久しぶりに富士塚探訪

わざわざ都内まで出てきたのに、日の高いうちから帰るのはもったいないな、と思ってしまう貧乏性なヲッサン(^^;
えーと、近場でどっかピックアップしてたとこは…　とブックマークを漁ってみると、なにやら神社のサイトがいくつか並んでる。はて、何で神社ばっかり?　と見てみると、そのどれもに富士塚が。ああ、そうそう、一時期富士塚巡ったなあ。その時の残りか。
ちょうど 2社ほどは割と近くだし、ちょっくら寄り道するか。



鳩森八幡神社
千駄ヶ谷で降りて、東京体育館の脇を南に下るとぶつかるのが八幡神社。
神社北側は裏参道となっていて、目指す富士塚も裏手からになるため、ぐるっと周りを回って正面へいかないと登山NG。富士塚お約束の溶岩石で組まれた最古の富士塚らしく、黒ぐろとした色合いが、いかにも感を漂わせている。
お山にはちゃんと合目や登山道の案内が表示されており、遭難することもなさそう(笑
すぐ裏手に将棋会館があるからか、珍しくも将棋堂なるものもあり、無事奥宮に参拝したあとも見どころいろいろでした。



成子天神社
西新宿駅から徒歩 3分ほど、高層マンションが立ち並ぶ中に、1ヶ所だけスポッと抜けた空間が → 成子天神社。参道には出迎えるように七福神像が順番に並べられ、その先には今塗装したかのようなぴっかぴかの山門、その先も台湾系かと思わせるような明るい色調と造りの本殿。
脇には山車蔵が並び、三囲の水神宮やスマートなイメージの神楽殿など、辺りの高級マンション群に負けず劣らずな境内の奥にあって、そんな空気にそぐわない富士塚がそびえ立つ。ここは結構急峻な登山道で、踏み外すとマジで滑落しそう(^^;


と、思ってたより本格的なお山でした。
実際登ってみると、どちらもあたりを見渡せる高山で(といってもビル群に阻まれるが)、都会の中のエアポケット感がなんとも言えない感慨の場所。そんな富士塚は、関東近郊にはまだありそうだし、また機会があったら出かけてみますか。

■フォトギャラリー　鳩森八幡神社 / 成子天神社