
ゴールデンウィークに2泊3日でドライブ旅行に行って来ました。
初日は山口県下関を目指しながら途中でいろんな所に立ち寄るという工程です。
前日の夜9時過ぎに出発。
翌朝、島根県の道の駅で長めの休憩を取り更に西へ。
最初の目的地は山口県長門市の元乃隅神社。
因みにここまでで出発から13時間かかりました。人生初の山口県入りです。

山口県の観光スポットとしてテレビ等で度々紹介されていていつか行ってみたい場所の一つでした。
連なった赤い鳥居が圧巻です。
人気観光スポットなので人が写り込まない写真を撮るのは大変です。
野地蔵、海原を眺めて何を思う…
他の観光客が順番に鳥居に向かって何かを投げているのが見えたので何してるのかなと思ったら鳥居の中央の箱にお賽銭を必死に投げ入れていました。

誰かが成功する度にギャラリーの拍手と歓声が上がってたので私もチャレンジしましたが十数回チャレンジするも入らず、最終的に屋根に乗せる珍技を披露。ガックリしていると「屋根の上もええなぁ」というギャラリーの声に救われてその場を後にしましたw。
連投の疲れを癒すべく柑橘ソフトを食べました。

とても美味しかったです♪
次に向かったのは角島大橋。ここも超有名スポットで存在を知って以来訪れたい場所でした。

少し曇っていましたがそれでもエメラルドブルーの海!
北陸日本海側人間の私には新鮮です!
渡る前にクリオと記念撮影。

上手く撮れない。
念願叶ってクリオで橋を渡ることが出来ました。

海風が心地良い♪
角島に上陸。

漁港に大漁旗を掲げたたくさんの漁船。
遅めの昼食はバイク乗りが多く訪れるというホットドッグ屋さん
”Goodies Ella Rider's Cafe ”です。

ボリュームがあって美味しかったです。
ここを訪れた時店員さんが車のナンバーを見たのでしょう「富山からですか?」
と驚かれて「そうなんですよ~」って会話をしていたら先客の常連さんらしい地元ライダー数人が「え?富山⁈」「何時間かかった?」「自走で来たん?」と急に食い気味で話しかけられたのは面白かったです。

確かに私が地元で山口や九州のナンバーを見たら「おぉ!」てなるし…。
今回は私が遠くからのビジターでした。
次に訪れたのは最果てとか最〇端が好きな私には外せない場所、毘沙ノ鼻。

ここは長い長い本州の最西端です!
とうとうこの地に足跡を残す事が出来ました。
今にも雨が落ちてきそうな垂れこめた雲が最果て感を怪しく演出します。
最果てを達成したので宿泊地へ向かいます。
この日の宿はかの伊藤博文が清国の李鴻章と下関条約を締結した歴史的な場所”春帆楼”さんです。

そして伊藤博文がふぐ料理公許第一号店とした老舗割烹旅館です。
部屋は広くて豪華な作りでビックリ!
それもそのはずで皇太子様(現天皇陛下)がお泊りになった部屋でした!

こんな平民の私たちが泊まって良いものかと少々ビビりました。
夕食まで少し時間があったので散策に繰り出しました。
関門大橋。
真下からの迫力の眺め。
トラス構造カッコイイねぇ。

そして橋の向こう側は九州なんだよね~。
思ったよりも近くて本当に目の前なんだなと感動しました。
壇ノ浦の戦いのモニュメント。
一旦散策から戻ってお楽しみの夕食です。
ふぐ料理のコースです。
こんな大皿に盛られたお造りを食すなんて人生で無いと思っていました。

歯ごたえのある食感で美味しかったです。
もう3皿くらい食べたい勢いでしたが白子唐揚げ雑炊等々で結局最後は腹パンに。
食事のあと今度は夜の散策に出掛けました。
春帆楼の直ぐ横にある赤間神宮。

壇ノ浦の戦いに敗れて入水した安徳天皇が祀られています。
ライトアップされた関門大橋。

この日は期間限定の桜色のライトアップがされていました。
橋を少し過ぎた所に有る下関側の関門トンネル人道入口。※写真は翌朝のもの。

ここからエレベーターで地下へ。
全長780mの歩道が始まります。

歩道の直ぐ上は車道になっているので音が聞こえてきます。
暫く歩くと歩道のほぼ中央に位置する県境に到着!

来たかったんですよね~ここ。
ほぼ100%の観光客が撮るであろう写真を私ももれなく撮りました。

境目も好きな私には堪らない場所です。
燥ぐ私たちの横を地元の方たちは黙々とランニングやウォーキングをしていました。
ここなら天気関係ないからいいよね~確かに。
県境にはこの様なパネルが掲げられています。

海面から58mも下なんです!
そして門司側に到着。
エレベーターで外へ出ると何と雨が降り出していました。

傘を持ち歩かなかったのでここでの散策は断念。
そして戻った下関側も雨。
何か手はないかとトンネルの管理人に傘を売っていそうな店を訪ねると「翌日返してね」と言って傘を貸してくれました。神様に見えました。
無事宿に帰って1日目を終えました。
2日目。
早朝に前日借りた傘を返しに散歩がてら人道入口へ向かいます。

雨も上がって良い天気です。
宿に戻って朝食を食べてチェックアウトして最初に向かったのは唐戸市場。
多くの観光客が寿司を求めて行列を成していました。
並ぼうかとも思いましたが時間の都合で雰囲気だけ味わってから隣接する売店ででお土産を買い込みました。
気付けば写真を撮ってなかったです。
赤間神宮にあらためて参拝。
竜宮造りが美しい。
次は関門トンネルで門司へ向かいます。
GW中だからなのかこのゲートまで1kmほど渋滞していました。
ふぐの絵がかわいい。
トンネルを抜けて初めて車で九州に乗り入れます。
門司港レトロに到着。

可動橋の下の遠方に春帆楼が見えます。
このエリアにはレトロな建造物が多く残っていますがその代表格が門司港駅舎。

重要文化財に指定されています。
現在の駅舎は1914年の大正時代に建てられました。

どこを切り取っても素敵な駅舎。
大正ロマンを感じます。
次の目的地へ向かうために再び本州側へ。今度は門司港ICから関門自動車道に乗り関門大橋を渡ります。

今回の旅行で関門間を徒歩とトンネルと橋で往来しました。
今度は鉄道と船かな?
そして次に訪れたのは山口県美祢市にある特別天然記念物の秋芳洞です。

入り口がすでにすごい迫力。
中の空間が広い!
ひんやりと心地良い空間。

さすが日本屈指の鍾乳洞なだけあります。
百枚皿。
迫力の黄金柱。
今度は秋吉台をドライブです。
広大なカルスト台地。
そんなに長くはなかったですが適度なワインディングで快適な道でした。
ワインディングを走り抜けてそのまま松江市へ向かいます。
この日の宿泊は松江市内のホテルにしていたのですが時間が押していてチェックイン予定時間を大幅に過ぎた21時頃にチェックイン。

お腹がすいていたのでホテル近くの居酒屋になだれ込んでもつ鍋をビールで流し込みました♪
部屋飲み出来ない胃袋になったのでホテルに戻って直ぐに就寝して2日目終了。
3日目。
ホテルをチェックアウトして近くのローカルスーパー”みしまや”に立ち寄り出雲蕎麦等の地元食材を購入。
ガソリンを入れてから帰りの道すがらダム物件ラリーの始まりです。
今回の旅行計画を立てた時点で企てていました。
先ず訪れたのは島根県仁多郡出雲町にある三成ダム。
1953年に竣工した日本で初めて作られたアーチ式ダムです。

日本に数多あるアーチダムの祖なんですよ!
そんな理由もあってか土木遺産に認定されています。

納得です。

近現代の様に洗練されていないコンクリート型枠の粗さが残る堤体が時代を感じて非常に良い物件でした。
次のダムへの移動中の車窓から。
山陰道を走行中に雄大な大山を拝むことが出来ました。

伯耆富士や出雲富士とも呼ばれるその姿は美しいです。
巨大な風車の下では山陰道の工事が進められています。

今回の旅行では完成した無料区間を走行する事で時間短縮出来た所もあるので早く全線開通して欲しいです。
次に訪れたのは鳥取県八頭郡智頭町にある三滝ダム。
バットレスダムという珍しい形式で同型のダムは国内に6基しかありません。

竣工が戦前の1936年という歴史もあります。
こちらも土木遺産に認定されています。

歴史と希少性を考慮すれば納得です。
珍しく天端を歩ける有り難い物件。
自然越流していて涼を感じました。
監査廊の扉とそこからのびる階段。
出入りしたい!上り下りしたい!とイケナイ妄想が膨らみます。

これでバッタレスダムの訪問は群馬県の丸沼ダム、富山県の真川調整池に続き3基目になりました。
こうしてダム欲を満たして帰路に就きました。
この旅の走行距離は約2000キロ。
1日目

途中から何故かバイク移動になってるw。
2日目
3日目

無事に走り切ってくれてホッとしました。
今回は色んな目的を果たせて大満足の旅行となりました。
またどこか未踏の地を目指してドライブしたいです。
以上、GWのドライブ旅行でした(^^)/