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quadrifogliospaのブログ一覧

2020年09月28日 イイね!

メーカーのクレーム処理について

みんカラでしばらく前から某社の高級セダンでエアコンの温度が吹き出し口左右で10℃違うので修理してほしいとディーラーに持ち込んだところ、メーカーの方から「10℃違うのは仕様です」と突き返された方が顛末をブログにアップしておられました。

トップページのランキング上位に表示される事もあるので読まれた方も多いかと思います。

その方が先日、社長へ質問状を送ったところ、いろいろあった末、メーカー側が調査方法に不具合があったので対応すると約束されたと進展があった事を報告していました。

メーカーの現役、OB含め関係者からの情報提供などもあったそうですが、みんカラ以外のSNSに転載されたりyahooニュースに記事化されたりと事が大きく取りざたされたために対応せざるを得なくなったようです。

自分みたいな旧車乗りからしたら車内温度調整は窓開けるかヒーターレバーを開けるかしかないんだから、死ぬわけじゃなし別にいいじゃん、てなもんですが、最近の気密性の高い自動車では空調は完全にコントロールされるべきもの、なのでしょう。
(VWの高級車フェートンは閉め切った車内でお茶を淹れても窓が曇らないのが開発至上命題で売りの一つだったとか)

クレームを入れた人にすればようやくメーカーが対応するというだし、ディーラーや内部の人が積極的に取り組んでくれた事で納得した様子でしたが、本人にとってはそれで良くてもココ以外のSNSで拡散された情報は、恐らく後日談が語られる事は無く、それしか見ていない人にとっては「あぁやっぱりあのメーカーは隠すんだ」という認識のままでしょう。

内部の人がダイレクトメッセージで情報を流した事にもコンプライアンス的にどうなの?と驚きますが、そうでもしないと動かない社風である事が読み取れます。

該当車種ではありませんが、別の車種に乗っている友人がエンジン関係の修理依頼をした時も、そのメーカーは闇改修で対応したようです。

自分のクルマではないのでその話を聞いて「ふ~ん」で調べもしていませんが、もし彼がいう事が事実なら、放置するとエンジンがダメになる部分での設計上、また製造工程での不具合であり、リコールが妥当な改修内容に思えました。

もっとも古い車種なので現行、また同型のエンジンを搭載している別車種については既に対策済みである可能性もありますのでここではあえて伏せますが、自分の中では「あのメーカーはそういう対応をするんだね。一生関わらないでおこう」と思うのでした。

話を戻してエアコンの吹き出し温度が設定温度と違っていた件は初歩的な設計ミスなのか個体差によるものかは分かりませんが、同様の声も散見されますので特定の車番で共通して起こりえる問題だと思われますので、メーカーが「仕様」としたのは隠ぺいととられても仕方ないお粗末な対応だったという他ありません。

真面目に設計しなおし、該当するユーザー全員に対処するコストがもったいなくてケチったのではないかと思いますが、公になった結果として賄うコストよりも多くの損失を出したのではないかと思います。

これを、最初からメーカーが調査チームから今回の報告を上げていればクレームを入れてきたユーザーだけの闇改修で済んで、かつ、「あのメーカーは本当によくやってくれた」と宣伝までしてもらえた可能性もあります。

経営層というかそこに情報を上げる中間管理層が変にコストをケチる「忖度」をするととんでもなく評判を落とすという好例でしょう。

もっとも、にたような事はこのメーカーだけにとどまらず、恐らく殆どすべてのメーカーで起こっている事だと思います。

要は、高度情報化社会においてはいかにして社内の「忖度」をなくして正しい判断が出来るかにかかっているのではないかと思った次第です。
Posted at 2020/09/28 13:57:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年09月22日 イイね!

気仙沼行 遅い夏休み

四連休は気仙沼に行っていました。

先週、職場のプロジェクトメンバーの家人の職場でクラスターが出たとかでその家人も発熱したという情報で自分らも二週間リモートワークを言い渡されていました。

職場のあるビルの別の階でもコロナ感染者が出たとか、一階のファーストフード店の店員が感染したとか徐々に近づいてきている感じで時間の問題と思われました。

幸い、同僚の家人のPCR検査は陰性であったという事で、まぁPCR検査の正確性も言われている所ではありますが陽性でなかったという事で夏に帰省できなかったため諸々用事がたまっている気仙沼に急きょ出向くことにしました。

ピークアウトしたと言われている東京ですが再生産数が1.4とかで拡大局面から抜け出していないのですが、秋から冬に入ってしまうとまたコロナが再流行するのはほぼ確実と見られていますのでこのタイミングでしか帰れないと思われます。

リモートワークなので終業即出発できるのですが、ETC割り引き適用を見据えて18時半出発します。

出発してみるとなかなか渋滞が激しくなっています。
経済活動が再開している証と捉えれば喜ばしい事ではありますが、ちょっと読み違えたかな、という感じです。


首都高外環も入り口から渋滞が続いています。


ただ、以前の連休前なら本線上で完全停止を何度も強いられるのですが、今回はゆるゆると動いているだけマシです。

結局、東北道も東京を抜けて暫くすると渋滞は解消されていました。

毎度の90km/h巡行でしたが、カーナビで高速を降りる予想時間がETC土日割引適用になる0時から数分後とかなり際どい状況でした。

カーナビが80km/hの速度設定なのでそれ以上で走っていると予想時刻より早く到着してしまうので仙台に差し掛かる辺りから80km/h+位で走って0時5分頃高速を降りました。

燃費は給油してからディーラーに行ったり都内を77キロ走行、平均燃費6.8km/Lからのスタートなので参考値ですが21.6km/L(タイヤ補正22.6km/L)でした。


今回はディーラーに整備に出す都合でリップスポイラーを取り外した状態なので予想より燃費は良かったようです。

気仙沼の家には1時10分頃到着。


土曜日。
早速、墓参りです。

東京から持参したもので完結しようと思ったのですが、さすがに生花は現地調達します。


五千円くらいかなぁと思って見繕ったら七千円を超えてしまいました。
まぁ洋花を入れたのでその分はアップしたのですが消費税増税は痛いです。

この寺はお彼岸前に掃除が入るのでしばらくぶりでしたが落ち葉などはありませんでしたので墓石を洗って花を供えます。


来年は大叔母の七回忌ですが、果たして法要できるのか、というか仙台からガンの手術をした従姉を呼んだものか思案しますね。
気仙沼で他家に入った従兄もいるのですが、大叔母の葬儀はもちろん生前から関わっていないので七回忌で急に呼ぶのも変です。

まぁ今の所生前の大叔母と面識があった自分だけでやる感じでしょうか。

そして別の寺に行き、母と同じ年に亡くなった伯父、というか祖父の墓参りもします。


祖父は自分が生まれた日の二日後に亡くなってしまったので面識はありません。
産後で来られない母に代わって父が葬儀に来て何日か逗留していったそうですが、気仙沼の親戚には「頭がいい人だったね」と言われておりました。

自分からすると野球とギャンブルと酒が好きで、手製の漁具で貝を取ったりしとりました。今だと密漁で怒られるヤツです。

その親戚の方の墓です。

こちらもまだ誰も墓参りに来ていないようでしたので、供える花がショボくてすみません。

昭和62年に亡くなった婆さまが一番新しい仏様で、面識があるのはその婆さまくらいですね。あとは小学校の校長やってた先生とか親戚の集まりで名前は頻繁に聞く人ばかり。

ふだんならその足で親せき宅に挨拶に行くのですが、コロナ禍で高齢者に会いに行くのはさすがに憚られるのでこのまま帰宅します。

模様替えのついでにこの家を中古で買って掃除に入った時に次ぐ規模で大掃除します。
家具をどかすといってもテレビとこたつくらいしか無いので掃除も楽です。

雑巾掛けしたフローリングカーペトや階段は裸足で歩くとヒタヒタとして冷たくて気持ちいいですね。


日曜日。
昨日と打って変わって風が収まり、いい感じに曇っているので庭の木の剪定をしてしまいます。

近所から車を出す時、伸びた枝が邪魔で道路が見えないとクレームを言われていたので枝を落としておきたかったのですが、このタイミングなってしまい、どうも近所の人が既に剪定したような感じになっていましたが、ウチが知らん顔も出来ないので一応やってますよと言うポーズです。

バチバチと剪定してゴミ袋二袋分の枝を払いました。
切るのは直ぐですが、落とした葉や枝を片付ける方が時間が掛かります。

ブルーシート以外で良い収集方法はないでしょうか?

昼食後、東京から持参したセンサーライトを取り付けます。

完成ドン


あとは感知範囲とか照射具合は夜になってから調整します。

そして前回帰省した時に気付いた風呂の換気口に鳥が巣を掛けていた対策をします。


前回の帰り前にシャワーを浴びてて気が付いたのでその時は何も出来ませんでしたが鳥は居ないようでした。

で、昨日花を買った時にホムセンでそれっぽい物を調達しておきました。


野良猫が塀の上や花壇に入れないようにする園芸用品で樹脂製なので加工もペンチでパチパチ切るだけです。

軟素材なので外側から嵌め込みます。


こういうのがあれば押しのけてまで鳥は入らないでしょう。

で、鳥の巣は完成していませんでした。
もっと別の場所に移ったか親鳥が捕食されたり事故で来なくなったかは分かりません。

ただ世話焼きのおばさんがリサーチしててくれて(笑)、スズメに餌をやってる人が居てあちこちの家の隙間に巣を掛けていて迷惑だから止めてほしいと言ってくれたそうです。

なんだかいろいろありますな。

で、この換気口に電動ファンを増設したいのですが固定ネジが錆びているのでステンレス製の物に交換します。

実はこの作業が今回で一番の難作業でした。

脚立で完全に力が掛けられないのと天井付近の上側二本の方が錆で固着しており、ホムセンの安物ドライバーでは軸が回ってしまうのでハンマーで叩いて緩めて何とか4本とも交換出来ましたが手は傷だらけになりました。

で、暗くなるまでにセンサーライトを買い増して手持ちのと併せて通路を照らすようにしてみました。


本当はガーデンライトを置きたかったのですがAmazonなんかで四個セット幾らで売ってるのはレビューを見ているとかなりの確率で故障するようで、まぁ一つ千円程度なので壊れたら買い替えるものかもしれませんが。

もっとも、隣の世話焼きおばさんは神経症を患って光過敏だとかでウチの居間に遮光カーテンで光が漏れないようにしているくらいなので常夜灯としては使えませんね。来客用といった感じです。

で、こっちのホムセンで買い増したセンサーライトと東京から持参したセンサーライトを調整。


かなり爆光で、クルマの室内灯が消えても充分な明るさでした。

ただ道路を人や車が通って反応しないように角度を調整するとボンネット付近しか照らさないし、クルマをまんべんなく照らすようにすると向かいの家を直撃するしで調整が難しい感じでした。

本当はカーポートに取り付けたかったのですが、うまい角度での取り付け方法がなさそうでした。


月曜日。
家のリモート環境を整備します。

監視カメラや窓遠隔開閉デバイスで東京に居ながらにして気仙沼の家を操作できるようにしたのですが、スマホのアプリを一括アップデートしたら室内の監視カメラアプリがWi-Fiを測定するのでスマホをカメラの傍に置いてください、みたいな初期状態になってしまい、起動できなくなってしまいました。

これをカメラの傍にスマホを置いて実行します。
しかし、カメラが認識されず、設定メニューも変わっていて使えません。

ただし、こちらはしばらく弄ってうるちに使えるようになりました。
こういうアプリはよくわかりません。

そしてこれも夏にやりたかったのですが、遠隔開閉できる窓の向かい側の部屋の窓も遠隔出来るようにします。

しかし、前回買った業者は在庫を問い合わせると取り扱い終了になっており、もう入手できない状態になっていました。

Amazonで同じようなコンセプトの物が出て無いかなぁと物色しているとまるっきり同じ物が別のメーカー、商品名で出ていました。ただし長さは取り付ける窓より短い物しかありません。

背に腹は代えられないのでこちらを購入して持参しました。

まるっきり同じ物なので前回と同様に取り付けられます。
ただし、今回の窓は上に吊るす事が出来ないので下側に置くように設置します。


買ってきた角材やチャンネル材などで固定します。

さて問題はここから。
制御アプリは前回問い合わせた時、デバイスは一種類に一つしか登録できないという事が導入の最大のネックでした。

買い替える前の壊れたスマホは保険に入っていたので新品に交換できるのですが、修理業者から送り返されていたのが7月で、すぐ落ちる症状が再発したため連絡先などをまだサルベージできていないので交換できず、仕方なく中古のスマホを購入しました。

この家のWi-Fiルーターを通してネットに繋がる事を確認して、デバイスの説明書に従って設定を試みるのですが、どうやっても認識されません。

ネットワークで弾かれているのか、デバイスが壊れているか判断できません。

仕方なく使えているスマホの方にアプリを入れて設定するとあっさ認識されました。

どうもスマホの機能的な制限かOSのバージョンかで弾かれていたようです。

取り扱いメーカーが変わってアプリが旧来のと今回用とそれぞれ用に二種類入れられたのも幸いでした。普段持ち歩くスマホは一台で済みます。

これで二階の西側と東側の窓を開閉できるようになり、風が家の中を通り抜けるようになりました。

欲を言えば一階もどこかの窓を開けるとより効果的なのですが、さすがにロック機構や防犯ブザーがあるとはいえ防犯上問題がるし風通しが良い二階の子供部屋を風が通り抜けると一階の空気も引っ張られて動くため、かなり風通しが良くなりそうです。

これで当初考えていた気仙沼の家のリモート計画はほぼ完了です。
廊下やトイレの照明も全部センサーライト化済なので東京での暮らしより可也便利な家になっています。

夜はいつもらなら同級生の家に遊びに行くところですが、さすがにニュースで東北6県で今日一日で新たに6人の新規感染者が見つかりました、なんて大事のように言ってるところに、感染しているかもしれない状態で遊びに行く訳にもゆかず、気仙沼市内を散歩します。

と言っても、震災前に住んでいた場所と違い、山の中なので窓から見渡せる範囲くらいしか行く場所がありません。

まぁ神社とかもありますが、カモシカが出る場所に夜立ち入るのはちょっと不用心なので、普段車で通らない道を気仙沼駅の方まで行って戻ってきました。

東京ならTシャツ一枚で過ごせていますが、ひょっとしたら要るかもと持参したパーカーが無いと寒くて仕方ありません。


火曜日。
東京に戻ります。

自粛の反動で行楽地はにぎわっているという事なので帰宅渋滞に巻き込まれる前に東京に入るべく、朝出発します。

7時頃出ようと思ったのですが、起きたのが7時過ぎだったので、8時出発に変更します。
次にいつ来られるか分からないのでタイヤチェーンを積み込んで、水道の水抜きもしておきます。

祝日の下道はたいてい地元の遅い車に頭を抑えられて大名行列を強いられるのですが今回はそういった事は無く、秋の交通安全週間下、ペースが上がり過ぎないように注意していました。

出発から1時間ちょっとで東北道に乗ります。

燃費はいい感じで推移しています。
燃料計の針が満タンから動き始めたのは距離計で200キロを過ぎたあたり、タイヤ補正で約210キロ地点でした。


ただしその地点は上ったり下ったりの山の中だったので燃費は21.7km/L(タイヤ補正22.7km/L)


沿道はススキの穂が実り、すっかり秋の風情ですが車内は温室のようになっていてエアコン全開です。


今回も薄い車に遭遇。


午前中のウチに道中の中間地点を通過。
このペースなら混雑ポイントの館林や宇都宮を昼食タイムの13時前に通過できそうです。

さすがに川口まで100キロ手前の三車線化前のあたりでは登り勾配による渋滞もあって少し混雑しましたが、三車線化して北関東道に分岐点を過ぎると驚くほど車は少なく、そのまま浦和料金所を通過して外環道へ。

東京は天気がイマイチ。


高速燃費は23.1km/L(タイヤ補正24.1km/L)と今年ベストくらいでした。


都内は混雑していましたが給油&洗車して15時頃帰宅。

休み、というか働いてきた感しかありませんが明日もリモートワークなので休みの延長のような感覚です。
Posted at 2020/09/22 19:07:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2020年09月11日 イイね!

トヨタ凋落の日 CASE革命の時代

今年の世界自動車販売台数でトヨタがVWグループを下し世界一に返り咲く可能性が高いようです。

盤石な経営のトヨタですが死角は無いのでしょうか。

自分はトヨタがコケるとしたら、それはトヨタが自動車メーカーだからだと思っています。

自動車メーカーなんだから自動車を造るのが当たり前だろうと言われそうですが、今後は自動車メーカー以外が台頭してくるでしょう。

EV化、というか脱ガソリンエンジン自動車ですが、このパラダイムシフトは既存の自動車メーカー以外に参入のチャンスを作ります。
これは部品点数が少なくて済むこととと冶金工学、材料工学などのアナログな研究の蓄積がないメーカーでも参入しやすくなる事を意味しています。

テスラがいい例ですが、平たく言うとある程度の資本力があれば誰でもパクり易くなると言うことです。

中国には上場しているだけで20数社、それ以外も含めると100社以上、一説には200社前後の自動車メーカーが存在するとも言われています。

次にバッテリー問題。
これも先行する自動車メーカーだから有利、というものではなく、例えば全個体電池のような新しい形のエネルギー貯蔵手段が開発されればわずかなアドバンテージもすぐに無くなってしまいます。

そして自動運転技術。
これはセンシング技術と情報処理の分野でこれまで自動車メーカーがやって来なかった分野に挑戦するという意味では立ち上げたばかりのベンチャーと条件は同じになります。

市場で評価されるのは単なる技術品評だけにとどまらずシェアリングとサービス、つまり個人が自動車を所有するという社会から必要な時だけシェアする時代になると言われています。

これは配車管理サービスなど、まだ事業として芽が出たばかりの分野です。

そしてそれらを実現するために必要なのが通信技術です。

クルマとサーバー間、クルマとクルマ間、或いはクルマ自身で様々な通信を高速で行う必要があり、特に自動車は高速移動するものなので、安定した高速通信には自動運転以上に克服すべき課題が残されています。

これらの頭文字を取ってC「connected(コネクテッド)」A「autonomous(自動運転)」S「shared&services(シェアリング&サービス)」E「electric(電動化)」、CASEと言われているのですが、実はこの基幹技術の殆どを中国が占めているのが米中貿易戦争を通じクローズアップされました。

代表的なのが次世代高速通信規格の「5G」で、アメリカが主に傍聴を危惧して中国ファーウェイ産5Gを外し、各国がこの流れに追従するものです。

配車サービスはモネ、ウーバー、グラブ、オラ、滴々出行、GMクルーズ、SBドライブなどまた立ち上がったばかりですが、中国系だけで4億人のユーザーを持つと言われおり今後急成長するのは確実です。

そしてCPUやGPUといったコンピューターのハードウェア産業は気が付けば中国系、台湾系、韓国系の生産工場しか残っておらず、日本はもちろんアメリカもこれらの会社に製造を委託している状態です。

intelやAMD、NVIDIAといったアメリカの企業と言えどももう自前の工場は持っておらず、しかも経営幹部には中国人が多く入り込んでいる状態です。

音声認識もアリババの「天猫精霊」AIチップがアウディ、ルノー、ホンダを皮切りに、今後は採用が広がっていくでしょう。

トヨタはようやくこの事に築気付いたのか、上記に名前の出てきている企業に多く出資しているソフトバンクグループと手を組む決断をしました。

しかし、ソフトバンクグループも中国と深いつながりを持っており、最近では資金繰りなど様々な事情で持ち株をオプション取引きで大量購入しているという話です。

ここでは株式のオプション購入については詳しくは説明しませんが、簡単に言うと素人が手を出すと大やけどする買い方になります。興味がある方は検索してみてください。

トヨタが自動車をたんなる自動車として生産し続けるならかならず衰退すると思う理由は以上ですがソフトバンクグループという時限爆弾まで背負い込んでしまっては、さすがのトヨタもいつまで盤石でいられるか分かりません。

で、もしCASE革命が起きるとどうなるかと言うと、自動車の運用方法が変わってきます。

「MaaS」(Mobility as a Service)、つまり自動車を「所有」することから「手段」としてとらえる事であり、配車サービスの普及などはその一つの形態になります。

これが普通になるという事は、自動車の価格決定権が今の自動車購入者から離れて配車サービスなどの新業態に委ねられる事になります。

もちろん、個人に販売をしなくなる、という事はないでしょう。望めば自家用車を購入する事は出来るでしょうが、恐らく、購入代金を支払うという事は稀で、今のサブスクリプションのような一定期間の利用額を支払うようなものに移り変わっていくでしょう。

法的な所有者はどうなるのか、レンタカー会社がどうなるのかはその時にならないと分かりませんが、まず世界的に自動車の需要が落ち着き、新規販売台数は減る事になり、そして自動車は今の数倍の高額なものになるかもしれません。

自家用として所有できないのであれば改造したりすることもできないし、サーキット走行のような危険行為も禁止されるものと思われます。

GPSで位置や速度を把握して電源が入らないようにする事は簡単な事でしょう。
通信が発達すればそれらをキャンセルできないように対策する事も簡単です。

要するに今よりも自動車とユーザーの距離は遠くなり、単なる手段としてしか認識されなくなるという事です。
その頃には様々なモノが同じように「シェア」されて人々が愛着を持つ事を忘れるかもしれません。

しかし人類史はこれまで常に「利便性」を求めて進化してきました。
今より便利になるのなら必ずその方向に進むはずで、技術的な障壁はすでに取り除かれて、下地は整っていると言えるかもしれません。

これは自動車愛好家「エンスージアスト」にとっては辛い時代ですが、いずれはエンスージアストという言葉も忘れ去られて誰も何とも思わないのかもしれません。

ひょっとしたら日本だけガラパゴスでこれらの普及が奇跡的に遅れる可能性もありますが、日本以外の世界各国がこの流れになれば日本の自動車メーカーとて追従せざるを得なくなります。

そして540万人、60兆円産業の日本の自動車産業に対して嵐を前にして日本政府の動きは鈍く無能無策であるようです。

先日、ソニーが自動運転BEVの試作車を披露しましたが反応は薄かったようです。
CASE時代に必要な技術を幾つも自前で持っているソニーが無視されるならこの国の自動車産業はますます生き残りは難しい時代がやってきそうです。
Posted at 2020/09/12 00:26:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年09月08日 イイね!

マスコミはもういらない 豊田章男社長の苦言

週刊現代にトヨタ社長の豊田章男氏の発言が記事になっています。

2021年3月期の減収予想を発表したところ、当日は「よく予想を出してくれました」といった周囲の反応が「トヨタ利益8割減」「危機再び」といったマスコミ報道がされた途端「トヨタさん大丈夫?本当に大丈夫なの?」という反応に変わったという事でした。

マスコミお得意の切り取りで数字だけスキャンダラスに取り上げられて真意が伝わらなくなったと豊田章男社長は怒り心頭だそうです。

マスコミは「選ばれた自分たちが政府や企業を監視しなきゃいけない」という態度で記者などのマスコミ対応では失言を引き出そうという意図でしか質問しません。

そして都合よく切り取り、編集方針にそぐわないものは「報道しない自由」で真実を歪めるという姿勢に不信感を持っている人が増えてきています。

明治維新で身分が保証され銀行業などに繋げた士族と違い、仕官先にあぶれた不平を持った下級士族は維新政府を監視する新聞社を各地で立ち上げました。

確かに情報網が新聞、ラジオ、テレビなどの一方通行のメディアしかなかった時代は権力の監視といった側面もあったかと思いますが、SNSで誰もが発信できる時代において、選挙で選ばれた訳でもない、ある種の思想を持った集団が発信する情報はバイアスが掛かっていると思って間違いないでしょう。

かつて大手マスコミの社長が「我々が一般人を先導してやらなきゃいかんのです」といった発言をしましたが、そこには真実をつまびらかにするというマスコミの職責の片りんも感じられません。

官邸に出入りしている記者の中には「政治活動」や「倒閣運動」をしている者も居ます。

こういった自分達の思い描く結論ありきのマスコミの姿勢を偏向報道と捉える人は増えているようです。

マスコミのスポンサー企業であるトヨタ社長すらマスコミの姿勢に疑問を抱いています。

中には企業のIRも読まずに頓珍漢な質問をしてきたり回答をしても理解できない程度の低い記者が質の悪い記事を垂れ流しているという実害もあるようです。

記事の中ではトヨタの広報活動である「トヨタイズム」についても「企業の都合がいい一方的な情報」と断じていますが、目の肥えた一般人の検証に耐えられないような情報を発信したら一発でその企業の信用は地に墜ちる時代ですからマスコミよりよほど真摯に情報発信しているのではないでしょうか。
Posted at 2020/09/08 13:51:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「@☆大佐☆ 現行犯ではなく事後に逮捕されるようです。また組織窃盗や執行猶予中であれば重罪になる法案が可決されています。しかし万引き被害が2014prop. 47以降50%増加したという店もあり犯罪者に寛容な姿勢は犯罪抑止にならないという当たり前の結果になっているようですね。」
何シテル?   06/11 13:47
ネコとキャブを愛でるのが趣味の低年式オッサンです。
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