三連休は気仙沼に行っていました。
寒い季節に寒い地方に向かうのは毎度気が重いです。
金曜日に早上がりで、と思ったらまた足止めされてほぼ平日と変わりないくらいの時間になりました。
早く出発したかったのはもちろん路面凍結を警戒しての事ですが、帰宅時間の渋滞を避ける狙いもありました。
で、早速環八渋滞に捉まります。
地元の友人に路面凍結は無いと聞いていたのですが、寒風吹きすさぶ冬型の気圧配置なので天候の急変もあり得るので今回も常磐道で帰ります。
常磐道にスイッチして帰宅ラッシュを抜けると早々に一人旅です。
中国の新型肺炎の影響で貿易が停滞して物流がヒマとは聞いていましたが心配になります。
しかし各高速道路でもやっているように、常磐道も車線規制のリフレッシュ工事が数十キロおきにやっていてなかなか自分のペースでは走れません。一車線区間も遅い車に塞がれます。
仙台東部道路に入りますが、まだ日付が変わる前ですが数台のトラックを追い越したっきり貸し切りでした。
ペース配分を調整して料金所通過を0時過ぎにできたのでETC割り引きが適用されました。
ここからは三陸道になります。
三陸道も登米からは一車線になりますが、遅い車にも遭遇せず出発から6時間で到着。
高速燃費は21.2km/Lですが一カ月半ぶりの出撃で強風を考えるとまぁまぁ。
翌、土曜日。
今回の帰省は母親の三回忌法要の準備のためですが、もう一つの任務があります。
東日本大震災で母親が被災した時、当時インフルエンザが流行った為、避難所なんかで配布された使い捨てマスク。
サイズが合わなかったり貰ったきり仕舞い込んで忘れていたものが随分ありました。
何花粉かは分かりませんが花粉症っぽいのでマスクを常備していたのですが、使い切るタイミングで買い足そうとしたところで国内で新型肺炎の感染者が出たという報道があり店頭から消えてしまいました。
通販で注文した分も注文が殺到したとかで出荷が遅れ、あと一枚という日になんとか40枚を確保できたのですが、この騒動がいつまで長引くか分かりませんので帰省した時に、母親の遺したマスクを取ってこようと思っていました。
で、仮設住宅を引き払う時に荷造りした時は段ボール箱一箱はあったのですが、玄関に一箱、車に一箱、職場に一箱という風に使い、特に母親が入っていた病院や施設に面会に行く時に毎回消費していたので、未開封のは6箱でした。
その他、消毒液などを回収。
半分は親戚や家族持ちの友人に配布する事にします。
親戚は明日がいいという事なので気仙沼の友人宅へ。
その前に寺に出向いて三回忌法要の日取りを相談します。
先月、伯父の三回忌法要をやった寺なので、その時に決めて帰っても良かったのですが、まだ先がどうなるか分からなかったので保留していたものです。
住職に相談して4月5日と決めました。
友人宅に寄り手渡して帰ってこようと思ったのですが、やっぱり話し込んでしまい総菜などを買い帰宅して夕食。
これまではウチのふもとにあった地元のスーパーに歩いて総菜を買いに行ったりしてたのですが、今回帰省して見ると、閉店になっていました。
昨年、地域一帯の大手スーパーに編入された時からそうなりそうな気はしていましたが、新興住宅地に出来たスーパーに客が流れたからという話でした。
確かにいつも自分が行くと歩いてきた近所の老人が総菜売り場に群がっていますが肉や魚、野菜は殆ど売れていないようです。
自分も短期滞在なのでいつも食材ではなく総菜や飲み物しか買っていませんでしたが買い物も必ず車を出すかコンビニになります。
こうなると坂の上で車を持っていない近所の老世帯はここを離れる流れが一気に進むかもしれません。
さて、夜になって別の友人宅に行きます。
この猫もずいぶん長生きです。自分が上京した頃子猫だったような気が。
以前は触ろうとすると威嚇する位気を許さない猫でしたが老境に入ると、自分は触らせてくれるようになりました。
翌、日曜。
朝間の雨が止んだようなので外を見ると雨が雪に変わっていました。
それも関東の強風が追いついてきて吹雪のようになっています。
墓掃除は今回もキャンセル。
午後に頃合いを見計らって親戚宅にマスクを届けに出かけます。
ところが行ってみると車はあるけど人が居ないようです。
電話して呼んだ物か思案したものの、雪が当たらない場所にマスクを置いて帰宅。
家に戻って来ると親戚から着信があったようで折り返すと、居たんだけどテレビの音が大きくて気が付かなかったとの事でした。
昔は玄関が開いていたのですが、今は孫の連れて来た猫が出ないように鍵を掛けてあるので呼び鈴か電話で呼ばないといけなくなっています。
まぁこちらも東京で何か貰って来てると婆さんに感染しかねないので手渡したら帰るつもりだったので思惑通りです。
帰りにホームセンターやスーパーを回りますがやはりマスクは無いようです。
マスクでは新型肺炎を防げないと言うのに困ったものです。
テレビを見ていると新たな感染や死亡者の報告が次々入ってきます。
全く政府の対応が後手後手でそれも中国から大事にしないように依頼されたから、とかどこの国の政府かと情けない限り。
そしてそれをあげつらう野党やマスコミも同罪でしょう。結局は他人事で政局にしたいだけなのが見え透いています。
マスク不足は具現化した一例にすぎません。
日本人もいかに下り坂とはいえ一時は東京の地価でアメリカ全土が買えるという程だった幻想に取りつかれているかもしれませんが、いまや中国の閉鎖都市の医師に日本で武漢と同じ事が起きたらとんでもない事になると心配される有り様です。
それも事なかれの官僚主導のせいでしょう。
そして手綱を握るべき政治家の不在という不幸。起こるべくして日本でもパンデミックが起きるでしょう。
その時はマスクだけじゃなくありとあらゆる必需品が手に入らなくなります。
月曜。
東京に戻ります。
昨日までとはうってかわっての晴天。
帰りは東北道で。
陸自の3 1/2tトラック。
先日まで隔離されていたクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号の防疫には宮城県の部隊が当たっていましたがその入れ替えかな?
でも「災害派遣」とは書かれていないので通常の移動かもしれません。
途中までは順調でしたが連休お約束の事故渋滞が発生。
そしてまた渋滞。
そして事故渋滞。
4度目の事故渋滞。
高速燃費は22.1km/L。
いつものGSで給油しますが、普段はなかなか入れないのに一番手前の給油機にれるくらい空いていました。
洗車機も順番待ち無しですぐ洗車して帰って来られたのが逆に不気味でした。