「生音禁断症状」
最低月イチでクラシックコンサートにいってますが、、、
最近は、「最も高音質な音楽を聴くために生音のコンサートに行く」、というスタンスになり、、、
この8月は世の中夏休みということもあって、コンサートもほとんどなく、、、予定がありませんでした、、、
しかし数日前から無性に生音が聴きたくなっていろいろ検索して昨日発見したのが今日のコンサート、、、
よくわからないけれども、フルートとピアノのコンサートみたいだ、、、
場所は新宿の楽器店か、、、コンサートのホールじゃないけど行ってみるか、、、
行ってきました、、、
新宿のドルチェという管楽器の楽器店で、ビルの8階ワンフロアのなかにコンサートスペースが、、、30名ということもありそんなに広くはない、、、
開演までの間感じたのは、防音された部屋だけれども、よくある雑居ビルの一室であって、やたらと音が響く、、、ほかの客どうしの会話の声が不快なくらいに響いて、「ライブすぎるな、、、、」でした、、、、
この時点で、音響的にはどうなのかな、、、、でした、、、
奏者が二人登場、、、
フルート、バスフルートの渡瀬英彦さんと、ピアノの野上真梨子さん
二人とも初めて知った、、、
渡瀬英彦さんは、、、「え?ドン小西ですか?」と思わず、、、
白基調の白黒コーディネートでドン小西のようなどぎつい色ではないが、雰囲気が!w
野上真梨子さんは、、、「え?国仲涼子?」
深い青のドレス着ていて、渡瀬さんとのものすごいギャップで困惑し、、
さらに渡瀬さんは「漫談家ですか?」みたいなMCで、しかも「もしかして一杯ひっかけてきましたか??」みたいノリでかなり面喰ったところからスタート、、
最初はバスフルートのソロで、、、
やはり響きが多い会場だけれども、フルートとかサックスとか演奏するならこのくらい響いたほうがいいだろうなと、、、たぶんこの会場もそれ狙って吸音とかとくにやってないのかも、、、と思いつつ、、、
バスフルートって、尺八に似た音だなと、、、
このあと野上さんがショパンの曲2曲を演奏して、前半最後は二人の演奏、、、
渡瀬さんのくだけたMCで大丈夫かいな、、、と思わせつつ、ビシッと決めてきて
「おおお、、、!」
休憩中、渡瀬さんが席を回って私にも声をかけてきました
クラシックのコンサートでこんな経験は初めて、、、
「無性に生音が聴きたくなって、昨日検索して発見して来ました。存じ上げなくてすみません」と言いましたw
後半はシューベルト、アンコールでは前半に野上さんが弾いたショパンのノクターンを二人で渡瀬さんがバスフルートで、という演奏で、
バスフルートのノクターンの音がほんとベストマッチだ、、、、という感想、、、
終演してすぐ渡瀬さんが出口に来てたので「最後のノクターン感動しました、来てよかったです」と伝えて会場を後に、、、
ビルの一室なので天井も低く、いくら生音とはいえ音がいいかと言われればどうかな、、、ではあったけれども、奏者との距離感がものすごく小さいコンサートで、とても気持ちいいコンサートだった、、、
それで、、、いつもながらオーディオ、カーオーディオとの絡みで感じたこと、、、
フルートの音を聴いて感じたのは、「空間と空気」の問題、、、
実在する空間は空気なしには存在せず、その空間には「ノイズ」に分類される大小さまざまな音が必ずある
そういう「ノイズ」があってこそ、「リアルな音」が成立するんだなということ、、、
近年のポップス系全般の音源では、ノイズをなくすという目的で極限まで音声以外の音を抹消している傾向が強いと感じていて、ボーカルものでも「声は声なんだけど、リアル空間で聴こえる声とは違う」と感じている
楽器等は大半が打ち込みにとってかわられ、空間で存在した音ではないものが音源になっている、、、
これはこれで音楽ではあるけれども、実在する空間での音楽とはかけ離れた音だなと感じる、、、
そして再生側では、、、よく「空間表現」とか言われるけれども、正直カーオーディオでそういう音に限って、「空気が存在しない立体感」としか感じないことがほとんどで、、、
フルートの音は、空気そのもので音が出てくるわけだけれども、それが会場で反射してくることでものすごい「空間」を感じることができる、、、
こういう音を出したいと自分は重視しているけれども、そういう方向性を感じる車両はいままで出会ったなかではほんとにごくわずかであった、、、
そしてもう一つ、、、
「オーディオでハイレゾだあCDだあサブスクだあなんてのは生音の前では目くそ鼻くそ耳くその違いでしかない」
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コンサート | 日記
Posted at
2023/08/23 23:05:35