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クルマの話ではないのですが重要な事だと思うので書き記します。
タイトルを見て興味の無い方はスルーをお願いします。

昨日、アフガニスタンで支援活動に従事されて来た中村 哲医師が武装勢力に襲撃されて亡くなられました。

長年の医療、支援活動でメディアへの露出も多い方の突然の非業の最期に衝撃が走りました。

第一報では銃撃を受けたが病院に運ばれ意識もあるという事でしたが一変、最悪の結果になりました。

遠い異国の地で身の危険を顧みず本当に困っている人々の生活改善の為に人生を捧げた立派な方でその崇高な活動には頭が下がる思いです。

武装した警備が警護し毎回巡回ルートを変えるなどしていたそうで、襲撃犯は確実に中村医師を狙ったものと思われます。

生前、インタビューに答えた中村医師は危険地域での活動について「憲法９条に守られているという感じがする。これを広めなくてはならないのではないか」と語っています。

しかし平和憲法では発射された弾丸を止めることは出来ませんでした。

これを安易に安倍政権の対米追従の結果であると批難する向きもあるかもしれませんが、そもそも外国の異教徒の医師というのはイスラム原理主義者にとっては病気や怪我は神の思し召しなのに、それを人間ごときが運命を変えてしまおうという暴挙にでている大罪人とみなされています。

ですから武装過激集団にとっては排除すべき最優先ターゲットであったと言えます。

平和憲法の理念は素晴らしいものではありますが、敬謙なイスラム教徒の命ですら躊躇なく奪う連中相手に９条を唱えてみたところで何の抑止にもなりません。

それは中村医師が身辺警護に気を遣っていた事からも危険な現地状況であった事が物語っています。

崇高な理念も生半可な武力も十分な実力を持った全く異なる思想の持ち主を止めることは出来ません。

繰り返しますが「平和」というのは念仏を唱えるだけでは維持できません。
それを守る「実力」が伴ってこそ初めて実現されているものです。

今回、現地の人々にも敬愛される立派な人物を失い、中村医師の遺志を継ぐにはどうすべきなのか、何を教訓にすべきかを一人一人が考えなくてはならないのではないでしょうか。

週末は気仙沼に行っていました。

東京だとまだ晩秋といった雰囲気でしたが週末にかけて急に寒くなった事もあり、気仙沼の家の水道が凍結しないように水抜きに行く必要があります。

いつもなら三連休などを利用するのですが、今回は暦が合わなかったりで気が付けば師走目前になってしまいました。

まだ大丈夫かと思っていましたが北関東あたりから雪に見舞われます。


先週末スタッドレスに履き替えて正解でした。

東北道は那須高原あたりで１℃、仙台を過ぎたあたりで2℃、1℃とまだ路面凍結するほどではないと思われますが橋などは注意が必要です。

高速燃費は二カ月ぶりの出動という事もあって２１．２ｋｍ／Ｌ


ところが金成若柳ＩＣで高速を降りると下道の様相は一変します。

路面がテロンテロンに黒光りしています。
これはブラックアイスバーンかもしれません。

何より道路脇の歩道が霜が凍り付いています。

最初の信号で止まる時にＡＢＳ作動。アクセルオンでホイルスピンして車体が横に流れます。

地元の車も普段なら７、８０ｋｍ／ｈ出す道で４０ｋｍ／ｈで行列を作っています。
これはヤバいです。

自分の車は蔵王の雪道もワシワシ登ったスタッドレスタイヤ装着でサーキット走行でもカウンター走行を練習している自分は最悪なんとかなるかもしれませんが、この時期はまだサマータイヤのままの車の混在しているので自分が止まれるかより他の車がどうなのかが気になります。

幸い気仙沼に向かう山道に入ると一人旅になったので、路面と挙動に最大限の注意を払いながら深夜の山道を気仙沼を目指します。

普段みたいにタイヤをシュルシュルいわせるなんてもっての外でカーブに入る前に減速を終え、舵角を当てたら加速も減速もしない、とにかく加重変化が起きないよう心がけます。

今の路面は大丈夫でもカーブを抜けた先の路面も同じとは限りません。
沢から染み出した水が凍って道路を横断しているかもしれません。

吹き溜まりの白く積もったものが融雪剤か粉雪かも一瞥しただけでは判断できません。

道中９割９分が大丈夫でも１分の罠で自爆しては目も当てられません。
外気温は０℃。
疲労と緊張の中、深夜１時半前に気仙沼に到着。


気仙沼も雪が舞ったようで凍てついて見えます。
満天の星空の元、荷物を降ろします。

屋根には雪が積もっていました。

夜食に道中のおにぎりの残りとカップラーメンを食べます。

不思議なものでこうしていると昨日もこうしていたような錯覚におちいります。


翌土曜日。
室温は４．６℃です。

前回来た時はまだコタツも必要なかったのですがさすがに寒すぎます。

部屋の中で防寒着を着て過ごすのも不便なので仮設住宅から持ってきたファンヒーターを引っ張り出します。

しかし灯油は抜いてあるので裏のボイラーから少しタンクに移します。

あとはコタツ。
これも仮設住宅から持ってきた被災者に宛がわれたものを例年使っていたのですが８０ｃｍｘ８０ｃｍと一人用でちょっと小さいので、この家の前の住人が置いて行った１２０ｃｍｘ８０ｃｍのコタツを使います。

ただしこちらの掛け布団などは無いのでイオンに買い出しに出かけます。

あまりいい柄は無いので贅沢もいってられず。
あとは家にあるマットを敷いて体裁を整えます。

灯油も１８Ｌ調達。住んで暮らしてる訳ではないのでこれで年末年始くらいは大丈夫でしょう。

久ぶりに墓掃除に行こうと思ったのですが強風の為断念。

午後から親戚の家に前回カレーを貰った時に借りた容器を返しに行きます。
ただ突き返すのもアレなのでお菓子を入れておきます。

途中、友人の家にゲームソフトを渡しに立ち寄り。

本家の孫が連れて来た猫。


人に懐かず可愛くないですな！

本家ではアメリカから親戚が帰国するという事なので早めに退散します。

夜も疲れたので２２時頃就寝。布団が一番。


翌日曜日。

朝７時頃目が覚めたのですが、部屋の中がすっかり冷え込んでいるのでそのまま２度寝を決め込み、うだうだして１０時頃起き出します。

昨日買ってきた弁当を暖めて食し、帰り支度します。
といっても一泊二日なのでたかが知れていますがゲーム機やらノートＰＣやら普段使っている物を忘れて帰ったらちょっと痛いので入念に荷物を纏め、食器を洗い、電気や火の始末をします。

そしてこれが一番の目的だった水道の元栓を閉めて水抜きをします。

今の新築なら配管にもれなくヒーターがついていて停電でもなければ水道が凍結することは無いでしょうが子供の頃はこれを毎晩やってから寝るのが日課でした。

もし水道が凍結してしまうと水が使えず困った、というだけではなく水道管が破裂して修理代で十万円単位の出費になります。

しかも東京に帰ってしまうと次に来るまで水が漏れっぱなしで家財がダメになってしまいます。他の何を忘れても冬場、これを忘れてはいけません。

で、１１時半過ぎに気仙沼を発ちます。

冬の岩手路。


昨晩凍っていた所も安心して通れます。

法面は前回の台風で崩落してブルーシートで応急処置したところは殆どそのままでした。

自衛隊の車列に遭遇。


一般車を気にしてか夜間移動が多いだけにこの時間見かけるのは珍しい。

気仙沼から東北道も祝日に掛からない普通の週末だったので全く渋滞に遭遇しませんでしたが栃木あたりからついに渋滞し始めます。


時間は１６時半。
ここから川口ＪＣＴまで断続渋滞でした。

高速燃費は最後が低速になって燃費が伸びて２３．２ｋｍ／Ｌ。


東京の家には１８時半頃到着しました。
荷物を降ろして給油と洗車をします。いつもいくＧＳの洗車機には下回り洗浄オプションがあるのでこの季節は必ず利用しています。

たいした事はしなかったのですが、なんだかとても疲れた週末でした。