先週は母親の転院準備で平日に休みを取って気仙沼に行っておりました。
今の病院が入院からほぼ8か月経っているので退院してほしいと行く度に言われているので特養や老健を待っていてもいつ決まるかも分からないので、気仙沼近隣で長期入院できる病院があるという事で申し込みのため医師と時間を調整していたのですが、直前になって面談の日を変えてほしいと言われてしまいました。
まぁそんな事もあろうかと木金に休みを取って土曜まで気仙沼滞在の予定でしたが、面談予定日を別の施設の申し込みのために休みを取得していた金曜に変更してのかなりタイトなものになりました。
おかげで出発は水曜の仕事上がり予定だったのが木曜午後からに変更できたので、出るまではゆっくりできました。
しかし通いなれた東北道を北進すると北関東は濃霧とまではいかなくても、すごい霧です。
イエローバルブのおかげで自分は幻惑されませんが、他の純白ライトの車は大変でしょう。
元々急ぎではないのでこっちも追突や接触事故に巻き込まれないように注意です。
普段は燃費トライアルをやっていますが、今回は時間優先で行くことにしました。
高速道路料金が3割引きだか30%割引になる午前零時に若柳金成ICを降りれるようにすれば気仙沼への時間到達も最短で済みます。
とりあえず燃費は気にせずにカーナビの通過ポイントまでの時間を見ながら速度を調節しました。
若柳金成IC通過は0時9分。もう少しギリギリを攻められたのですが、頑張っても意味がないので最後は流した感じです。
平均90~100km/hでの燃費は23.0km/L。
気仙沼の仮設住宅には1時半頃到着。
とりあえず買い置きのカップラーメンを食して就寝です。
翌日は、まず老健申込みへ。
ところが所在地の本吉は午後に行く陸前高田とは真逆の方向になります。
しかも、気仙沼市内と言っても、市町村合併する前は本吉郡という別の自治体だった訳ですから住所的には市内でも距離的には別の市町村に行くのと変わりありません。
そういう事もあって元々別の日になるように調整したのですが、まぁ相手は医者なのでこちらのわがままをいう訳にもゆかず。
こっちの申し込みの話が長引いて間に合わないようなら電話すればいいや、という事で出発します。
この日は強風で車でもときより煽られるくらいなのでハンドルをしっかり保持して飛来物や落下物に注意しました。
こういう施設の面談ではだいたいどこも1時間くらい掛かるのですが、ココはあっさり30分で終了。
これは見込みがないかもしれませんが症状や状態だけではなく本人がどういう人だったのか聞かれた事は無かったので逆にイケるような気もします。
荒ぶる太平洋。
外に出て写真を撮るのも1分が限界です。岩井岬とか風光明媚なポイントもあるのですが、無理!
帰りにイオン気仙沼店に寄って書類整理のためのものを買い、仮設住宅に戻って昼食を食べたら陸前高田の長期療養入院を受け入れているという病院へ向かいます。
ここは特養の代わりに終の棲家にする人も多いようですが、一応気仙沼の施設を考えているのでそこが見つかるまでの仮り住まいのつもりですが、現状では転院先の最有力候補。
気仙沼-陸戦高田を結ぶ東浜街道は絶賛工事中で工事車両が多く、距離的には20キロくらいですが、時間はけっこうかかるのが難点です。
しかも道路も工事車両の往来で傷んでいてホコリも凄く、晴れれば粉塵、雨が降れば泥まみれ。
病院は医師らとの面談で受け入れ即決となりました。
これまで何か月もあちこちの施設に申し込みに奔走して未だに受け入れの打診が来ないのがなんだったのかという呆気なさ。
転院日は翌々日に決めて帰ってきました。
ザ・気仙沼という感じの夜景。
翌土曜は役所と親戚を回って転院になる話をします。
翌日曜は午後には東京で用事を済ませたかったので午前中に出発します。
道中、自衛隊のこんな車や
こんなスーパーカー軍団に遭遇。
フェラーリ&ランボ。
フェラーリ512BB。
ランボ5000QV。
更には、珍しい?覆面のタンデムに遭遇。
最初、覆面が赤色灯を点けて追い越していったので誰か捕まえたのかと思ったのですが、近づくと二台とも赤色灯を点けていました。
シルバーのセダンにリアスモーク、車種やグレードのプレートが無いという近年の覆面パトカーのお手本のような二台でした。
まぁ法定速度以内で走ってる自分にはあまり関係ありませんが今日の猟果を話しているのか、取り締まりの打ち合わせなのかゼブラゾーンに堂々と停めています。
ちなみに一般車両ではアウトですが、警察車両はゼブラゾーンに停めても問題ないというめちゃくちゃな解釈なようです。
走行時間6時間10分で到着。
翌月曜は仕事をして翌日の転院付き添いの為の休みを申請。今月休み過ぎ。
仕事上がりで東京を出発します。
今回は到着時刻優先で急ぎましたが、川口JCTから70キロ付近までの平坦路はペースを上げ、白河の最高標高までは速度をセーブ、そこから先はまた急ぐという方法で時間と燃費の両立を図ります。
ところが金成若柳を降りると濃霧。
こういう事もあろうかと交換したイエローバルブが大活躍するとは。
翌朝、遅く起きて保険会社の営業所に入院期間の給付金請求に行きます。ココは母親の元職場でもあるのでついつい話が長くなります。
で、手続きをしていると通常の日額入院給付金に加え、高度後遺障害に該当するかもという事で申請書類を受け取り病院に向かいます。
手配した介護タクシーが迎えに来る時間の1時間前には付いて私物の片づけを済ませておく予定でしたが保険の方で思いの外時間を取られたのですが、予約の時間までは30分あるので病院スタッフに挨拶できると思ったのですが、病室に行ってみると送迎業者さんと親族や母親の友人など、自分が転院を告知していた人が全員集まっていました。
慌ただしく荷物を纏め、大船渡から来たという送迎業者さんの介護タクシーにストレッチャーごと乗り込み自分が付き添いに付きます。
調べてみると気仙沼の介護タクシーは車イスまでで、寝台で乗り込めるとなると大船渡か一関などになるようです。
陸前高田に向かいます。
道中、リアス式海岸が開けると太平洋が見えてきます。
病院に到着する頃には、風が強い上に雪もかなり降り始めます。
搬送口を間違えたりしながら何とか院内に上がって、自分は入院手続きへ。
途中、前の病院から申し送り状や使っている薬などを渡しそびれたという連絡があり、また受け取りに気仙沼に戻ります。
夕刻、再び陸前高田の病院へ。
イエローバルブヘッドライトもスタッドレスタイヤもこんなに役に立ってくれて泣けてきます。
母親の方はたくさんの人が一辺に見舞いに来てくれて喜んでいましたが、これからは親戚に洗濯を頼むこともなくなりましたので見舞いの頻度は減ると思います。
次の施設を早く見つけないと。そんな事を考えながら、まるで姥捨て山から帰って来たような気持ちで帰路につきます。
近所に挨拶で配るお歳暮を買っていたのでこの時、既に夜8時近くです。
明日は仕事があるので帰路も時間優先です。
時より暴風雪の中、GPSで時速100km/hで東京を目指します。
夜9時、10時と言うと乗用車は数えるほどしか走っておらず、殆どが長距離トラックで、それもSAからはみ出すくらいに休憩中の時間なので追い越し車線を100km/h巡行しても誰の迷惑にもなりません。
結局、5時間45分というこれまでの最短記録で、しかし夜1時40分に到着、荷物を降ろして車を駐車場に入れて2時過ぎに就寝しました。
高速での燃費はさすがに悪く19.0km/L。
硬めのオイル、スタッドレスタイヤ、外気温は1~2℃、時より暴風雪と燃費が伸びる要素は皆無ですが数百円で睡眠時間を買ったと思えば納得でしょうか。
今回は母親の重要な局面という事もあって強行軍でしたが、これから何かあった時は週中の平日でも1日だけ休みを取って気仙沼で日帰りで用事を済ませる事が可能だと分かりました。
ただ前後の仕事がハードモードだといろいろミスしそうなので無理は禁物といったところ。
何はともかく、母親の入院生活に一区切りつけてくることが出来ました。