
24日の朝日新聞に軌道エレベータ(記事では宇宙エレベータ)のことが載っていた。
SFの話としては知っていたが、実現が夢でなくなってきたという記事に正直驚いた。
一番大きな技術課題だった、必要な強度を持つ素材 をクリアするめどがついたことが『夢』と『夢でない』の差とのこと。
具体的にはカーボンナノチューブを連続的に作れる技術ができたことが大きなステップと認識されている。
しかし、このエレベータ、静止軌道より遠くまで伸ばさなくちゃいけなくて、
そいつは下からしっかり支えるのではなく、引っ張っても切れないつよいリボンを遠心力(主にリボンそのものに対する遠心力)でぴんと張る という原理。
んで、静止軌道に達するには200km/hで7日かかる という。 うーん。
これにものすごくまじめに取り組んでいる人は結構多いようで、課題もちゃんと認識されている。対テロだとか、地上に落ちたときの被害とか。
ん?地上に落ちたときの被害は楽天的だ。リボンだし、ヒラヒラだから大丈夫、、って?
いや~そんなに強いリボン(10万kmもの長さ)が、切れて地上にひらひらした日には大変なことになるだろうなぁ、、
新幹線の先頭がそいつに引っかかったら、しゅるしゅると百キロ/h以上でリボン全体が引っ張られるわけで、、さわったものを紙のエッジで指を切るように、キレイに切って行っちゃうだろう。仮にどこかに引っかかると、新幹線は少し進んでパチンコの要領で打ち返されちゃう、、
まぁ、課題はたくさんあるだろうけど、2018年だとか、2030年だとかにはマジで実現を目指しているようで、私が死ぬまでに間に合いそうだ。
Posted at 2008/11/29 14:18:50 | |
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日々の徒然 | 日記