アメリカの大手メディアがこぞって民主党バイデン候補が選挙人の過半数を獲得し当確と報じています。
日本のメディアで大統領に当選としているところもありますが、来年1月20日の大統領就任式まではバイデン大統領では無い事には留意したいところです。
今回の選挙では大統領に投票する各州の大統領選挙人を選出し、同時に連邦議会選挙で上院下院の議員の改選も行われています。
この連邦議会選挙でトランプ陣営の共和党が議席を増やすと見られていますがバイデン候補か過去最大の得票を得たという不自然さがあります。
トランプ大統領は以前から郵便投票には二重投票や不正投票が容易になる事から疑義を呈していましたが民主党地盤の州を中心にコロナ禍などの理由で制度を独自に変更したりしてこちらも大量の郵便投票が行われました。
州ごとに制度が決められるため、個人が作成した私製の投票用紙が有効だったり、最初からバイデン候補に印がしてあるpdf用紙が配布されており、これにトランプ大統領に印を書いて投票しても無効票になるなど、トランプ大統領が指摘した懸念が実際に起こりました。
投票でも深夜の間に突然バイデン票だけが激増して逆転したり、開票作業でも共和党側の監視員が締め出され民主党選挙員がガラスをベニヤ板で覆って密室状態にしたりとどちらが勝つとしても選挙そのものの正当性が疑われても仕方ありませんがバイデン候補の当確が報じられると各都市で歓喜の大騒ぎになったようです。
しかし彼らは本当にバイデン氏に大統領になってほしいと思っていたのでしょうか。トランプ政権の継続を阻止した事に喜んだのではないでしょうか。
バイデン氏に関しては選挙戦以前から認知症の疑いが言われており、更に中国やウクライナに便宜を図った疑惑が言われております。
民主党支持者に言わせると「単なるうわさ話」と無かった事にしていますがFBIが捜査に着手していますしバイデン氏が大統領になれば自らに恩赦を与える事が可能となります。
このため大統領就任式までにバイデンファミリーの逮捕という最終手段もあり得、トランプ大統領も数々の疑惑に最高裁まで戦うと言っています。
法律テクニカル的には議会の指名を受けたり各州1票での再投票などまだトランプ大統領の道は残されていますが潔くない大統領とみなされるでしょう。
とはいえアメリカの世論は既に大勢は決したと見るでしょうし菅首相を含む各国首脳もバイデン候補に祝辞を送っています。
バイデン大統領になるとこれまでのトランプ大統領の政策が尽く覆されると見られています。
まずトランプ大統領の経済再生による失業率の改善は継続されずに一時的な給付金のバラマキとその財源の為の増税が行われるでしょう。
これによりアメリカ経済は失速すると見られています。
外交ではかつて安倍首相の靖国参拝に「失望」したと表現したように日本軽視中国重視の政策に変わるでしょう。
台湾もアメリカの支援が得られなくなり、中国の軍事侵攻による武力併合がいよいよ現実のものになるかもしれません。
トランプ大統領の押し進めた中東和平も打ち切り、イラン重視に転じればはしごを外された格好の中東各国とイラン(というかイスラム教シーア派とスンニ派)の対立が激化する可能性があります。
世界各国に多大な影響が予想されるアメリカ大統領選挙が最低の形で終わろうとしている事に失望の念を禁じ得ません。
誤解している人も多いかもしれませんがアメリカ共和党が好戦的なタカ派で民主党が民主的な平和と人権重視、ではありません。
これまでのアメリカの対外戦争の殆どは民主党政権下で開始されました。
共和党は「法と秩序」を標榜しており戦争にも常に消極的です。
また今の民主党はデモクラシーの寛容さに付け入って極左思想がかなり入り込んでおり政策に一貫性が無くその場しのぎの場当たり的な対処が目立ちます。
民主党の大統領候補選出で有力視されながら辞退したバーニー・サンダース氏は自ら社会主義者を標榜して憚らず、今回バイデン氏に譲る代わりに実質的な実権を握る裏約束があったと言われています。
また副大統領候補のカマラ・ハリス氏も極左として知られています。
彼女に関しては上昇志向が強いだけで利用できるものは何でも利用しただけで登り詰めてしまえばもうアメリカを破壊しようとまではしないという向きもありますが果たしてどうでしょうか。
彼女の父親は「有色人種と言う立場を政治的に利用すべきではない。それは対立を生むだけだ」と非難したとされています。
また「二人のライス」と言われたうちのスーザン・ライスが国務長官などの要職で入閣するのでは?と言われています。
彼女はオバマ政権で対中政策に采配をふるっており中国との関係改善を標榜するバイデン陣営には適任でしょうが日本にとっては最悪の人選となります。
オバマ大統領が来日した時に、拉致被害者家族会との面談で「椅子は置くな。立ち話で充分だ」と主張して座らせなかったのはこのスーザン・ライスだったと言われています。
拉致被害者家族会と立ち話するオバマ前大統領
拉致被害者家族会と膝を交えて話に聞き入るトランプ大統領夫妻
因みにスーダン政府からオサマ・ビンラディンの身柄引き渡しの申し出があったのを断ったとされており、もしこの時に申し出を受け入れていれば9・11テロは起こらなかったとさえ言われています。
悪い事ばかりがよぎりますが、アメリカ依存を脱却する時かもしれません。
大統領は民主党でも議会は共和党が議席を増やす為、大統領は議会を無視して物事を進める事が出来ない状態が続き、これが関係国にも影響を及ぼします。
特に安全保障においては中国が太平洋に進出する足掛かりとして台湾と日本を攻略する動きを加速させるとみられるだけに、中国が思い止まるような強力な軍事力の強化のハード面と憲法改正や日英同盟、日台同盟といったソフト面の整備が急務でしょう。
もしくは日本もアメリカのように共産主義者に浸食されて社会主義などに転じるか、です。
自称進歩的とされる層が共産主義、社会主義にシンパシーを抱くのがサッパリ分かりません。
今の中国を見ていてあの国の何が良いのでしょうか?
中共に取り入って重用されれば自分らを軽くあしらった保守派に復讐できる、とかでしょうか?
本気でメリットがあるなら教えてください。