
8月最終日。
夏が過ぎていく寂しさに駆られる今日この頃。
追い打ちをかけるように楽しみにしていた日曜日のとあるクラシックカーイベントも台風接近に伴い中止に。
さて、お盆休みの前半に栃木県へ行って来ました。
朝4時出発。
北陸道→関越道→R120金精峠を通って中禅寺湖周辺に到着。
男体山と二荒山神社の鳥居。
天気は良かったのですが凄く暑い日で9時過ぎには既に30℃を超えていました。

標高は1200m程で高い筈なのに。
中禅寺湖から数百メートル下流には日本三名瀑の一つ華厳の滝があります。

いつ見ても迫力があります。
そして、人で賑わう湖と滝の中間にひっそりと仕事をしているのが中禅寺ダムです。

小さなダムですが華厳の滝の流量調整も担う重要な役割を果たしています。
管理所に立ち寄って無事ダムカードも貰えました。
次に向かったのは足尾銅山です。
400年の歴史があり、日本一の鉱都と呼ばれていたそうです。

繁栄の裏には足尾鉱毒事件という公害がありそれが地元富山県で発生した公害”イタイイタイ病”に似ているので以前から関心がありました。
すごくゆっくり走るトロッコに乗り出発。
坑道入口が見えてきました。

この中を460m程入って行きます。
外の猛暑から一転、中は涼しいというより寒い位です。
なんと、坑道の総延長が1200kmにもなります!
鉱山内だけで九州まで到達する距離になるって凄すぎます!

パッと見1200mだと思ってそれでも凄いと思いましたが大幅に桁が違ってました。
坑内には江戸時代から現代までの採掘作業の移り変わりをリアルな人形で再現されています。

採掘道具の近代化で効率が上がる一方で粉塵公害といった健康被害をもたらす弊害を伴うなど過酷な採掘作業の変貌が良く分かりました。
坑道の出口付近にはトロッコや銅のインゴット等の展示物があります。
インゴットは20㎏もあります。
この建物内で銭形平次でお馴染みの寛永通宝の製造過程が見られます。

夢中で見ていたので気が付いたら写真を全く撮ってなかったです。
次に向かったのはわたらせ峡谷鐡道間藤駅から少し北に行った所にある本山精練所跡です。
明治17年に当時最先端の技術を導入して稼働しました。
跡地は立ち入り禁止なので対岸からしか眺めることができませんが古河橋は間近で見られます。
明治23年からかかっているドイツ製の橋。

国内最古の鉄橋。トラス構造がカッコイイです。
廃墟群には
硫酸タンクや
シンボル的存在になってる約50mの巨大煙突があって見応えがあります。
精錬所の廃墟群を眺めていたら天空の城ラピュタに出てくる鉱山の町を思い出しました。

たまたま昨日も再放送していてしっかり見ていたので改めてそう思いました。
近代産業遺産を堪能した後は日光街道から東北道で移動して那須塩原のペンションに到着。
陽気なジャズバンドがお出迎え♪
夕食では美味しいワインを飲みながら”お代わり自由な”ローストビーフを堪能。

胃袋が満たされて部屋飲みもしてぐっすり眠れました。
朝食も美味しかったです。

快適に過ごせた良い宿でした。
二日目はご当地スーパーや道の駅でお土産を買いながら帰路に着きました。
日光宇都宮道路で清滝インターまで走り日光東照宮周辺の渋滞を避けた後は往路を逆トレースして帰りました。
その途中、群馬県みなかみ町にある相俣ダムに立ち寄りました。
確か4~5年前に訪れて以来の再訪でしたが何やら知らない内に大規模改良工事が始まっていました!

導流壁が大きく削られていてコンクリート打設当時の真新しい色がむき出しになっています。
巨大なクローラークレーンのブームが横たわっています。
工事内容は簡単に言うと堤体に大穴を開けて水門を追加するという内容。

これは完成までの間に何回か訪れてみたいです。
特に堤体に大穴が開いた時に…。
以上、お盆休みの栃木県旅行でした(^^)/
Posted at 2024/08/31 20:56:17 | |
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