10日から14日まで、四月に亡くなった母の初盆という事で気仙沼に行っていました。
この地方での初盆は七日日といってその年の八月七日に亡くなった者が出た家の者が地域を練り歩いたそうですが、もちろん現在ではそのような事をする家は無く、和尚を自宅に呼んだリ寺に集まってお経をあげてもらうそうです。
自分も母もどこかの寺の檀家ではないのでお呼びは掛かりませんでしたのでそのような事はしませんでしたが、母にゆかりのある人が焼香に来たいという事と、先月にガンが見つかった従姉が今月入院したのでそのお見舞いに行くことにしました。
さて、今回も金曜の仕事上がりに東京を発ちます。
普段なら早出して少し早上がりで帰宅して気仙沼を目指すところですが今回、帰宅間際に仕事で不備が見つかりその修正をしていたのですが、結局確認は夏季休暇明けという事で帰宅したのが22時。
仕事中は今日無理してもアレなので明日の朝出発しようと思っていたのですが高速道路の休日ETC割引が木金にシフトしたため、明日出発では割引はありません。
割引きが受けられないのに渋滞に巻き込まれる事と、明日が下り渋滞のピークであり、道中に仙台に入院した従姉を見舞うと仙台市郊外の従姉の家に二月に亡くなった伯父の焼香に行けるのが何時になるか、そして気仙沼に到着するのが何時になるか全く読めなかったため、金曜のうちに出発して土曜日を有効に使う事にしました。
しかし出発前には渋滞もピークが過ぎて解消に向かいつつあるように見えた東北道で事故が発生し、渋滞に拍車がかかります。
事故の車線規制に高速道路に乗って来る車が引っかかり、あっというまに数十キロ渋滞になり川口から15キロ地点に差し掛かるのにウチから二時間以上かかる異常事態。
常磐道に迂回する手もあったかもしれませんが、その時にはまだそこまで酷くなかったのと常磐道の方が車線減少するためアクシデントや季節渋滞に弱いので東北道で行くことにしていましたが、こうなると失敗だったかもしれません。
結局、この日はどこまで走っても常に周囲に車がいて出せても70km/hくらいしか出せず高速道路上で夜が明けてしまいました。
以前に猫同伴だったときはクーラーのないジュリアクーペで夏の暑さを避けるために夜中に走った事はありますがこんな渋滞は初めて。
先週、友人を送ったりドライブしたので高速燃費ではありませんが今回は19.8km/L(タイヤ補正20.8km/L)
高速を降りる頃には朝霧が立ち込めていました。
気仙沼の自宅に到着したのは朝6時半。
そんな感じなので、今日仙台まで従姉を見舞いに行くのは無理と判断し、行けない旨メールしておきます。
三時間ほど睡眠を取ったら食事をしてとりあえず用事を済ませることにします。
地元のイオンに買い物に。
そのついでにメタライザーという
エンジンオイル添加剤を投入します。
とりあえず墓の掃除と花を供えて焼香します。
その足で親せき宅にお盆の挨拶に向かいます。
ここの孫が連れてきた猫。相変わらずぜんぜん懐かない。
晩御飯を食べていきなさい、という事でご馳走になって帰って来ます。
翌日、日曜日。
今日は仙台にガン治療で入院中の従姉を見舞いに行きます。
東京に帰るのと同じ道で仙台を目指します。
事前にメッセージのやりとりで手術は成功して病理検査で転移も無いという連絡を受けていたので気分はずいぶん楽です。
気仙沼からだと従姉の家の方が近いので道中立ち寄ります。
新興住宅地なのでどの区画も同じように見る上、カーナビで地番まで入力できず、代表地どまりなのでスマホの地図ナビアプリを起動しますがこの日は電波が悪いのか、全くアップデートされず結局記憶だよりで遠回りになりました。
伯父の位牌があり、また独りになった義伯母を気仙沼に置いておけないという事でこちらに身を寄せております。
義従兄はとても気さくで気配りをする良い人ですが、この人も今年の三月、ガンの疑いで再検査したばかり。そちらは何事も無かったのですが、二月に伯父が亡くなったりで今度は従姉にガン発覚と本当にいろいろな事がありました。
義伯母はまだ田舎暮らしから越して来たばかりで慣れないようでしたが、耳が遠いくらいで変わりなくしていました。
伯父の仏壇に焼香したら仙台の病院に行ってみることにします。
この家から264号線一本でほぼ仙台の病院前まで行けたので仙台市内の渋滞もほぼ皆無でした。
病室に行くと従姉は元気にしていました。
お土産に持っていたマンガ本も売ってなくて読みたかったとたいそう喜んでくれました。
30分程度の滞在のつもりが気が付くと1時間近く経っていました。
そうこうしているうちに従甥夫婦が見舞いに来たので気仙沼に帰る事にします。
これで今回の自分の帰省目的は完了しました。
翌日、月曜日。
この日は母の初盆でウチに焼香に来たいという知人や親せきが来ることになっていたので押入れの中のものを表に出して虫干ししたり部屋を掃除したりしながら待ちます。
訪問客を待っている合間に網戸の張替えの準備をしたり。
訪問客も帰って網戸の網の抑えのゴムが足りなくなったのでこの日は傷んでいた二枚を張り替えて終了。これで今回の帰省で出来る事は終わり。
夕方、隣のおばさんが帰省中の孫が庭で捥いできた野菜だからと持ってきてくれたので晩御飯に食します。
普段なら夜は知人宅に遊びに行ったりするのですが明日は東京に帰る事にしていたので早めに就寝。
月曜日。
上りの渋滞も予測できませんがとりあえず東京でも用事があるので気仙沼を発ちます。
一昨日従姉を見舞いに仙台に言った道をなぞります。
添加剤の効果でとても運転しやすくなりましたので渋滞もそれほど苦になりませんでしたが交通量は多めで自分のペースは維持できません。
途中何度も本線上で止まるくらい減速します。
事故渋滞ではなく、登り勾配に差し掛かり失速するため後続車がその影響で減速、停止するバカ渋滞が殆どで、普段なら関係ない「渋滞発生個所」の看板が出ている所では必ず渋滞していました。
酷い渋滞を経て道中の最高標高地点である白河の165キロ地点。
ここを過ぎるとゆるやかな下りが続くので燃費が回復するのですが、今回はいくらもいかないうちにまた渋滞。
断続的に激しい雨も降り始めます。
トータル60キロくらい、時間にして2時間半くらいは渋滞の中にいた勘定です。
午前中に気仙沼を出発したので早ければ夕方6時頃には東京に到着するのですが今回帰宅したのは22時頃になりました。
高速燃費は20.3km/L(タイヤ補正21.3km/L)
現地でゆっくりする時間もなく、なかなかの強行軍となりましたが、従姉のガンが治ったという事だけでずいぶん明るい気持ちで帰ってくることが出来、いいお盆だったと思います。