正直なとこ、展示作品や企画展が見たいんじゃなくて、建築が見たいってのが、出かけようと思った理由。もちろん、展覧会も見るけどね。
というここは、群馬県立館林美術館。
もう気持ちがそんなだから、今何をやってるのとか、全然気にしないで訪れてみました。
駐車場から美術館へと進むルートは、建物へと誘うように大きな弧を描いていて、広々とした敷地を感じさせる。途中、群れた鴨がたゆたう池と、そこに注ぐ流れを擁するダークグレーを基調とした、これも弧を描くレストラン棟、そしてその先にやっと美術館。
うんうん、これがなかなかに自然な動線になっていて、美術館ですぞってな権威的な構造になってないのがよい。まあ、左手に芝生の丘があるってのが大きいんだろうね。
県立だからか、企画展開催でもお安い観覧料、作品点数は多くないものの、その分じっくり見ていける。現在は「ヒューマンビーング」展を開催中、中には触れる彫刻もあって、なんちゃら地蔵みたいに撫でられまくったのか、ツヤツヤなものも(^^ 特に視力を失ったからこそ見えてきた三輪途道の作品が、その立体感とともに伝わってくるものがある。あの「しじみ」シリーズ、置き場はないけど欲しいなあ(笑
本館を見終わると、弧を描く廊下を抜けた先にある別館へ。
こっちは、本館のようなスタイリッシュな建屋じゃなくて、フランスの片田舎にある農家、みたいな造りで、彫刻家フランソワ・ポンポンの作品とアトリエを収蔵。エントランスから、黒光りする大鹿が出迎えてくれ、中では滑るような曲線の動物たちが、触れる状態で展示されています。うんうん、ここも撮影OKで嬉しいなあ。
ひと通り展覧会を見終わったら、あとは敷地内を散策。
そうか、屋外は無料だからだれでも歩けるのね。
ただ、今の時期まだまだ薄ら寒いので、陽だまりの季節に歩いてみたいもんだわ。
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ふらり | 日記
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2024/03/27 22:06:39