうかと思います。
この主催者さんの走行会では毎回クロージングで表彰や景品をかけたじゃんけん大会なども目玉の一つですが、今回は自己ベスト更新の他にも参加10回目の精勤賞と最高速は最も遅いけどラップタイムはドンケツではなかった「努力賞」というご褒美を頂きましたよ!
正直、じゃんけんやビンゴは運(なぜか取る人は何度も取ったりする不思議)な部分がありますが、今回いただいたものはひとえに私めの努力の結晶であります。
もうニッコニコです。
自分より遅いのはトラブルでリタイアしてロクにアタックできていない人達ばかりですが、サーキットでは結果が全て。何秒で走ったかで言い訳は通用しません。
しかし今回のベストラップのタイム、自分がここの走行会に初めて参加した9年前なら全体でも真ん中くらいのタイムだったんです。
以前は参加者の1/3近くを占めていた軽自動車で参加してくる人は皆無で排気量1.29Lというのはもう最小なんですよね。
もちろん46年落ちのクルマで走ってるヤツも見当たりませんが(笑
新しい車に箱換えすればサクッとタイム出るのは分かっています。でも、それは面白くない。
みんな、もっと走ろうぜ軽自動車で。
∧_∧ ボッコボコにしてやんよ!
( ・ω・)=つ≡つ
(っ ≡つ=つ
/ ) ババババ
( / ̄∪