• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2013年12月23日

新型アクセラ“HYBRID”に試乗してきました。

新型アクセラ“HYBRID”に試乗してきました。 本日、我が家のアクセラスポーツ20S(初代後期)のオイル交換を行って引き取りに行った際、お世話になっているスタッフの方が「ハイブリッドの試乗車入りましたよ!」と、勧めていただけたこともあり、急遽アクセラハイブリッド、マツダハイブリッドの初試乗となりました。
 以前、スポーツ15Sに試乗したものの、2リットルクラスの新型モデルに乗るのは今回が初めてです。試乗車はHYBRID-S Lpackage、要は最上級仕様、プライスは262万5千円です。
 
 エンジン回りはこんな感じです。見慣れたスカイアクティブ-Gエンジンのカバーには「HEV」の文字が踊ります。右の電装系は、各所で報じられている通り、トヨタグループ製ハイブリッドユニット、THS-Ⅱをベースにしたもの。これを抑えるメンバーが追加されたりしてはいますが、全体的にはすっきり収まっている印象です。
 シフトパターンは、これまた現行30プリウス同様のシフトゲートが奢られています。しかし、どうもこの位置にあると、通常のゲート式ATを錯覚してしまい、初めはなかなかなじめませんでした。もっとも、今でもプリウスには馴染めてませんが。
 もうひとつ、アクセルペダルが、通常のオルガン式から、ハイブリッドは吊り下げ式に替っていました。電装系をなるべく同じTHS-Ⅱを使うプリウス系の物としたかったからでしょうか。
 
 ボデーはセダンタイプのみ。ラッゲージ奥にはバッテリーなどが収まる為、容量がその分減っています。ユーティリティを重視する方にはイマイチかもしれませんね。操縦安定性を大切にするため、なるべくサスペンションの上に集中配置しているようです。
 右はヘッドアップディスプレイです。速度が表示されています。表示位置は任意の位置に調整できる上、ドライバーによって予めセットアップを記憶させておくことが出来ます。なかなか見やすいと思いました。まあ、無くても困らないかもしれませんが。

 ドラポジの取りやすさはアクセラの美点だと思いました。私、身長約180cmの標準体型、アクセラはバッチリ決まります。ここは人それぞれかと思うので、一概に「マツダはすごい」とは言えないところですが。
 乗ってみてまず感じたのは、出だしのだるさです。燃費やトランスミッションの保護を考えてか、初動はマイルドにセッティングしてある印象でした。まあ、最近のスカイアクティブ-Gにも似たような気配を感じてはいましたが、ハイブリッド化によって顕著になった気がします。
 走り出してしまうと、パワー感を感じます。少なくとも、プリウスよりはエンジンで走っているような気配がします。どちらも同じくらいエンジンが回っていると思いますが、アクセラの方がエンジンが主張していると思います。この辺はメーカーの考え方ですね。

 山道も少し走りました。ギャップのあるような道を敢えて選んで走ってみました。パワステの適度な重さはマツダの美点だと思います。適切な操舵角を与えやすいと感じました。
 ギャップ通過時に一番感じたのは、リヤの収まりの良さでした。強い段差をクリアしても、リヤは「トンッ」って感じで、何事も無かったかのように元に戻ります。ボデーや内装からの不快な音や振動は無く、ハイブリッド化に伴うリヤ周りの重量増のネガを感じさせられることはありませんでした。これは、車体自体が高剛性(セダンであることが主要因)であることと、リヤのマルチリンクサスペンションのセッティングが良いことによるものと思われました。かつて同じTHS-Ⅱを使っている他車に乗った時は、リヤ周りの動きに対する違和感と、後席乗員の「乗り心地が・・・」の一言に閉口してしまいましたので・・・。今回、3人乗車でしたが、乗り心地に対するネガティブな印象を語る人は皆無でした。

 試乗を終えて思ったことは、プリウスのそれとは全く違ったハイブリッド車の印象を与えられたこと。同じTHS-Ⅱを使っていながら、ここまで色が異なったハイブリッド車が出来るのかと、驚きでした。正直、試乗するまではそこまで期待していませんでしたから、非常にいい意味で裏切られたことになります。
 逆を言えば、それだけTHS-Ⅱが可能性を秘めた優れたドライブユニットであると言う証明であるような気がします。プリウスは、扱う販売店や企画台数上、どうしても万人受けであること、更にはEVっぽいこと(先進性をアピールするため)が求められる為、あのようなセッティングなのでしょう。
 対して、「ガンガン行こうぜ!」的なこのアクセラハイブリッドには好感を覚えました。それでいて燃費も伸びるのですから大したものです。国産車に度々見られる、実用燃費のほとんど伸びない「なんちゃってハイブリッド」とは違う本格的な物でした。もっとも、5年~7年乗った後のバッテリー交換代は覚悟しなければいけませんが、これは宿命ですから仕方ありません。
 
【おまけ】試乗を終え、オイル交換が終わった我が家のアクセラと対面。相変わらず絶好調、冬場と言うこともあり燃費が悪化(10㎞~11km/リットル)していますが、まだまだイケますね。リヤスタイルもお気に入りです。走行もまだ6万キロ台なので、まだまだお世話になります(^^
ブログ一覧 | ニューモデル | クルマ
Posted at 2013/12/23 23:13:33

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

体重1kgゾウ
ふじっこパパさん

ロータスヨーロッパみつかりました。
ヒロ桜井さん

BH5でドライブ(埼玉県 入間基地 ...
BNR32とBMWな人さん

🍜グルメモ-668- 麺や食堂( ...
桃乃木權士さん

今日も青空の五色台へ。(⁠•⁠‿⁠ ...
TOSIHIROさん

埼玉漁港の海鮮食堂そうま水産②
RS_梅千代さん

この記事へのコメント

2013年12月24日 6:42
お恥ずかしい話し、マツダ車にHV車があるのを知りませんでした。

トヨタ系ユニットの使用でしたか。確かに、開発費もバカにならないでしょうし、利口な選択だと思います。

味付けがマツダらしい…この表現を聞いて安心しました。

コミューターでは無く、自動車を作っている証拠ですね。

やはりマツダは、良い意味で個性的ですね(^^)

コメントへの返答
2013年12月24日 23:07
あまり熱心にハイブリッドを宣伝していませんし、セダンのみのHV設定と言うところで、非常に控えめにしている様子です。

ハイブリッドは、確かに燃費がいいですが、次世代自動車かと言うとそれは違うと思いますね。ただ燃費のいいガソリン車だからです。なので、HVユニットは他所から買って載せる、マツダ位の規模のメーカーには、一番いいやり方だと思います。

燃費を多少犠牲にしてでも、レスポンスやパワー感などを重視するマツダのクルマ作りは、個人的には好きですね、自分が選ぶならこちらです。私は燃費オタクじゃあないですから(^^

プロフィール

「お出かけ用に借りたクルマ。 http://cvw.jp/b/309077/47749906/
何シテル?   05/28 23:19
2022年3月17日更新 旧いクルマも新しいクルマも、それぞれ楽しんでます。 「どんな車にも楽しみ方はある」というのが基本的な考え方です。 一番付...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/6 >>

      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

★大募集★ ボディカバー モニタープレゼントキャンペーン!! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/03/28 20:21:31
快眠を手に入れる 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/03/10 21:42:46
リヤ周り ブッシュ交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/12/09 21:57:28

愛車一覧

ルノー カングー ルノー カングー
以前から、いつかはカングーを所有したいと思い続けて長い年月が経過していました・・・まだ初 ...
スバル スバル360 スバル スバル360
長年の憧れがついに現実になりました。引き続き、このクルマの維持の為に猛勉強しなければなり ...
スズキ ジムニー スズキ ジムニー
いつかはジムニーを所有したいと思い続けて何年も経過、ついに思い切りました。乗るなら一番好 ...
トヨタ セリカXX トヨタ セリカXX
就職してから、長いこと苦楽を共にしています。私の車歴の中で、ダントツで付き合いの長い愛車 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation