一か月前の今頃、集めていた缶コーヒーBOSSの、007ボンドカーミニカー。
・・・一缶のヤツ、コンプしました(^_^;) この007シリーズ、細かい造りとそそられる車種なモンで、007にあまり興味ない私も魅かれて集めてしまったのです(^_^;)
そのうちの、アストンマーチンたち・・・
左から、現代のDBS、7~80年代のV8ヴァンテージ、60年代のDB5。これら世代の違うアストンらが揃うのも、面白いデス(*^_^*)
今回、この中のV8ヴァンテージに特に魅かれてしまいました(^_^;)
魅かれると、ますます気になるのがクルマの魔力(^_^;) 家にあるクルマ本に、このヴァンテージが載っているのはないのか?、と探してみると・・・・
ありました☆ ネコパブの「car MAGAZINE」。2007年8月発行の、No.348。
・・・「スーパーカー トワイライト・ゾーン」というタイトルで、ちょっぴりマニアックなB級スーパーカーらを特集している記事に、このヴァンテージが載っていました♪
記事を抜粋・・・
「重厚感あふれる響きと共にドアを閉め、ブルーグレーのレザーでおおわれたキャビンに収まる。イタリアンの華やかさはない代わりに、そこは渋さであふれている。黒い結晶塗装のメーターパネル。灰皿やドアオープナーやフライオフ式パーキングブレーキレバーを飾る上質なクロームメッキ。」
「なぎげなくスロットルペダルを踏み込んだら、グォンッという豪快なサウンドとともに鋭く吹け上がり、瞬時にアイドリングに戻って驚かされた。そして上質な鼓動。」
「回転の上がりはウルトラスムーズなのに、サウンドは豪快。ドドド・・・・・・というエグゾーストノートで周囲の空気を震わせながら、シューンと速度を上げていくこの感触は、ほかに似たものがない。」
「乗り心地はラグジュアリーテイストだったりするけれど、ただまろやかなだけでなく、奥には路面の感触を直に伝える、トラディショナルなスポールカーそのものの男っぽいフィールを秘めていることがわかる。」
「おとなしく見えるのは走り出す前まで。4シーターのサルーンでありながら、そのパフォーマンスは並みの2シータースポーツなど足元にも及ばないほど、情熱的なものだからだ。」
・・・実はこの記事、ヴァンテージの他に、フェラーリ400iとマセラティインディ4900も一緒に特集。FR4シーターの、いわゆる「スーパーカーブームの脇役」たち(^_^;) B級スーパーカーを知るのに、いい教科書なんです♪
「現在生産されている高性能車は、2種類に大別できるだろう。ひとつはお金持ちのための素晴らしい玩具といえるクルマ。もうひとつは最高の性能と装備を誇るが実用性も合わせ持つクルマである。前者は乗っていることを人に見られるだけで満足を得られるだろうが、後者は2~3年じっくり使い込んだあとでもまだまだドライビングを楽しめる。」・・・コチラは記事に載っていた、あのポール・フレールが1970年頃に記した文です。
脇役たるB級スーパーカーの魅力をズバリ表しているように感じました☆
これらヴァンテージ、400i、インディ4900は、スポーツカーを出発点とした4シーター。よってスポーツカーっぽい手ごたえをもたらしてくれると同時に、ラグジュアリーカーに匹敵する上質なキャビンとクルージングも手に入る・・・シングルパーパスのピュアスポーツカーとは違って、様々な楽しみを堪能させてくれるんです(*^_^*)
・・・私の、Z32に似通ったトコがあると感じました。
バブル期以降の、日本のハイパワースポーツカー勢で、メジャーなのがS13~15シルビア、R32~34 GT-R、FD3S RX-7、80スープラ、ランエボ、インプレッサ・・・走り目的で多くのスポーツカーファンに支持されていて、今でもチューニングパーツが豊富☆
・・・Z32、登場時は日本初の280馬力という事でメジャーな扱いでしたが、後から次々と現れるハイパワー勢に立場を奪われていき、ちょっぴりB級的になってしまいました(*_*)
でもZ32の魅力って、動力性能だけじゃないんですよね☆
・・・流麗なスタイル、上質な乗り心地、色気ある雰囲気。そしてもちろんパワフルな手ごたえ。
・・・動力性能メインの「シングルパーパス」のメジャー勢とは違って、様々な楽しみを堪能させてくれるんです(*^_^*)
「そもそも人気というのは、他人の評価の集積体。それと自分の評価が違って当然なのである。」、と記事は締められています。自分の好きなクルマに、自分の好きなスタイルで乗るのがベストなんですよね♪
先日の、お台場のBPノスタルジックカーショーで購入した、外国のクルマ本にもこのヴァンテージが載っていたので、ざっと紹介。どちらも、イギリスの本・・・
「SUPERCARS THE MYTH AND THE MAGIC」から。
「THE WORLDS MOST POWERFUL CARS」から・・・コチラはオープン版のボランテ。
Posted at 2012/05/23 22:51:21 | |
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