8月にモントレーで開催されるMECUMオークションに表題の車が出品されるようです。
ネタにしようしようとは思っていたのですが、ついつい先送りになってしまっていました。
こんな車で御座います。
ゲレンデスポーツの名前の通り、オフロードレース用の車両であります。
売り物が出るのは私的に初めて見ました。
以前、ある日本人の方がこれの230だったかも知れませんが、
買われたとかいう話があったように思うのですが、
あれは結局どうだったんだろうなぁ。
それはさておき(笑)、
真横からは一寸どんくさい、でも可愛らしいデザインですねぇ(笑)。
でも、斜め後ろや
真後ろ
からの見え方は格好良くてかなり好きかもです。
テールランプが片側一個なのがまたイイですね(笑)。
コックピットの様子。
今までも何度かお話してきた通り、
基本的に戦前のMBではタコメーターは最上級モデルにしか装備されないもののようなのですが、
レースカーという事で例外的にその装備がありますね。
逆にレースカーに時計が付いているというのも面白いですね(笑)。
MTには4速と5速があったようなのですが、
この画像を見る限りこの車は4速のようですね。
エンジンルーム。
不自然に装飾が施されている様子もなく、
オリジナルっぽい、好ましい仕上がりになっていますね。
スペアの?イグニッションコイルが備え付けられているのと、
ファイヤーウォールに油差しが固定されているのも面白いですよね。
エンジンは4気筒1912㏄のツインキャブなのですが、
その場合、最高出力は60馬力である筈の所を
説明書きには65馬力とあるんですよね。
手元の資料では170VSの一つ上の200Vのツインキャブモデルが64馬力とあるので
それとゴッチャになっているのかもしれません。
因みにこれが間違いなく170VSだとすれば最高速度は112キロだそうです。
ラゲッジルーム。
と言ってもスペアと燃料タンクに占領されているようで
殆ど何にも積めそうもありませんね(笑)。
傍らの木片やロープの類いは泥濘みからの脱出用なんでしょうかねぇ?
残念ながらestimateの表示がありませんが、
説明書きによると生産台数10台、
手元の資料によると170VSと200Ⅴを合わせて約30台というこの車、
一体いくら位の値段が付くのか、興味のあるところであります。
時代からするとほぼ間違いなくノンシンクロだと思うので、
そこがネックではありますが、
私にお金があるならば一寸欲しくなる一台で御座いました(笑)。
Posted at 2019/06/13 20:42:09 | |
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