• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

quadrifogliospaのブログ一覧

2025年01月26日 イイね!

アメリカの大転換

トランプ大統領就任式でビッグテックと言われるアメリカが世界に誇るハイテク企業のCEOが並び、忠誠を誓うように高額の寄付を競い合ったのはなんというご都合主義かと唖然としました。


特に第三世界で人気を誇るSNS、Facebookは以前はトランプ氏のアカウントを制限していたにも関わらず、大統領選でトランプ陣営の優勢が伝えられ、また選出が決まると制限を解除したりファクトチェックを廃止するなど、あきらかに新政権への接近を意識し手のひらを返した格好です。

一体アメリカに何が起こっているのか。

トランプ氏がアメリカ第一主義を掲げ大統領に再登板することになりましたが、過激な物言いなど嫌う層からは、差別主義者の大統領によってアメリカが破壊されると危惧したと伝えられますが、トランプ氏が過去に何度も事業で失敗しているリスクテイカーで滅茶苦茶なのはそうかもしれませんが、それはこれまでアメリカを覆っていた「多様性政策」(Diversity, Equity & Inclusion)への反発が強かったからで、アメリカの様子がおかしくなったのはトランプ氏が原因ではなく、現象であるとする識者も増えてきました。

DEIは多様性、公平性、包括性の英語の頭文字で政府や企業がこれまで金科玉条として掲げてきた価値観でした。

これらの理念自体を否定する人は少ないでしょうが、その在り方が問題でした。

特にアメリカでは人種問題、移民らのおかれた経済格差などとDEIが結びつき、一部の人の利権化していました。

黒人の命も大事だという主張の「ブラックライブズマター」運動ではその中心人物らが不動産取引で財を成し邸宅を何件も所有している事が発覚し、当の黒人陣営からも疑問の声が上がっており、一部はトランプ支持に転向したようでした。

またカリフォルニア州で刑務所の予算削減のため成立した犯罪に対する刑、軽罪罰則、州民発案法案Prop.47では950ドル以下の窃盗は軽犯罪であるとされたことが広がり、店舗での万引きが黒人の人権運動と結びつき、当初は生きるために必要な事だという擁護だったものが、気が付けば黒人を奴隷にした白人から奪い返し復讐する権利があると過激化し、警備員や警察官が現行犯逮捕したとしてもすぐに人権派弁護士が釈放してしまい、逆に取り押さえた警備員や警察官の方が過重暴行などで万引き犯から訴えられるようになると万引きで逮捕されることがなくなった事から街のどこかでデモがあると、示し合わせてその反対側の店舗が集団窃盗団に襲われるようになったため閉店する店舗が続出しました。
(実際には現行犯逮捕はされませんが、後日犯行の様子を捉えた動画などで逮捕、起訴はされていたようです)

また、バイデン政権下で野放図にされていた不法移民も流れ着いた街で問題を起こしたりアメリカの労働者が仕事にありつけなくなるなど住民を困惑させていましたが、これもDEIを出されると成す術がありませんでした。

性的少数者への配慮も度が過ぎました。
ワクチン接種時に記入する問診票の性別の欄は性自認の選択肢しか見当たりません。


「お気持ち」で自分が何者かを宣言するのは勝手ですが、医療やスポーツ競技などは生物学的な性で判断されるべきで、そういう意味ではトランプ氏が言う「アメリカでの性は男と女の二つしかない」は、まぁそうでしょうと賛同する日本人も多かったことでしょう。


このような事からアメリカの有権者の中に不満がたまり、そこにアメリカを偉大にすると言う公約を掲げるトランプ氏が現れたわけです。

有権者には
1)普段政治に興味がないノンポリ
2)政治に熱心なサポーター
3)特別な思想はないが政治に精通し冷静に判断する層

に大別され、普段注目されるのは2)のサポーターですが、社会問題や地政学的リスクが高まると1)のノンポリ層が世論を傾斜させることがあります。

アメリカはかつてもそのように大きく方向性を変えることがありました。

新自由主義は小さな政府で市場経済の合理性によって取捨選択が進み、市場効率化で経済が成長するという政治秩序でした。

しかしそれ以前はケインズ主義のニューディール政策に代表されるような政府やテクノクラートが市場をコントロールし経済を安定化させることが求められていました。

それ以前は自由主義として富める者が世界を動かす市場優先の経済体制で、それぞれの時代に繁栄と混乱がもたらされ、その度に大きく振れた振り子が揺り戻すように政治秩序が書き換えられてきました。

そういう文脈で見れば、今回並み居るビッグテックがこぞってトランプ氏に恭順の意を示し、ビジネスで恩恵を得よう、少なくとも邪魔建てされる事だけは避けようとした事も、時代の大転換を迎えているのだな、と思うのでした。


経済で言えば、トランプ氏は隣国メキシコやカナダがアメリカの産業を奪っているとして2月より25%追加関税を掛ける構えともいわれています。

有利な条件を引き出すためのブラフではなく本当にそうするかもしれませんが、今、アメリカでは追加関税や中国への関税を前に、駆け込み需要やそれを見越した在庫の積み増しが行われて経済はさらに強くなっているようです。

そうするとインフレの再発やFF金利引き下げの先送り観測、また追加関税が実施されれば実体経済への悪影響で今年後半は株価が軟調になると懸念されています。

そうなった時、はけ口としてかつて日米半導体協定で日本に外国産半導体の使用比率を20%以上にすると言う数値目標を飲ませた成功体験を自動車産業でも仕掛けられるかもしれません。


軍事面ではトランプ氏は本気でNATOや韓国、日本や台湾までアメリカの軍事力に「タダ乗り」しているとしてフリーライダーは許さないという考えのようで、海外派遣の米軍の縮小や各国軍事費負担の引き上げを求められるなど、日本も無関係ではいられないでしょう。

ウクライナについても支援の縮小や停止になればもやは欧州だけでロシアに対峙するのは限界点を迎えるのが早まり、国土割譲など屈辱的な「停戦」が現実になれば、アメリカは手を出さないと見て取った国々が世界各地で紛争を起こすようになるかもしれません。

それがアメリカに無関係な土地ならともかく、見過ごせない地域で起きた場合、いったん起こった紛争を手じまいさせるコストがどれだけになるかはウクライナや中東情勢の苦労を見れば一目瞭然であります。

それが日本に降りかからないとも限りませんので防衛関係者もトランプ氏の口から東アジア情勢で確固たる言質がないままではなかなか落ち着けないでしょう。

厄介なことに日本はアメリカと同時に中国、ロシア、北朝鮮といった国も同時に視野に入れておかなければなりません。

全く厄介な時代になったものだとため息をつく毎日です。
Posted at 2025/01/26 20:35:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年01月21日 イイね!

第二次トランプ政権発足

第47第アメリカ合衆国大統領に共和党のドナルド・トランプ氏が返り咲き、第二次トランプ政権が始まりました。

アメリカは問題山積なのは確かでそれらに「アメリカ・ファースト」で立ち向かうと宣言したトランプ大統領に国を憂う保守的なアメリカ人ならおおいに感動した事でしょう。

しかしアメリカでは対立を煽る選挙戦が繰り返された結果、人種問題や移民問題などを巻き込んで国論が分断しており今回の就任に強く反発する人もいます。

就任前の公約であるトランプ大統領の「アメリカ・ファースト」は関税を引き上げ、不法移民を追放し、所縁のあるグリーンランドやパナマ運河の奪取を標ぼうするもので、次の中間選挙までのこれからの2年間にカタをつけたいと矢継ぎ早にこれらの政策を打ち出すと諸外国との摩擦が一気に高まる事が予想されます。

国内の混乱と諸外国との軋轢で内向きになるとアメリカはグレートどころか世界情勢から孤立していく事になるでしょう。

それでもアメリカの擁するビッグテックはグローバルに展開し世界中で大きな存在感を持ち、それらの提供する「インフラ」に頼らずに生活することはもはや困難でアメリカに大きな富をもたらし続け、これらの利益が他国の真似できない巨額の研究開発費になりリードを維持しています。

しかし制裁を受けた中国はアメリカからの影響力を低下させる努力を続けており、かつては第三世界といわれたBRICSでも存在感を増す膨張政策を執っており、アメリカが孤立政策で内に籠るのなら好機到来となります。

軍事力くらいしか見るべきところが無いロシアもアメリカ軍の影響力が落ちた地域に積極的に展開してくる可能性が考えられます。

アメリカの製造業はもはや人件費の安い国へのアウトソーシングで賄われておりかつての鉄鋼などの力が落ちていることは日鉄のUSスチール買収報道でも明らかで、造船能力も中国に大きく見劣りするため、もし米中戦争が勃発した場合、中国は戦争しながら損害を補う兵器増産が可能でロシアのように戦時経済体制に移行すれば数年間は大きく戦力を補強する事が出来ますが、アメリカは今手持ちの兵力から大きく増強することは難しくなっています。

それどころか台湾有事や朝鮮半島有事にアメリカがどう動くかについても疑念が持たれる有様で、中国や北朝鮮、ロシアなどもこの動向を興味深く注視している事でしょう。

民主主義では「民意」を統制することが出来ない脆弱性はシステムのバグと言われています。
したがって国内問題を焚き付け、人々の間に不満と疑念の心を植え付けることが外部からの挑戦者にとってはなにより重要となっています。

アメリカが建国前から抱える人種問題、多様性や人権、環境問題、貧富の格差といった人々の気持ちに刺さる問題を盛大に焚き付けた勢力が居るとすれば、まさに目論見通りの推移となっています。

更にトランプ政権を支えるビッグテック層とレッドネックといわれる愛国的な労働者との間で意見の対立が始まっていおり共和党の内部が分裂しているとも言われています。

第一次トランプ政権ではトランプ氏自身初めての事であり、要職の専門スタッフがプロフェッショナルな働きをしていました。
例えば第一次トランプ政権下の対中関税もアメリカ企業のダメージが少ない分野を注意深く選び経済への悪影響が最小になるように配慮されていたとされています。

しかし第二次トランプ政権では第一次政権の反省からトランプ氏に忠誠を誓える人物が起用の最低条件となっており、能力的に疑問符が付く人事起用も見受けられます。
結果、ポピュリズム政治がアメリカを覆いつくすのでなないかと懸念されます。

実業家であり、既に政商との呼び声も高いテスラのCOEイーロン・マスク氏はトランプ政権が新設した政府効率化省のトップに収まり、自動運転や宇宙開発の規制を緩和していくとみられていますが、それ以外にも政府の支出を企業のコストカットのようにバッサリ削っていくとみられています。

しかし政府支出をギリギリまで切り詰めてしまうことは災害や戦争などへの即応性が削がれ、脆弱性が増す危険もあり、また政府支出が押し上げてきた分のGPDは低下する事になり、多かれ少なかれ経済にも影響を及ぼすことになります。


アメリカが内向きになり世界が大きな転換点を迎えようとしている時に日本は少数与党の不安定な政権であり、強者しか評価しないというトランプ大統領にかつての盟友だった故安倍元首相に敵対してきた石破首相は会談前からもう愛想をつかされているともいわれています。

せめて安倍氏を批判する文脈で「トランプに尻尾を振って会いに行くことが国益とは思わない」と言い放ったとされる石破氏は、その気概を発揮してアメリカを向こうに回し日本の独自外交でチャンスをものにするくらい大化けしてくれれば日本は長期の停滞から抜け出すこともできるのにと空しい夢想をしてみるのですが。
Posted at 2025/01/21 13:59:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年01月03日 イイね!

気仙沼行 年末年始

昨年末に有休消化で9連休にして気仙沼に行っていました。

27日(金)
職場のリモートワークが終了してしまったのでやや早上がり気味に帰宅し出発します。

今回は東北内陸部で降雪を高速道路のライブカメラで確認したので太平洋側の常磐道経由の三陸道で行くことにします。

世間はまだ御用納め前のところもあり、大きな渋滞には巻き込まれずに済みました。


有料道路区間最後の料金所を出る時間がまたしても順調すぎて(ひょっとしたらカーナビが有料道路の速度を誤認している?)何度か時間調整して本線上でも邪魔にならない程度の低速走行で料金所のゲートを通過したのは午前0時1分。

本線道路路肩にはまだ深夜時間割引きになる時間調整で停車している車両が並んでいたり、自分と同じように午前0時過ぎにゲートを通過しようと走ってきた車が殺到してきたりと瞬間ちょっとしたカオスでした。

外気温は6℃~-2℃。(センサー設置場所の関係で約3℃高めに出ています)


今回はこんなものを塗布。


GRのエアロスタビライジングボディコートVer.2という商品で、アルミテープチューンを開発した部署が開発したものです。

アルミテープと同じくボディーのプラスに帯電したものを飛ばして空気の流れがボディーに沿う事で空力特性を改善するものです。

オカルトチューンとみられがちな静電気の帯電除去ですが、走行中にステアリングコラムに導電性のアルミテープを貼ったり剥がしたりすると数秒でステアリングの重さが変わるのが体感できます。(全く分からないという人も居ます)

これを樹脂製のエアロパーツなどに塗布してみると確かに高速域でもスタッドレスタイヤのフワフワした感じがなくなりドッシリした感じになります。

一般人レベルで操安性が増したから何だという話ではありますが面白い商品です。
ただ帯電除去効果は一か月程度との事でコスパは良くありません。

高速燃費は20.3km/Lと去年と比べても悪化しているのが気になります。


途中コンビニに寄って気仙沼の家の公共料金支払いがてら夜食を購入。


風が強く、星が激しく瞬いていますがとても寒いので貴重品など最低限の物だけ降ろして先ほど買った夜食を食べて就寝。


28日(土)
前回来た時に掃除して温風ヒーターやコタツはセッティングしてあったので特に冬支度でやることもありませんが風が強い。ちょっとした風台風の時みたいに窓がガタガタを音を立てます。

昼から食材買い出しと地元の地銀の口座に入金します。
カードを作ったのでコンビニATMでも出来ますが、せっかく気仙沼に来ているので少し寄り道で済ませます。

ホムセンの駐車場で「東京からきたの?」と声をかけられる。
東日本大震災の後では物見遊山と勘違いされてずいぶん冷たく見られたけどナンバーの登録自治体を見て声をかけたとのことだから、昔住んでたとかなのかも。

駐車場で込み入った話もあれなので高校まで住んでましたと伝える。

体調が悪いので親戚などには出向かず、留守中お世話になっている近所の人に付け届けをして東京から持参した本を読んで過ごします。


29日(日)
起きると雪が降っていました。
昨日の買い出しの時にミカンを売っていたので友人宅に買って届けます。

粉雪とおもっていたものが夕方にはしっかり凍り付いており、凍結防止用のウォッシャー液を噴射してもしばらく暖気してガラスを温めないと溶けませんでした。


派手な電飾だな。



30日(月)
昨日は寄らなかった友人がコロナで自宅療養中とのことだったので、やはりミカンを買ってお見舞いに。

こちらも東京で病院に掛かっていて、しかし検査はしないとの事で謎のせき込みだけなので薬で抑えていますが、何かあるといけないので玄関先でミカンを渡して帰ってきました。

日没前に高圧洗浄機で軽く洗車。凍る前にふき取っておきますが時より雨や雪が降るのであまり意味はないかも。

夜はやはり読書。


31日(火)
いよいよ大晦日。
この日も風が強く屋外作業は断念。さらに低温で屋内作業もやっていませんでしたが東京から持参したまな板を再生します。

これは上京して家財道具をそろえた時に買ったものでかなり使い込んでよく使う部分が凹んでしまっているのでうまく切れなくなってきていました。

ネット通販でまた板用の鉋というのを見つけて注文しましたが、これが中国からの発送でなかなか届かなかったのですが出発間際に受け取れたのでまな板と一緒に持ってきていました。

最初は歯が立ってガタガタになったりとやはり安物とがっかりしたのですが、そのうちコツが分かってくるとうまく削れるようになってきました。

しかしかなり凹んでいたので表面を相当削らないと平らになりそうにありません。


こちらはあきらめて黒ずんでしまった裏面の表面をきれいにすることにします。


漂白剤みたいなものだとムラが出来たりするという事なので物理的に表面を削る事を以前から考えていましたが、サンダーなどでやると毛羽立ってしまうのでは?と躊躇していました。
今回、鉋で表面を滑らかにできる事が分かったのでヤスリ掛けして鉋で表面を整えることにします。


新品同様とまではいきませんが、包丁傷もかなり消えてスベスベになりました。

ヤスリで毛羽立った表面を鉋でそぎ落とすような感じでやると作業効率が良かったので東京に戻ったらオービタルサンダーで凹んだ側も平らにして鉋掛けすれば両面再生できそうです。

夜はやはり読書。


1日(水)
元旦です。
特にやるべきこともなく、また今日も風が強いので読書をして過ごします。

食事の事だけ気にして読書して過ごすのはリタイア後はこんな生活なのかなと思ってみたり。


2日(木)
特に必要はないのですが、何かやらないともったいない気がしたので風が弱まった隙に一階の窓掃除をします。

元日は去年、柄にもなく初詣に行ってみたら能登半島での地震、そして翌日はその救援活動中の海保機が衝突事故とかなりショッキングだったトラウマで初詣はどうかと思いましたが、夜に気を取り直して初詣に出かけます。

元日はウチの前も初詣に出かけると思われる家族の声でにぎわっていましたが正月2日ともなるとひっそりとしたものです。

ウチからは裏道で境内の裏から来た方が近いのですが参道から行くためにいったん山道を下っていきます。


月はまだ三日月前ですかかなり高度が低く、他の星もくっきり見えるのでなかなか奇異な感じです。

自分の柏手が境内に響き渡り、ちょっとハッとします。


帰りはコンビニに寄って夜食を買い求めますが、完全防寒着を着こんできているのは自分位なもので他の客はクルマ出来ているのでセーターくらいです。

しかし完全防寒なので風が吹きすさんでも寒くありません。

夜は読書。


3日(金)
ずいぶん長逗留したようにも思いますが今週末は北日本も荒天予報なため東京に戻ることにします。


朝はまだ車が凍てついていたのでゆっくり出発の準備をします。

さすがに時間をかけたので今回は人感センサーのスイッチを切り忘れたり忘れ物をしたという事もなくいい感じで出発できました。

市内で給油して三陸道に乗りますが、年始のあいさつ回りか初売りの買い出しか普段より多くの車が列をなしています。


あいさつ回りなら最寄りのICで降りるかと思いましたがほとんどの車は石巻あたりまで行くようで一向にトラフィックは改善しないので追い越し区間になっても無理に追い越す頃はしませんでした。

前方に遅い車が居て大名行列になっているのは見えているのですが、30台くらい
ごぼう抜きする必要があり、あまりの事にばからしくなります。

二車線区間に入ってからはトラフィックもバラけていい感じでしたが時より雨が降り出します。


北関東に入ると事故渋滞。
しかし今回は雪に見舞われない事を最優先としたので他の事には目を瞑ります。


外気温は8℃~2℃



高速燃費は北関東あたりからのノロノロ運転が功を奏して22.5km/Lと前年同月より改善。


高速を降りて新年一発目の給油&洗車で豪華なコースを選択。


ほぼほぼ食事と読書しかしてこなかった正月ボケを普段のサイクルに戻そうと自炊の食材を買いに出ますが3日ではまだ正月休み。

仕方なく駅ビルのデパ地下でちょっとお高い食材を買い求め帰宅。

平らにならしたまな板はかなり使いやすく料理しやすい感じでした。

はたして今年一年がどんな年になりますやら。
Posted at 2025/01/03 21:49:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2025年01月02日 イイね!

破壊的イノベーションのジレンマ 日本の自動車産業は生き残れるか

昨年末に飛び込んできたHONDAとNISSANの経営統合話はついに来たか、という感じでした。

直接の原因はNISSANが経営不振から北米での「投げ売り」政略を取り、その反動が2024年前後にくると言われながらも有効な対策をしなかった経営の失敗と言われていますが、それよりも前からNISSANだけでなく日本の自動車産業は成功しすぎたために自ら変革することが出来ない大企業病に陥っていました。

体力的に全方位戦略を執れたTOYOTAはともかく、EVにオールインしようとしていたHONDAも世界情勢の変化などで一気に経営が悪化しかねない綱渡りを始めたところでした。

そもそも日本の「ものづくり」は新奇な発明を世に送り出したというよりは既存の産業の効率化を極めたものが多いようです。

これは生産効率を極限まで高める一種の「イノベーション」と呼べるもので
日本製品の競争力の源でもありました。

しかしいったん成功すると、その立場を守るため攻めの経営は出来なくなります。

創業者から引き継いだサラリーマン役員の集団指導体制に代替わりしているとなれば尚の事、自ら改革の大ナタを振るうアニマルスピリットなどは持ち合わせていないでしょう。

ここで問題になるのは技術的優位はいつまでも続かないという事です。

最初は取るに足らない挑戦者の未熟な新製品であってもずっと改良を続けていくうちに既存の技術よりも優れた側面が出てくることがあります。

鉄鋼で言えば最初は低く見られていた建築用の鉄筋生産を相手にしなかった大手鉄鋼メーカーが気が付いた時には一部の高品質鉄鋼製品といったニッチでしか通用しなくなっていたといった技術的な逆転がどの分野でも起き得ます。

現時点でEVは航続距離などの商品力と価格の高さ、充電インフラなどまだまだ劣るものですが、たとえば人々のライフスタイルや価値観が変化して自動車を所有するのではなく必要な時にアプリで呼び出すようなサブスクリプションスタイルがいったん定着してしまえば、メーカーがどんなに高性能な自動車を開発しようが、もはやそれが選ばれる理由とはならなくなる可能性もあります。

高性能、高機能の付加価値追求だけでなく、世界中の多くの人が自動車に求める要素は何なのか。

仮にEVは唾棄すべき悪魔の発明で人類が目指すべきは究極の内燃機関であったとしても、その技術優位は日本メーカーだけが秘伝として独占できるものではありません。

いずれは基礎研究分野でもAIが人間の研究者よりはるかに超高速で試行錯誤を繰り返して最適解を導き出すかもしれません。それは資本集約の暴力と言える、資力を持てる者がすべてを制す規模競争の世界。

そもそも自動車の新規開発が以前なら5~6年が当たり前とされていましたが、中国の自動車メーカーは約18か月で開発を完了するスピード感の違いから、もやは日本の自動車メーカーや部品サプライヤーは遅すぎて相手にすらならないと豪語しています。(NISSANは30ヵ月を目指すとしていますが)

足回りも今は職人的な試行錯誤の積み重ねと経験に裏打ちされた勘頼みの世界ではなく電子制御とセンサー、高度な演算モデル
で路面からの衝撃を吸収し、車体はピタっと安定させられる時代になっています。
究極的に専門の技術者が最後の最後の部分を煮詰めて仕上げる余地はあるにせよ、もはやそこまでくると普通の人では全く違いが分からない次元になっている事でしょう。

自動車は人の命を乗せるものでもあるため、いい加減な造りで事故なんか絶対にあってはならないと言うのが現在の認識で自動運転なんてもってのほかという風潮ですが、ひょっとしたら将来は自動車に乗車していて事故に遭っても昔よりはマシなのだからとこのコラテラルダメージを許容するように変化するかもしれません。

かつて日本はイノベーション大国でした。鉄道や発送電、電信などは欧米に劣らないか日本の方が先に事業化にこぎつけた分野もありました。

新政府が産業を奨励して邪魔だてしなかった事や、それ以前から日本でも高等教育が受けられる環境があり海外の先端科学技術を吸収するだけの素地があり、また私有財産が限定的ながら認められ、作物の先物相場のような金融市場が発達していたからこそ欧米のイノベーション爆発期に発明と資本集約でついていく事が出来た稀有な国の一つとなりました。
(世界的な銅需要に応えられる鉱山が日本各地に存在していたのも資本蓄積が必要なタイミングに合致してラッキーでした)

日本が持てる武器と足らざる部分を再認識して、アメリカが1970年代の停滞期からデジタル革命で再生し、再び世界をリードするイノベーション大国になったように変革を遂げる時期にあるのではないかと思います。

その時、変化に対応できない、あるいは変化を拒む者は容赦なく過去の遺物として退場させられるのではないかと思います。

果たしてその淘汰の先に再生はあるのか、過去の栄華を売りにする観光立国として生き残りを模索するのかは現時点では分かりませんが、不確定な分、まだどうにでも舵取り出来る余地があるのかもしれません。
Posted at 2025/01/02 22:08:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年01月01日 イイね!

今後はどうなるのか

昨年まで資産運用を通じて地政学的な事や歴史や技術など様々な観点から勉強をし直しました。

とはいえ実践を伴わない読書バカやSNSで他人の見識を借りて知った気になるのも何か違うと感じています。

もっともこれらを生業やライフワークとしている研究者でもないので各地を歩いて現地の人と交流して深掘りするのも現実的ではないと思っています。

ある程度年齢を重ねると世の中を俯瞰してみるようになり、これがまた世間とのかい離になってもどかしいのですが、先人の教えと言う物は試行錯誤の詰め合わせみたいなものであろうと思います。

現代日本は民主主義を基調とする資本主義が根ざしてきましたが、戦前からの歴史との融合、また敗戦という大きな体制転換を経て国際平和を希求すると言う憲法を頂いてきましたが、これがどうも雲行きが怪しくなるのではないかと思っています。

経済成長の限界点を超え、経済的に衰退期に入っていると言われる日本は(反論はあるでしょうが様々な指標からピークは過ぎています)今後どのようになるのか。

まず目立ったところでは内部対立が激化していくようです。

これは保守vsリベラルのような分かりやすいものから現役世代vs高齢者といった属性の対立など、あらゆる所で摩擦が激しくなっていくように思われます。

これは日本人の劣化というよりは経済的に困窮すると不満が増大するためで、ポピュリストの台頭などは民主主義の弱点とも言われています。

民主主義では個人の意思が尊重される価値観なので、必然的に労働生産性も低下していきます。
本来であれば高度成長期からの転換でより付加価値の高い産業シフトをしていくべきでしたが日本人の器用さと勤勉さで「ものづくり立国」から抜け出す事も出来ませんでした。

技術水準が低いうちは高品質な日本製品が支持されましたが、工作機械の進歩やデジタル化によって世界のどこでも同じ品質の物が造れる時代に日本製品の競争力は相対的に低下しました。

民主主義においては各自の思想が尊重されるため、立場の違いを超えた意見集約が難しくなります。

国内の対立が激しくなれば、当然その混乱を利用しようと言う外国勢力にとっては好都合となります。

以前の日本は良くも悪くも国民が一つに束ねられていましたが、今は「個人」が優先され、人々の意識から公共の精神と言ったものを尊ぶ姿勢が失われつつあるように感じます。

民主主義のお手本であるアメリカは、同時に実力がものを言う個人主義で頂点を極める限られた人材にはチャンスが広がり、それがイノベーションを起こして世界に影響力を行使してきましたが、アメリカにおいても人種問題やイデオロギー対立が高まり、自分と対立する勢力が地上から消え去れば平和になるとかそのためには武力蜂起も正当化されると言った見方をする人が年々増加しており、これは内戦一歩手前の状況と言えるでしょう。

これもアメリカの国力の衰えの表れと言えるかもしれません。

幸いなことに、今すぐアメリカの覇権国の座にとって代わると言う勢力は見当たりません。

しかし、中国やロシアといった権威主義国が虎視眈々とアメリカの没落を狙っています。

これらの国の最大の強みは世論を誘導して国民の意志を統一できる点にあり、産出する天然資源などの国家リソースの多くを軍事競争に振り分けたりすることも可能になっています。

一方で民主主義では個人が自由に意志を持つ権利を守るるためには戦いますが、それがどの程度の犠牲と見合うのかはその時々の時世にまかせて一定の基準というものがありません。これが民主主義の弱さともなりえます。

またアメリカの優位を築いてきたテクノロジーは成功した金融市場に裏打ちされた莫大な研究開発費用に裏打ちされたものですが、世界トップレベルの大学が送り出す人材によるところが大きいものでした。

覇権国の座を狙う中国は精華大学や北京大学など有力な教育機関は僅かしかありませんでしたが、近年専門的な教育を受ける中国人学生の数は増え続けており、いずれアメリカの平均を超えていくと見られています。

優秀な人材を数多く要し、国家としての意思統一が容易で世界一位の座を狙っていくというのだから紛れもない脅威となります。

しかし民主主義の日本人からすると個を犠牲にしても国の発展に尽くす、というのは既に理解しがたいものがあります。

中国人も国の為というのは建前で本当は自分が豊かになりたいだけでも、国の優遇制度などを我が物にするために国家に協力しているのだろうとは思いますが、自国民に銃弾を放ち、戦車で踏みつぶした事すらも「混乱を収めた最善策であった」と言ってしまう人たちである事に注意すべきです。

つまり中国が民主化しないまま資本主義を導入し、成功した事が脅威であるという事で意思決定が遅く世論というアキレス腱を持たず、いざとなれば自国民であれ武力弾圧で国家意思を遂行する権威主義的資本主義が国家成長の効率と言う観点からは最善であるかもしれないという事です。

今は西側との経済的な融合も大きくなって無碍なことは出来ないようになっていますが、その気になれば国家財政などどうとでもなるという事です。

それを考える時、中国の軍事力拡大を矮小化すべきではないと思うのですが、中国が繰り出す新型ステルス戦闘機の細部をあげつらって性能が高くないとか馬鹿にする風潮に危機感を覚えます。

性能は最高ではないにしても基礎技術はアメリカのコピーであっても自国でここまでのものを量産化できると言うのはすでに日本のそれを超えています。

宇宙開発にしても月の裏からのサンプルリターンなどこれも既に日本以上の技術を有しています。

最先端半導体分野も材料や装置で日本は優位ではあっても、それらがなっくても中国も一周遅れの事を自国で賄える能力があり、台湾など最先端企業と協業しなければキャッチアップ出来ない日本よりも業界での存在感は大きなものがあります。

EVもイデオロギー的な対抗意識から全然エコじゃないとかオワコンだと日本人は信じたい訳ですが、世界の大半の人はイデオロギーで自動車を選ぶのではなくそこそこの品質でそこそこの価格のクルマが欲しいというニーズがあったときにそれに見合ったものを日本の企業と中国企業のどちらがそれを提供することが出来るのか。日本の自動車産業550万柄人の雇用を守るために日本はEVなんか造るべきではない、と言ってみたところでそれを決めるのは冷徹な市場原理でしかありません。
そして産業を守ると言うレベルではなく誰が生き残れるかどうかの次元に既になっています。

また現状でもその気になれば日本やアメリカの抑止を突破して台湾統一位の事は出来ると見るべきですが、民主主義勢力が内部対立で混乱し意思決定が遅れるという事がなにより中国を利する事になるでしょう。

民主主義の理念も守るため日本人は一致団結すべき、なんて言ってみたところで鼻で笑われる事でしょう。

戦後の日本しか知らない日本人からすると民主主義が尊く永遠に続くように思われますが、その保証はなく、権威主義的資本主義が人類の最先端システムであるかもしれません。

何が最適解かは誰も断言できませんが、変化の時代に素早くそれに対応できなければ滅びるだけという事はなんとなく予感するものです。

古いものを守るのか、素早く変化するのか。これもまた意見が大きく分かれるのでしょう。

そんな事を思う年始でした。
Posted at 2025/01/01 18:17:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「今日車検出してきたけど車検時の法定費用先払い、今は後払いになってた。
一回で済むならそれに越したことはないけど用意してた現金を口座の方に戻しておかないと。」
何シテル?   06/14 22:03
ネコとキャブを愛でるのが趣味の低年式オッサンです。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/7 >>

  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

リンク・クリップ

TMエキマニに、バンテージを巻いてみた! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/03/29 00:30:55
日光サーキットに注文あり(笑) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/01/21 00:11:18
Torque Pro 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2016/07/23 22:27:58

愛車一覧

ホンダ フィット 二号さん (ホンダ フィット)
助手席が回転するスゴいヤツ。 仙台近辺で走っていたようだけど88,290kmでウチに嫁 ...
アプリリア RS250 アプリリア RS250
DUCATI996を事故で失い、以前に乗っていた2stにもう一度という事で柏のバイク屋か ...
ヤマハ YSR50/80 ヤマハ YSR50/80
登録抹消 人生初の原動機。 田舎で周囲の数人がコレに乗ってたので困った時に相談にのって ...
カワサキ ZXR400 カワサキ ZXR400
事故により廃車 異形ヘッドライトとタンクに刺さるエアラムチューブが格好良過ぎて購入。 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation