連休は母親の入院費用支払いのため、気仙沼に行っていました。
恒例で金曜の仕事上がりに足車で東京を発ち、東北道を北進して深夜に到着するパターンで、せっかく早上がりしたのに帰宅の電車が遅れたのと首都高外環で少し渋滞した以外は極めて順調で、高速90km/h(±10)で490kmを6時間半たらずの深夜1時過ぎに到着できました。
実は今回、巷で噂のアルミテープを実験してみました。
バンパーなどにアルミテープを貼ると操安性や回頭性が増す、というアレです。
そんなバカな話があるのか?というオカルトグッズっぽいですが理屈ではあり得るかも、とは思っていました。
まぁアルミテープは持っているし下道30km、高速420km、峠道40kmくらいでデータを取るには十分かと思います。
という事でみよう見まねで適当に貼ってみました。
まず、フロントバンパー。
トヨタの実験ではクシ状に切ったものを貼っていましたが、出発間際にそんな事はやっていられないので、とりあえず尖った部分が出来るように長方形を三角に二等分してバンパーに貼ります。
尖った先端をバンパーから外に出すとセントエルモの火のように放電(?)しやすいかっと思いましたがどうでしょうか。
粘着成分に導通性があるか見ているヒマが無かったので端を折ってバンパーに接触するようにして剥がれ防止のため、透明テープで押さえています。
そしてフロントガラス。
ここはガラスの透明部分に掛からないように、かつワイパーに干渉しないという事で大きさや位置は限定されましたので効果があるのかどうか。
そしてステアリングコラムカバーの下側。
ココが一番謎です。
だってアルミテープから何かが放出されたとして、それは車内に留まる訳ですから意味があるのかすら疑問です。
で、走り始めると、ハンドルが軽い???
しかしこれは出発前にタイヤの空気圧を高めた影響だと思われます。
環八の混雑を抜け、大泉から首都高外環に乗り、渋滞を抜けて流れ出すとなんだかハンドルが重くなっている事に気が付きます。
ハイグリップタイヤに履き替えたような感じです。もちろんタイヤは前回と同じですし空気圧もほぼ同じだけ入っています。
ん?パンクしたか何か壊れたかな?と思い途中のSAに入って確認しますが特に問題ありません。
そこでステアリングコラムカバーのアルミテープを剥がしてみる事にします。
するとハンドルが軽い!というか元に戻った感じです。
走りながら元の位置にアルミテープを貼り直し、ハンドルの遊び分くらい左右に揺さぶっていると貼って5秒後くらいからグゥっと重くなったのが分かります。
これは面白い!こんなに簡単なシロモノで効果が体感できるなんて。
トヨタの説明によると、一見エアロダイナミクスに関係なさそうなステアリングコラムカバーにアルミテープを貼るとステアリング系、つまり前輪の電位差が解消される事によってタイヤハウス周辺の空気の流れの乱れが改善される、とあります。
そうするとこの重くなったのは、いわゆるダウンフォースというヤツがこれまで以上に働いているという事なのか?
そして、次に気が付いたのは、トラックなどに追い越されたり追い越す際、風圧でググッと押さえつけられるのが軽減されているような気がします。
これはステアリングコラムカバーのように走りながら貼ったり剥がしたりはできないので、あくまでも「気がする」なのですが、何度でも軽減されているように感じられます。
これはこの日体がそう感じただけかと思ったのですが、エアロボディの長距離トラックでは殆ど影響が感じられないのに、箱を乗せただけのようなトラックだとやっぱりグゥと押される感じがするので、気のせいとか勘違いの類ではないと思います。
そして燃費は23.0km/L。
タイヤ外径変更分を補正すると約24、1km/Lで2週間前の22km/Lから2km/L、約9%の改善となっています。
ただ、これは気温が下がった事によって空気の充填効率がアップしていたり、エアコンをほとんど使用しなかった事、また前回から入れ始めたハイオクガソリンの影響とも考えられるため、ただちにアルミテープの効果とは言えないかもしれません。
まぁなんにしても悪くなってなくて良かったというところ。
高速を降りてから、程なくして峠道に入ります。
良く言えば直進安定性が良い。しかしハンドルが重い。
重いというかセルフステアが強くなったようで、いつもの感じでステアリングを握っているのを緩めると早く戻り過ぎてしまうので常にツルツルと緩めるようにしなくてはなりませんでした。
これも気のせいではなく、これまでやらなかった操作を強いられるようになったので変化があったと言えます。
スポーツ走行に向くかと言われればハンドルが重くなったように感じられるので万人にはオススメできませんが、高速道路での直進安定性が増したことによって修正舵角は少なくて済む反面、ちょっとの修正でにもグイッと力を入れなくてはなりません。
テープの貼り方はもちろんの事、セダンやクーペ、ハッチバックなどのボディー形状やFF,FRといった駆動方式によっても影響が違うのでしょう。
今回は見栄えもあって、Bピラー付近のガラスにははりませんでしたが、そこらへんに貼ると回頭性が良くなる場合があるとか。
興味はつきません。
気仙沼の母親の方はここ一か月くらいは体調が良くないのか返事もなく眠っている事も多かったのですが、珍しく朝から起きていました。
相変わらずはっきり喋らないので何を言っているのか聞き取りにくいですが、調子は悪くないようでした。
勢いよくクシャミしたので「クシャミは調子いいな」と言ったら笑っていました。
で、今回は母親が入院してから6か月になります。
どういう形であれ、ここまで長期になるとは思っていませんでしたが、介護保険の認定見直しから始まり、障がい者手帳の申請、復興公営住宅のキャンセル、大叔母の一周忌、そして気仙沼市内の殆どの特養、老健への申し込みなどを済ませていたので、「待ち」の状態だったのですが、さすがに入院から半年も経っていることから病院からそろそろ退院してほしいとい言われました。
それは病院も分かっているので、宮城県以外をあたってみるとか東京に連れて行っては?とまで言われました。
母親の身柄を取られているので言いたいことも言えないのですが「姥捨て山じゃないんだからどこでも入れてしまえばはいおしまい、ではないですよね」と言ってやりました。
だいたい入院中に脳梗塞が悪化したのは病院の落ち度では?医療過誤の線で責めてもいいんですけどね。
まぁ病院の医者や看護婦には親を気仙沼でほったらかしてたから病気が悪化したと言われたので、お互い腹に一物持った状態です。
それでも実際に向き変えしたり食事の介助をしたり下の世話をしてくれている補助看さんには「大変だね。言われた事は気にしなくていいよ」といってくれたりします。
親にも良くしてくれているのでなるべく転院とか環境が変わらないようにしておきたいです。
とはいえずっと病院に置いておく事も出来ないので、これまで地理的にちょっとと思っていた市内の老健にも申し込みをしに行きました。
もっともどこも数百人待ちの状態なので、申し込んでもしばらく待ちになるのですが。
仮設住宅の布団なんかも干したかったのですが滞在中には晴れなかったので、軽く掃除くらいで気仙沼を後にします。
復路はいつも往路より燃費が良くなる傾向にあります。
標高で言えば福島県の白河市あたりを境にそれぞれ下っていくのでそれほど差は出ないと思うのですが帰りの方が楽な気がします。
ハイオクも給油三回目で9/10は入れ替わっていますのでほぼハイオクと良いかと思います。
しかし東北道に乗って15キロも行かない所で渋滞発生です。
事前の道路情報にもカーナビのVICSにも事故情報はありませんでしたが、運悪くICが合流してくる先で三台が絡む事故で車線規制でした。
結局数キロ進むのに40分以上掛かり、燃費も20km/Lまでドロップ。
アルミテープの燃費への影響は次回以降の帰省にお預けとなりました。
気を取り直して南下していると二本松のあたりでまた渋滞です。
ただしこちらは登り坂で失速するポイントに交通集中で発生したもののようで、2~30km/hでノロノロ走っていられます。
お陰で燃費は22.4km/Lに回復。
更にその先でも渋滞が報じられていたので無理に追い越し車線を走らず流れに乗ります。
佐野藤岡から館林まで15キロの渋滞という事でしたが差し掛かった時には最後の方数キロが渋滞している程度に解消していました。
最終的に復路の高速での燃費は23.7km/L。
これがアルミテープの効果かハイオクなどのせいかは分かりませんでしたが、タイヤ補正で約24.9km/Lと2インチアップしてタイヤを交換したりマフラーを交換した後では最高値となりました。