最近のミニバンは、どこかの国の王子様が乗るような車ばかりで
質実剛健なミニバン型SUVはデリカのみになってしまった。
だからこそ今でも売れてはいるのだが
それでも三菱の社員を食べさせることができるほどの収益を上げているわけではない。
下請けとなるともっと悲惨な状況になるかもしれない。
何故に、国内の社員たちを苦しめることばかりするのだろう
この会社は…
末端のディーラーの人たちを応援するためにも、ちょっと長いけど転載しますね。
(頑張れ三菱自動車応援ブログに載せられたものを転載しています)
(略)
三菱の島根直近登録状況を見ると、はっきりデータでわかる軽が4月に19台。1店あたり3台強。4月は少ない時期と前置きしても、スズキ・ダイハツは300台以上で1店舗あたり20台以上出している。出すという言い方にしたのは卸した車も含むため。スズキ・ダイハツは50~70%がサブディーラー(業販)による販売だ。三菱も業販がゼロということはない。そう考えると軽自動車王国の島根で、直販では1店舗1ヶ月3台未満の可能性が高い。店舗に営業が一人しかいないことはないから、営業マン単位だと1台売れてるのかどうか? 軽でこの成績は深刻だ。2009年時点で三菱ディーラーは750店舗だったそうだ。そうすると、現在の一般的な三菱ディーラーは月に1台のアウトランダーとデリカD:5を登録し、軽自動車を3~5台届出するイメージ。あとミラージュかデリカD:2が1台あるかどうか。1店あたり3~4人の営業を置き、整備工場にも3人は雇用して事務スタッフも1名配置。相当厳しいことは容易に想像できる。彼らの責任は少ないとすら思うが、一般的なディーラーの1/3かそれ以下の成績では閉鎖続きもやむをえまい。(略)
三菱車を売ってくれていたお店が離れていった例は私が聞くだけでも何店かある。そういうところは現在スズキ車の販売に力を入れている。これは他県でも同様で、極端な例は三菱ディーラーのように見える店構えなのに店内にはスズキ車が展示してあるらしい!! 普通なら気が引けるだろうが、まぁそのくらいやったるわ!!と思ってしまうくらい、納得いかない対応だったり、背に腹は変えられぬ事情もあるのだろう。
こうなると三菱は閉鎖した地域のお客を他銘柄に取られておしまいという悪循環を永遠に続ける。撤退した地域で積極的に売ってもらうには悲しいかなやっぱりお客にとって安いこと、お店にとって儲かることしかない。モータース屋の社長がディーラーでなく自分の店で車を買ってくれる大切なお客にスズキやダイハツを差し置いて、まず三菱を薦めることは考えにくい。私は三菱の車はもう大丈夫だと思っているが、やっぱり世間のイメージは厳しいのだ。けれど、圧倒的に安くできるならカタログを並べて商談してくれるかもしれない。今の三菱は取材する限りでは売れる商品を揃えて強気なスズキ・ダイハツと条件に大差ない。1台あたりの利益をきちんと確保するという方針は理解する。でも、それはマツダのように苦難乗り越え、お客が振り向いて初めて向かえるところ。とにかく赤字覚悟で乗ってもらうこと、売ってもらうことを第一に考えないといけないのではないか。おせっかいながら。でも、マツダはそうしていた。
しかし、三菱自動車がそこまでして国内販売を立て直そうと思っているのかは疑問が残る。今まで三菱の車をたくさん売っていた店が三菱離れするに至っている現状はそう簡単に戻らない。世界規模で見れば三菱車は評価もあれば需要もある。途上国も有望。私も三菱の車が良くないとは思わない。自動車産業はグローバルなもの。だから、三菱自動車は無くならないだろう。でも、このままだと日本から撤退を「そんなバカことあるか!!」と笑って済ませられないところまで来ていると感じる。少なくとも完全撤退は遠い将来としても、もう国内ではアルファロメオやシトロエンのように遠くまで買いに来てくれるファンだけに絞り、三菱店がない都道府県が登場することは、ありえるんじゃないかと思っている。
もしかしたら、三菱車は海外販売のみになり、
国内はほんの数店舗、三菱扶桑が代行ということになるかもですね。
現に私はいすゞで哀しい思いを体験していますので。
ー◎◎ー
Posted at 2015/05/29 22:18:27 | |
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