とは言ってもZ32とかじゃないです。バスのシート配置です♪
写真は長野市内を走っている日野ブルーリボンHIMRの車内の様子。ズラリと2+2シートが並び、通路には補助席まで付いています。
これは松本電鉄が上高地輸送のために導入したハイブリッド車で、途中の乗降を最小限しか考慮しなくて良く「乗ったら終点で降ろすだけ」が基本だったために詰め込み型として発注された車両だったのでこんな事になっています。
今現在、松本電鉄(現:アルピコ交通松本本社)に残る車両は補助席撤去されてますが、長野転属組は今でも補助席装備。諏訪転属組は・・・・長野を経由した数台は装備してると思いますが、直接行った組は不明です。
諏訪転属組は白樺湖や車山高原、北八ヶ岳などの輸送が多いのでこの仕様で良いと思いますが、長野転属組はそういう訳にはいきません。戸隠という観光路線はあるものの、伝統的に山陽電鉄からの中古車でかためる事になっており、それらの高出力キュービックとブルーリボンHIMRではあまりにもエンジンスペックが違い過ぎ、バードライン線があった頃は話にならない状態でしたw
それで持て余した結果、朝晩のラッシュ輸送や鬼無里線などがメインとなり、他は日中車庫で寝てる状態。そんな事もあり一部が諏訪に行ったのでは?とも思ったりします。ところが、代走などで日中の日赤線に入る事があります。一番驚いたのは若槻系統に入ったのを見た時。
こんな車内仕様なのに、乗り降りの人数も回数も非常に多い若槻系統にこの車両が行ったと思うと、運転手さんの気苦労を想わずにはいられません。通路に1人でも立ち席が出ると乗降に物凄く手間が掛かりますからね。もちろん補助席なんて使用できません。でもつり革ありません。これほど路線と車両がマッチしていない事例も珍しいです。若槻系統は善光寺の観光地輸送とベッドタウンの通勤輸送と沿線に多く存在する学校の通学輸送という、3つの需要を同時に担う2路線から成ります。さすがにこの手の車両が走る都市はなかなか無いんじゃないかと思います(笑
まあ、だから定期運用ではなく代走でしか見られない光景なんですけどねw
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【バス】アルピコ系 | 日記
Posted at
2017/04/18 23:28:40