土曜日、真川調整池(真川ダム)を見学してきました。
立山山麓粟巣野スキー場の外れにある案内看板。
ここから片道2kmを歩いて行くことになります。
何人も車では行けないダムです。
実は去年の9月、ダム見学に備えてこの歩道の入り口を下見しに来ていました。
この時はクリオが車検中で、代車のプジョーで訪れていました。
最初はこの看板や入り口が分からずにスキー場周辺を右往左往してようやく見つかりました。
入り口は歩道とは名ばかりで登山のつもりで挑んだ方がよさそうという印象でした。
実際に過去に訪れた方々のブログにもその様に書かれていました。
9時15分、入り口着。下見しておいたお陰で今回は時間ロスなく入り口に到着できました。
登山が趣味ではないので本格装備は持っていませんが、リュックにお茶、雨具、ラジオ、電池
タオル、熊鈴、スキー用のストック、足元は長靴で挑みました。
9時20分出発。
道程の前半は九十九折で急勾配の一本道が続きます。
振り返って撮影。踏み外したら滑落します。
9時32分、約0.5km地点。
少し休憩。運動不足なのでゆっくりゆっくり登ります。
水圧鉄管のコンクリートの上からの眺め。
地鉄立山駅周辺が見えます。天気が良かったのでアルペンルートは賑わっていたでしょう。
景色を見てから改めて水圧鉄管を見ると・・・
穴が開いて漏水している箇所がありました(゜o゜)
北陸電力の知り合いに連絡した方が良いかな?未だしていません。
9時43分、多分0.9km地点。
ここは粟巣野スキー場のリフト降り場の真横。涼しい風が吹いて体力を消耗した体に優しいです。
9時51分、約1.0km地点、道程の半分です。
ここまでは水圧鉄管を左に見ながら上って来ましたが、ここでクロスして右手になります。
鉄管を見下ろします。真川発電所に通じています。
そして見上げた鉄管の遥か先にダムが有ります。
水分を補給して後半スタート。
前半の過酷な道程と打って変わって、後半は傾斜が緩く幅も広くて歩き易くなりました。
10時05分、約1.8km地点。
この辺りからは右手の沢から川の音が聞こえていて、もういつ堤体が姿を見せるのかドキドキ
しながら歩いていました。足取りは軽かったです♪
そして・・・・突然その姿を現しました。
10時07分、標高1000m、真川調整池に到着しました!
昭和5年竣工。国内に現存する6基のバットレスダムの内の1基です。
「日本の近代土木遺産」に選定されています。北陸電力の発電用ダム。
以前、群馬県の
丸沼ダムを訪れました。その後バットレスダムについて調べる中で歴史と稀少性と
富山県に2基が現存している事を知りました。
それから綿密?な計画を立てて今回見る事が出来ました。
この、どのダムとも違う特異な形状。
どう表現したら良いか・・メゾネットな感じ?が素敵です♪
ここで80年以上も風雪に耐えてきたであろう堤体。
ほぼ当時の姿を残しつつもメンテナンスによって使われ続けているのが凄いです!
2kmポスト。
ポストはスタートから0.1km毎に有ったり無かったり(見落としかも)倒れたりしていましたが
此処はちゃんと有りました。
小さな調整池ですが苦労して訪れた分、神秘的に見えます。
上から見るとグランドピアノを逆にした様な形をしているそうです。
柵が有り天端へは入れませんが見られただけで充分です!
私たちは(息子が一緒でした)ダムまでが目的なのでここで引き返すのですが
柵手前の看板に従って50m程だけ行ってみました。
すると、立山アルペンルート辺りが間近に見る事が出来ました!
その左側には美女平駅が見えました。標高がほぼ同じなんですね。
そして写真中央左下辺りに、すご~く小さくですが、ケーブルカーが写っています!
暫くダムと景色を堪能して体力を回復させてから帰路に就きました。
帰り出発10時40分⇒駐車場着11時22分。
因みに真川ダムのダムカードは発行されていませんが、今回の件で訪れた証明は出来るので
もしも発行されたら多分貰えるでしょう♪
こうして富山県のバットレスダム1基を見学出来ました。歩いた甲斐がありました!
こうなればもう1基も見たくなります。しっかり事前調査をして機会があれば・・・です。
以上、真川調整池見学でした(^_^)/
Posted at 2017/06/18 22:32:58 | |
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