前回、タイトルのナンバリングを間違えていたようで今回がその⑯の週末気仙沼行でした。
今回は夜中明け方には氷点下になっているという気仙沼の冬対策でスタッドレスタイヤに交換しましたが、氷点下でいきなら凍らないとはいえ、そろそろ夜中に峠を走るのは危険な気がするのでまた土曜の早朝出発に戻した方がよさそうです。
とりあえず今回はいままでどおり、仕事上がりで東京を出発します。
もう一つの変更はヘッドライトをイエローバルブに交換しています。
走り始めると、視界が真っ黄色。
暗い訳でもないし固有色が分からなくなるほどでもないのですぐに慣れましたが。
今回は純正ホイールに標準タイヤサイズのスタッドレスタイヤに交換して燃費がどれくらい変化があるか見てみる事にします。
東北道のだいたい川口から70キロ付近までが平坦で一番燃費が伸びます。
26.5km/L。
この日は事故や渋滞のトラブルは無く、走行条件を前回に近づけるためにGPSで速度80km/h前後で巡航します。
付近では最高標高の白河までは速度を抑えて、そこを過ぎたらペースアップする事で燃費と時間の両立を図るのは前回の帰省と同じです。
ただ、福島県に入ったあたりで
「二本松ICから先、逆走車あり。速度落とせ」
の案内がっ!
マジかよ、死にたくねぇよと思いながらわずかな光も見逃すまいと前方を注視しますが周囲の車はそんな事おかまいなしでどんどん追い越して行きます。
ばかが!並んでる時に逆走車が突っ込んで来たら逃げ場ないだろうか、どっか行け!
その後30キロくらいそんな感じでしたが次の案内板が出るとあれ?逆走車のいる地点が次の地点になってる。
そういえばパトロールカーも上り車線にしか走ってないし、これは逆走車が居るのは上り車線、つまり自分と同じ方向に走っているのでは?
多少安堵しましたが、生きた心地がしませんでした。
そんなこんなで高速を降りた時の燃費計24.1km/L。
前回、過去最高の換算26.3km/Lからすると悪化していますが、これはスタッドレスタイヤのせいもあるでしょうが、OBD2と通信するアプリで燃料消費量を見ていると、どうも外気温が2度や1度を示した頃から燃費が伸びなくなったように思います。
そもそも何故気温が低いと燃費が悪化するのか。
冷間時はエンジンオイルやオートマフルードなどの粘度が高く暖機が済むまで抵抗が多い、タイヤの空気圧が下がって転がり抵抗が大きいなどの要因が考えられますが、ずっと走ってきたところですからここらへんの問題ではないでしょう。
オートチョークでもないでしょう。
空気は10度下がると密度が3%増えます。
そうすると混合気が薄くなったと判断したECUが燃料噴射量を増やしてスロットルバルブが閉じます。
また大気密度が増すという事は空気抵抗そのものが増えます。
ただ高速を降りたせいぜい70km/Lしか出さない夜中の峠道でもぜんぜん燃費が伸びなかったので、そうするとタイヤの空気圧や転がり抵抗の影響でしょうか。
感触としては高速道路では空気抵抗、下道ではタイヤの空気抵抗増大ということでしょうか。
6時間半で気仙沼の仮設住宅に到着。就寝しました。
翌日、土曜は朝から雨。
これはお墓の掃除は無理だなぁ、と1時間半くらい布団の中でうだうだして、仕方なく起き出して朝飯、といっても買い置きのカップラーメンを食します。
これまで仮設住宅の台所と寝室はだいぶ片づけたのですが、居間は書類を動かして分からなくなると困るので手付かずでしたが、やっぱり書類が整理されていないと自分が困るようになってきました。
母親は東日本大震災で罹災した事もあって
・仮設住宅関連
・災害公営住宅申し込み関連
・家屋土地関係
・昨年亡くなった叔母の葬儀、相続関連
・自身の病気、入院関連
・介護保険関係
といった問題を抱えていました。大叔母の件は全部終わったので後は三回忌とかだけですが、それに加えて、介護施設探しの書類も発生しています。
金品に関わる書類は自分の方で預かっていて、また役所にも郵便は東京の方に転送してもらうようにお願いしているのですが、やはりまだ仮設住宅にも経緯が分かる書類が残っています。
脳梗塞を発症する数か月前には糖尿病で倒れていて孤独死寸前だったこともあって、書類は整理されているとはいえませんでした。
こたつや温風ヒーターを出すついでに、今回はちょっとこの書類を分類しようというのが今回の帰省の目的の一つでした。
まぁ部屋を掃除したり役所や施設に出す書類書きをしている間にけっこういい時間になったのでお昼過ぎにイオン気仙沼店へ。
看護師詰所に渡すお菓子とか、あとは部屋の片づけのために書類ケースを買いました。
前回病院では、母親は胃ろうにして鼻のチューブが取れたので少し良いようでした。
体重が2キロほど落ちたという事でちょっと顔もほっそりして見えます。
近況や届いていた手紙や自分が仮設住宅にいる間に受けた電話の事などを話しました。
病院の支払いなどを済ませたら晩に食べる弁当などを買って「帰宅」。掃除や書類の整理をします。
晩飯後は恒例の?友人宅に遊びに行きます。
仮設住宅を出発すると、すごい霧だ。
ヘッドライトのイエローバルブでもちょっと前が見通せないくらいの濃霧です。
ここの仮設住宅はふもとから2キロくらい山の中に分け入った所にあり、住宅のすぐ脇を沢が流れているのでまぁちょいちぃ霧が出るのです。
そういう事情もあってFitのヘッドライトをイエローバルブ化してあったのですが、やはり濃霧は困ります。
ハイビームでは光芒が見えるくらいですが視界が遮られるほどでもありません。
徐行して下るとだいぶ視界が良くなりました。
ロービームなら無問題。
翌日の日曜日はときより雲間から太陽が覗く感じですが風がないので体感温度は暖かいので陽がある午前中のうちにお墓の掃除へ行きます。
来る度に軽く掃除しているのでお墓石は綺麗でしたが落ち葉が凄く、丁寧にやっていたら二時間も経っていました。しかも雨もパラついてきます。
そそくさと母親の入院している病院へ。
昨日同様、体調は悪くないようでした。
ただ言ってることがよく分からない事があります。
脳の言語中枢がダメージを受けているのか呆けているのか自分では判断しかねます。
いつもより遅くなりましたが夕方前に気仙沼を出発します。
きっと夕方のラッシュに巻き込まれて時間が掛かると思ったのですが、平日とは違うようで高速までは順調でした。
ただ、高速に乗れたのは日没後で道路は既に混雑しています。
こうなると燃費運転をしたくてもままならないし、店が閉店する23時までに東京に帰りたかったので
追い越し車線に移って急ぎます。
追い越し車線でも100km/Lも出ない位でしたが、6時間半ほど、22時15分頃東京に到着しました。
高速での燃費は23.1km/L。燃費を時間に変換したと思えば納得でしょうか。
しかし東京に戻って来ても霧???
いくら自分がイエローバルブで備えても、周囲が純白ライトでは意味がありませんでした。
スタッドレスタイヤ同様、過信は禁物。そういう時はなるべく出歩かないのが一番の安全対策でしょうか。