こんにちは、スタッフKKです。
今回のスタッフブログはこちら。
「JAIA輸入二輪車試乗会」に参加してきましたのでそのレポートをお送りします。
今回で3回目の開催。第1回に参加したことがあります。その時はまさかの雨で最高気温10℃というコンディションでした…くわしくは過去ブログ見てみてください。
今回は晴れ!よかった。。
場所は大磯ロングビーチ駐車場に設けられた特設会場です。
集まったバイクは海外10メーカーの約100台。
さまざまなタイプのバイクがいます。
これらを各メディアが朝から夕方までひたすら乗りまくるというイベントなのですが、これがなかなかのハードワーク(汗)さすがに全て試乗するのは不可能なので、それぞれ事前に予約をして振り分けられたバイクに試乗していきます。
前回参加時と同様、carview!取材班がメインで参加しているので、我々みんカラチームはそのスキをみて試乗します。
試乗したバイクのレビューをクルマレビューにバンバン投稿したいところですが、このブログの性質上あまり乱発も出来ない(いろいろ影響が大きいので…)ので、今回はこのブログにまとめていきたいと思います。
※全てメーカーの試乗車の為、ナンバー修正は行ないません。
最初はこちらから。KYMCO Racing S 125です。
いきなりスクーターです。実は個人的に今回一番注目していたのがKYMCOのスクーターなのです。

みんカラのみなさんも通勤快速としてスクーターを使っている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
KYMCOは台湾のバイクメーカー。台湾でのシェアは40%以上、そもそも台湾はスクーター大国。人口あたりのスクーター所有率は世界一。

そのためスクーターというジャンルは流行り廃りなく、常にブラッシュアップされており、その性能の良さから近年ではヨーロッパでも評価が高いそうです。
それにしてもスタイリッシュになりましたね~ 正直KYMCOのスクーターってちょっと野暮ったいイメージがあったんですが、かなりかっこよくなってます。ヨーロッパで売れているのも頷けます。
充電用USBポートがあります。イマドキな装備がしっかりあります。
メーターはフル液晶の凝ったデザイン。昼間はちょっと見にくいかな…
乗ってみると、ガッチリガッチリ剛性感バッチリ!ずっしりとした安定感があって、しっかりとまっすぐ走ってくれます。アクセルをぐいっとひねるとこのサイズに丁度いいパワー感で、ブレーキもカチッと効く。こりゃいいぞ、乗りやすい!

好敵手はヤマハのシグナス。価格帯もほぼ同じ。さてどちらがいいのか?うーん乗り比べしてみたい!スクーター購入検討中の方、一度乗ってみてください。おすすめ出来ます!
メーカー希望小売価格(税込)299,160円
スクーターつながりでこちらもいってみましょう。
Vespa プリマベーラ125ABS

海外メーカーでスクーターというとベスパのイメージが強い私。ということでベスパのナウなモデルに試乗してみました。
シルバーボディにえんじ色のシートとか、流石イタ車。やっぱおしゃれだな~
こちらもしっかり充電用USBポートを装備。
乗り味は先ほどのKYMCO Racing S 125と比較するとゆる~い感じで、剛性感、加速感、ブレーキの効き具合など、いい意味でスクーターらしい軽さがあって、女性でも楽に乗れそうな感じです。本当にこのバイクのキャラクター通り、おしゃれにゆったりと乗るのが似合いそうです。
毎日の通勤でガンガン使うぜって方にはKYMCO Racing S 125。
週末の朝、ほんの少し足を伸ばして有名なパン屋さんに焼きたてのパンを買いに行くって方にはVespa プリマベーラ125ABSを、って感じです。
メーカー希望小売価格(税込)¥459,000
ベスパついでにこちらも。
Vespa PX 125。乗りたかったんだ~これ!

どうですこのスタイリング、いいでしょう。スーパーカブとこのクラシックベスパはもう永遠に作り続けるべきですね。
このクラシックベスパの最大のポイントがこちら、ハンドルチェンジ。
ハンドルをひねることでシフトチェンジします。もちろんクラッチ操作も必要です。
これが思っている以上に難しい。。なんとか走ることが出来たものの、乗りこなすにはそこそこの慣れが必要かと思われます。

いやー、シフトチェンジだけじゃなかった。あえて言います。すんごく乗りにくい!(笑)直進安定性はほぼ無し!速度が乗るとフラフラします。ブレーキもやんわ~り効くので停車位置には当たりを付けておくのがベストです。そしてハンドルチェンジの難しさ。。最近の乗り物のほとんどが乗りやすいものになっている中でこのスパルタンさは貴重。故に面白い!
乗りこなせたら最高にカッコイイです。そんなバイクでした。

ちなみに2ストです。久々の2ストでした。
メーカー希望小売価格(税込)¥468,000
ではようやく?スクーター以外のバイクに乗ってみましょう。
KTM 1290 SUPER DUKE GTです。

GTなんていうからツアラー的な感じかと言えば、どちらかというとストリートファイター的な雰囲気。スクリーンはGTぽいですがどうなんでしょう?
WPの倒立サスにブレンボのラジアルマウントキャリパー。本気ですね。
サスペンションはセミアクティブで、シーンに合わせて減衰を手元で変えることが出来ます。
そしてクルーズコントロールもあったりして、この辺りはGTな感じです。
なんてわりと構えずに乗ってみたところ、これがとんでもないヤツだった。。

うがががが!!!とんでもなく速い!!!今回1番の加速感!!試乗コースはそこそこ直線があるので、アクセルをそれなりに開くことができるんですが、そのパワーの凄さにアクセル全開できず(汗)アクセル開けばフルスイング!パカーンと打った瞬間それとわかる大ホームラン級の加速です。しかしながら1300ccとは思えない軽い身のこなしで、ドカンと加速してドーンとブレーキが効き、ヒラヒラとコーナーをすり抜ける、まさにそれは室伏広治選手のようです。KTM 1290 SUPER DUKE GT、スゴイバイクでした。。
メーカー希望小売価格(税込)¥2,132,000
お次はトライアンフから。
Street Scrambler。エンジンはボンネビルシリーズのストリートツインと同じパラツインの900cc。

ドカティからもスクランブラーというモデルが出ていますが、そもそもスクランブラーってなんぞや?ggrksってことでカスは調べました。
まだオフロードモデルがなかったその昔、オフロードを走るためにオンロードバイクのマフラーをアップして、ブロックタイヤを装備することでオフロード走破性を上げたのがスクランブラーらしいっす(モヤモヤさま~ず再生)
マフラーアップしてます。そうか、このマフラーの取り回し見て思い出したぞ。モンキーもこんなですよね。モンキーもスクランブラーになるんですかね?
クラシカルなスタイルですが、中身は最新。スイッチにはこんなボタンがあって、
なんつったって、スロットルが電子制御。出力特性も変えられるし、ABSもモード切替が出来るという、ハイテク機能をしっかり装備しています。

このバイク、何がいいかってとにかく乗りやすい!ものすごい安定感!ポジションはどっしり殿様ポジションで乗ってて楽チン。それでもって低速時の安定感がものすごく良くて、バイクになれないうちはなかなか恐怖な超低速でのUターンなんかがとっても簡単に、その安定感から補助輪でも出てんじゃないかと思うほど楽に出来ます。故に速度が乗っても安定しているし、クセが無いのです。これならのんびりロングツーリングも快適に出来そうです。いいバイクです。
メーカー希望小売価格(税込)¥1,220,500
最後にとんがったやつを1台。
BMW Motorrad S 1000 RR。BMWがお届けする本気のスーパースポーツです。

デザインとかグラフィックとか、スーパースポーツ過ぎてもう国産車に見えます。
GSX-Rっぽい…
とにかくハイテク満載。シフトアシストプロは発進時以外はクラッチ操作不要。シフトダウン時はバンバンシフト踏んづけても見事にブリッピングして速やかにシフトダウンしてくれます(ただ手癖がある人はアクセルひねっちゃうのでブワーンってなりますw)。エンジンもスロットルも完全電子制御なので状況に合わせて出力変化が可能。
完全自動制御のダイナミックダンピングコントロール(DDC)は走行状況に合わせてサスペンションを動かします。
アシンメトリーなライトがまたカッコイイ。
乗ってみれば全域完璧。超低速から加速、ブレーキング、コーナリング、まったくコケる気がしない。すげぇ。これこそキリンのマスターの言う「BMWはすごろくで言うアガリのようなバイク」、だ。完璧すぎる。。
高速域は当然として、超低速はどうしても乗りにくい前傾姿勢にも関わらず、重心がヘソの下にビシーっとある感じで、全くふらつかない。
なんなんだこのバイクは。ちなみにエンジンは並列4気筒999ccの199ps。
ただ本音を言うと、スペックと価格は国産スーパースポーツとそこまで変わらないんですよね。最近のスーパースポーツに乗れてない私としては、国産スーパースポーツとの比較をしてみたいと思いました。国産も相当スゴイですからね。。とはいえ、S 1000 RR、相当スゴイバイクです。
メーカー希望小売価格(税込)2,180,000円
いかがでしたでしょうか?バイクというと世界的に見て日本メーカーは相当強く、輸入メーカーと比較してコストパフォーマンスが高いイメージでしたが、今回ご紹介した輸入バイクたちは国産とくらべてもそう価格差も大きくなく、購入検討しやすいモデルではないかと思います。
バイクはニッチな乗り物になりつつありますが、だからこそマニアックなモデルが販売されていて、選ぶ楽しさがかなりあります。
バイクの季節になってきましたよ。乗ってる方も乗ってた方も、まずはサイト検索から始めてみましょうか?!
追伸
やっぱ国産車の乗り比べしたいですね~
おしまい