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外は雨が続いており、全国的な大雨の影響か昨日配達予定だった荷物も届かず、コロナ禍もあって外出も憚られるので籠って読書やゲーム、調べ物をしています。

さて、日本の自動車メーカーの中で正念場を迎えているのが日産自動車ではないでしょうか。

ブランドロゴ刷新と大型ＳＵＶ　ＢＥＶ「アリア」を発表し、脱ゴーン体制を印象付けたい日産自動車ですが、こちらのエントリー「日産の凋落が止まらない」でも書いたように厳しい経営は続くと思われます。

アリアについては2WDの65kWh仕様では５００万円台とリーフe＋Gにオプション装備したものと同額となりプロパイロット2.0などを装備し充電装備も改良されているので商品力はそれなりにあると思われます。

これが日産看板車種になるかと言われると微妙です。

日本はガラパゴス化でＨＶが最後まで主流であり続けると思いますが、世界的にはＥＶが主流になると思います。

その点、日産は国内メーカーでは一歩抜きんでています。
ＥＶが最初に普及すると思われるヨーロッパ市場でのＥＶ販売台数を見て見ると

ステータスのテスラ・モデル３と２８０万円台からと価格が魅力のルノー・ゾエという小型ＢＥＶが一歩抜きんでており三位は実質空白となっていて二強状態となっており三菱のＰＨＥＶと日産のリーフｅ－ｐｏｗｅｒが販売台数の上位に入っていますがドイツ、ボルボ、韓国勢と団栗の背比べです。

韓国がＥＶに力を入れているのは、正攻法では日本製勢に太刀打ちできない事から国を挙げての悲願である日本打倒の為に一発逆転に賭けているという事もあると思いますが、世界市場でＥＶが今後急成長すると見做しているという事でしょう。

韓国車のＥＶシフトは日本より進んでいるようですが車両火災が相次ぐなどまだまだ世界標準に追いつくには問題山積です。

とは言え、時間をかけて続けていればいずれモノにするでしょう。

そういう意味ではＥＶの基幹技術を二束三文で韓国メーカーに渡す前に日産が韓国からの撤退を決め、ルノー・サムスンも提携解消する事にしたのは朗報と言えるでしょう。

韓国市場から日産が撤退する理由は日韓関係の悪化でＮｏＪＡＰＡＮ運動での不買騒動で採算に見合わないという事もありますが、韓国の投資優遇政策の打ち切りや労働争議による生産性の低下、品質不良の増加、人件費の高騰と電気代などのランニングコストの上昇、法人税の上昇など韓国市場自体が参入するコストに対しての見返りが得られなくなって来ている事に起因するところが大きく、余裕のなくなってきている日産が真っ先に動きましたが、今後多くの日本企業が韓国からの撤退、縮小の流れに乗ると思われます。

ＥＶが日本ではまだ現実的な選択肢に入って来ない理由は価格面でガソリン車より割高になる事もありますが、航続距離の問題があります。充電時間が掛かる事を挙げる人も居ますが、基本的には１充電ので航続距離が充分に長くなれば充電はさほど重要ではなくなってきます。

ＥＶは年々バッテリー性能が向上してカタログスペックでは５００ｋｍを超えるのも当たり前になって来ました。実際の航続距離は３００ｋｍ前後でしょうか。

ガソリン車で３００ｋｍの航続距離はかなり心許ない燃費が悪い部類になります。ＨＶでは１０００ｋｍ前後ですからかなり見劣りします。

ガソリン車なら朝、燃料計のエンプティランプが点いても少し走って最寄りのＧＳに駆け込めば事なきを得ますがＢＥＶで夜の間に充電し忘れていたら必要な航続距離を充電するのに数十分を擁し、しかも急速充電はバッテリーにダメージを与えて劣化させてしまいます。

ではヨーロッパでは問題にならないのかというと、実は日本はかなり大きな国となります。


普段見慣れた世界地図のメルカトル図法のせいでもありますが、沖縄をスペイン南端のジブラルタル海峡に合わせると北海道は北欧諸国に達する程で、ヨーロッパで３００キロも走れば隣の国に入ってしまいますのでシティーコミューター的な使い方なら２００ｋｍも走れば充分という事になります。

が、日本での帰省シーズンを考えれば５００キロは走って欲しいところです。
日本人が車を購入する時、この年に数回の帰省を基準に選ぶと必然的にＥＶは選択肢から外れてしまいます。

またガソリン価格が比較的安く、広大な国土の北米市場もＥＶが浸透するのには時間が掛かる市場でしょう。

日産が世界戦略としてヨーロッパのＥＶ市場でＧＷグループと渡り合い、一定の地位を占めるポジションを確保しつつ、ガソリンベースの世界戦略車を北米や日本で売る、つまり日本国内専売車種の廃止も見据えた大転換をすれば企業イメージも含めてＶ字回復する事も出来るんのではないかと思いますが、もし今の経営陣が改革に伴う痛みや開発の出費は最小限に留めて今の経営手法を続けたいと思っているならジリ貧は避けられず、今後の世界的な自動車メーカー再編の時に消えていく運命でしょう。

そういう意味でも一日の長があるＥＶ比率を高める事は日産生き残りの必須条件となるでしょう。

中国が香港国家安全法案を制定し事実上の一国二制度の終了を宣言してから一週間余り。

欧米の強い反発が予想されていたにも関わらず中国はなぜ金の卵を産むガチョウを絞めたのか。その真の目的が少しずつ見えてきました。

香港自由堅持派のデモが中国全土に広がらないように抑え込むのなら、中国の現行法でも可能でしたが、より強権的な手段に訴えました。

７月１日に施行された治安維持に関する法律は広く外国人も取り締まることが可能な条文なので香港と外国人を切り離す事が目的であることは明白ですが、その意図するところは良くわかっていません。

６・４天安門事件のような差し迫った状況でもありません。

一つは習近平が国内で毛沢東回帰を鮮明に打ち出している事が根底の理由にあることは想像できます。

天安門事件では中国当局が民主派を徹底的に弾圧する姿勢を見せたことでほとんどの中国人は共産党に逆らう事をあきらめました。

近年、習近平は毛沢東を称賛する事により更に中国人に絶対的な忠誠心を求めており、香港という例外、そしてゆくゆくは手に入れるつもりの台湾にも同じことを求めるその下地作りだったと見られています。

一方で、中国の経済状況が水面下で危機的な状況に陥っており、その起死回生の一手としてどんな手段を使っても香港を手に入れたかったという見方も出てきました。

中国の対外債務は対ＧＤＰ比で14％超となっていますがスイスの国際決済銀行は３３兆ドル（３７００兆円）、ＧＳエコノミストによると９０兆ドル（９７００兆円）と見積もられています。

また中国の不動産バブルは終わり、１憶２０００万戸の空き家がある状態になっています。（窓の無いマンションっぽいものをバンバン建てていた）
このため地方政府の不良債権が２０００兆円あるのではないかと見られています。

この時限爆弾がさく裂したら中国のＧＤＰは今の数分の１にまでシュリンクしてしまいます。

中国は世界一の３兆ドルの外貨準備高を誇るのでこの危険性を否定していますが、実は中国の外貨準備高は殆ど底をついていると香港の実業家エルマー・ユエン氏が７日、外国のインタビューに答えています。

この為、中国政府は香港の外貨準備高４８８６億ドルを早急に手に入れる必要があったのではないか、という事です。

また、同氏は中国は貿易などを通じて中国は年間２０兆ドルを稼いでいるが半分は原材料や石油の輸入に使い、半分は中国共産党幹部などの特権階級が着服していると告発しています。

中国はＣＮＮ、ワシントンポスト、ニューヨークタイムズなど欧米のメディアに口止め料を払ってこれを黙らせている、との事です。

もしここらへんの話が事実なら、中国は香港と同程度の外貨準備高の台湾に対してこの７月に行われる米台合同軍事演習の前後に準備していたとされる武力使用も伴う併合が実現してしまうかもしれません。

少なくとも、ここ最近のほぼ全ての周辺国に対して軍事的、経済的圧力を強めエスカレートさせている習近平の行動原理は鄧小平時代の体外融和政策を完全に打ち切ったとみて間違いないでしょう。

世の中のリベラル派の人が信じている、中国が十分に経済的に豊かになれば、いずれ民主化するのだから中国と対決してはいけない、というのが正しかったか間違いなのかが判明する事になるでしょう。

地上波のテレビを見ないのでどのように報じられているか知りませんが、恐らく東京都の新型コロナウィルス新規感染者数が連日１００人越えしており危機感を強めているのではないでしょうか。

しかし、４月の緊急事態宣言が出された頃とは質的に変化してきているようです。

まず検査数に対する陽性率が全然違っています。


４月に感染者が１００人を超えた時の検査数は２８０件でしたが、７月直近では１７００件で１００人という事です。

民間検査機関が活用されての数字ではありますが、検査が増えているにもかかわらずその割に感染率は下がっています。

さらに４月の時点での重傷者は９３人でしたが今月は８人に留まっています。

４月の頃は主に重篤化しやすい高齢者が罹っていましたが、最近は二十代、三十代の感染者数が半分程度を占めています。

これは症状の有る無しに関わらず新宿や池袋などの夜の店の従業員全員を対象にした検査を行った事によるもので４月の時点では捕捉できていなかった数字です。

ですので緊急事態宣言や移動自粛といった要件にはあたらないという事です。

ただ、この数字をもってしても地方都市に行くのは未だに憚られます。
先週末帰った時も、県内で新規感染者が１名確認され県内の感染者数が９８人に達しました、とか言ってる所に連日１００人越えの所から来ました、なんて言えませんね。

コロナよりそっちの方で滅入ってしまいます。

週末は用事がたまっている気仙沼に行っていました。

７月は祝日と土日合わせて４連休がありますが東京都の新型コロナウィルス感染者が連日１００人越えし、また全国の一日の感染者数も最多を更新するなど確実に第二波が来ている所ですので近いうちにまた移動制限が掛かると思われるのでその前に用事を済ませてしまいます。

金曜日。
東京は午後から雨が降り始めましたが雨の間隙をついて帰宅、出発します。


交通量はコロナ禍前に近いくらいに思えますが、信号でのロスは最小で通過して高速に乗れました。

６時間ちょっとの深夜１時過ぎに到着。

高速燃費は２０．４ｋｍ／Ｌ（タイヤ補正２１．３ｋｍ／Ｌ）と前回とほぼ同じ。


実は今回出発時にコレを添加していました。


ＷＡＫＯ’Ｓの高い方の添加剤です。
２０万キロもみえてきたので奢ってみましたが変化なし。

もっともこういうものを入れて劇的に改善されたらそれは相当コンディションが悪いと言う事になります。


土曜日。
起きると九州は豪雨であちこち浸水被害が出ている様でした。

帯状に発達した雨雲が何時間も同じ場所に雨を降らせ続けたようで球磨川流域の集落があちこち水没しています。

宮城県のローカルニュースでは気仙沼のライブカメラに大島架橋が入っていました。

全く見慣れない光景ですがこれからはこれが標準になります。

昨晩追い越して来た雨が未明から降っているので部屋の中で出来る事をやります。

監視カメラの増設。


前回は屋外でしたが今回は室内に設置し窓の開閉装置が作動しているか確認できるようにします。

窓の開閉デバイスは設定した時刻に通知が来るので設定時刻ジャストなら元々閉まっていた、設定時刻より遅れて通知が来るならその時間かけて閉めていたので開いていたものが閉まったと分かります。

しかし屋外監視カメラを真後ろにパンさせて窓の開閉を目視でも確認したかったのですがそのカメラが売り切れ、慌てて買ったものはパンできないものだったので、室内から目視確認できるようにしようというのが今回の趣旨です。

屋外カメラと同じメーカーのものをチョイス。
赤ん坊やペットを監視する用途のものです。

スマホアプリが同じものが使えるとタカをくくっていたら、別のアプリが必要でした。それなら性能で選んでも良かったな、と後悔しつつ接続します。

接続は電源を入れてスマホアプリにWi-Fiを認識させてアプリがスマホに表示するQRコードをカメラで認識させて完了です。

おそらく監視社会中国で急成長の防犯カメラ事業で屋外用と室内用別の会社だったのを吸収してブランドを統一したけど製品は以前のまま、みたいな感じなんでしょう。

試写。

部屋のどこに置いても肝心の窓枠が露出オーバーで見えません。
動画だとサッシが動いているのが見えるので良しとします。

問題はオートでカメラオフにならないので設定を毎度開いて手動で切り替える必要があります。
まぁ頻繁には使わないのでいいかな。

さてもう一つの任務は留守中駐車場に車止めポールを設置する事。

実は会社に着いたら気仙沼方面に雨雲が接近中と天気予報アプリが通知を送って来たのでカメラを起動するとウチの駐車場に他所の車が無断駐車していました。


生憎屋根のひさしで隠れてナンバーは見えません。

たぶん近所の人が工事の業者を見積りとか打ち合わせに呼んで、あの家は無人だから停めていいからと置かせたんだろうと思いましたが、泥棒を生業にしている者が空き巣を働いている最中かもしれず、とりあえず気仙沼警察署に通報して現地を確認してもらうように依頼しました。

ところが警察官が到着する間に車は出て行ってしまい空振りでした。

同日、たまたまこの車を見かけた近所の人が不審に思ってナンバーを控えてくれていて、巡回してくるヤクルトおばさんにも別の曜日にも停まっていたと聞いていてくれました。

以前から帰ると砂利にウチの車ではない車輪の跡があったので誰かが車を入れているんだろうとは思っていましたが実際に見つけるとショッキングです。

車止めみたいなのを置くといかにもこの家は人が住んでません、と宣言するようで嫌だったのですが本格的なフェンスやポールを設置する前にプラ製のものを置いて様子を見ようと思います。


これだけだとショボいので防犯カメラ録画中、みたいなプレートなどを買いに雨の合間にホムセンに買い出しに出かけます。

その道中に母親の墓掃除をしておきます。
この寺は定期的に檀家さんや業者が掃除はするので今回も綺麗になっていましたので今回は墓石をスポンジで洗います。


そんな事をやってたら雨が降り始めたのでホムセンでプレートを調達。
ついでに隣のイオンで晩御飯を買います。今回もショートステイなので東京から持参したコンビニ弁当やこちらで弁当と総菜を調達してすませます。

イオンを物色していると同級生に遭遇。子供を遊ばせに来たようでした。

まぁ話し込んでもアレなのですぐ分かれて帰宅。
買ってきたプレートや反射材でデコレートしたらそれっぽい感じになりました。


これをどかして車を入れるようならよっぽど酷いやって事で問答無用で通報します。

夕方からは雨なので部屋で居眠りとかしてました。
いつもなら親戚に挨拶に行くところですが、さすがにコロナ自粛します。


日曜。
東京を出発する日に不在の荷物が来ていました。

３月頃業者に修理に出していたスマホだと思いますが、前回は業者が別の人のと誤発送してきたので送り返してようやく送って来たものだと思います。

連絡先とか個人情報の塊なので確実に回収したかったので気仙沼を午前中に出発して郵便窓口が閉まる前に受け取る算段です。

植木の剪定とかやりたかったのですが今回は天候も悪く断念。

１０時頃気仙沼を出発します。
早速ポールを設置して写真を取ろうと思ったらこんな山の中まで宅配のトラックが入って来てしまったので、仕方なく車内から一枚撮って出発。


東北道は仙台を過ぎると空いていましたがやはり天候は良くなく、断続的に強く降られます。


白河IC付近で見える白河オリンパス。


最初に買ったデジカメはOLYMPUSのC-1400L。当時１２万円くらいしたかと思います。
L型ボディに１４１万画素と今となってはガラケーレベルにも劣りますがレンズがF値２．８と明るく、時々信じられないような写真が撮れました。

奇跡の一枚

OLYMPUSの看板は引き継ぐと思いますが事業切り売りでどうなる事やら。

高速燃費は２１．６ｋｍ／L（タイヤ補正２２．６ｋｍ／Ｌ）


途中郵便局に立ち寄り荷物を受け取ります。
その後、いつものＧＳに回って給油＆洗車して１８時前に帰宅。

これなら都知事選挙は不在者投票でなくても間に合いましたがそれは結果論です。

投票所の隣に住んでいますが、いつもの選挙だと夕方のこの時間はひっきりなしに投票に来る人が絶えないのですが、今日はかなりまばらな印象です。

以前から小池都知事再選確実、みたいに言われていたので投票とかバカバカしいのかもしれませんが、小池都政の新型コロナウィルス対応（武漢が都市封鎖された後でも春節で中国の皆さんをおもてなしとか言っていた）や豊洲市場移転、オリンピック準備、そして前回の都知事選での２７の公約実現”ゼロ”など、どこをどう見ても評価できる部分は無いのですが何が良かったのでしょうか。

都知事再選の最初の仕事はぜひ中国の香港治安維持法に反対すると姉妹都市の北京に通達してください。

７月１日、０時に中国の国家安全法が施行されました。

条文の開示が施行の１時間前という事で民主化弾圧の様相が強まりました。

以前からこの法案が可決されたら欧米各国は香港への特別待遇を止めて中国と同列に扱うと言われてきました。

これまで香港は自由貿易都市として特別扱いだった為、中国への制裁などの抜け穴の役割を果たしてきましたが経済力をつけた中国はもはや欧米の支援を必要としないという意思表示か、それとも香港の民主的な空気が中国国内に蔓延する事を恐れて、金の卵を産むガチョウを絞めてでも阻止したいという事か、正直分かりかねる部分でしたが、中国政府は法案の施行から一日で３７０名程の民主化活動家を一斉に逮捕したという事で早くも馬脚を露しました。

しかも第３８条ではその範囲は香港住民に留まらず、また遡及法のようなので、香港独立を支持したとみなされた者は誰であれ中国に足を踏み入れた場合、逮捕される可能性があるという事です。

法律は全人代常務委員会が解釈権を有するとされていますので如何様にも恣意的な運用が可能という事になります。

これは中国を訪れる政治家やビジネスマンに対して香港民主化を支持しないようにという強いメッセージとなります。

アメリカは早速香港への禁輸措置に言及しイギリスは香港人にイギリスの市民権が付与されるパスポートを発給すると言明しました。

国連ではイギリス国連大使が中国非難声明を出し、日本を含む２７カ国が支持しました。

一方でキューバ国連代表は５３ヶ国からなる中国支持声明を出しました。

国際社会が中国の振る舞いを黙認した結果、自由が脅かされました。

また、オーストラリア取り込みの事例からしても、今回香港を脱出した中国人であっても、北京に忠誠を誓う同胞からの密告や監視を恐れながら暮らすことになるのは明らかです。

日本政府は今でも習近平を国賓として招きたいと思っているのでしょうか。

世界が目先の儲けか、それに屈しない信念かを問われる事になりそうです。