ドイツの某古MB部品店のHPを見ていましたら、
W111のドアロックの販売はなかったのですがOH対応はしているという事が判りました。
てぇことはカシメを解いてバラシてるのかぁ、、、って事で、
今日のお昼に再びドアロックを眺めていたのですが、
外した右のドアロックについて妙なことに気付いてしまいました。
これですね。
私の親指の上のクリーム色っぽい部分が
ドアアウターハンドルのプッシュボタンに押される部分で
その場合、この状態から右方向に押されるようになっています。
このスライドする金属の部分はコの字状に曲げられた板の対面上にそれぞれ開けられた
異なるサイズの穴で支持をされて左右方向に動くようになっているわけですが、
その対面が何故かそこに書き入れた赤線の通り平行になっていないのですよね。
左側の赤線とスライド方向線(黄色)も
本来は直角に交わっていなければならない筈であるところをご覧の通りですし、
緑矢印で指した部分が浮いていることからして、
これ、左側の支持板の上側が右方向に押されちゃった状態なのでは?
という感じになっていました。
左右が逆になりますが、比較の為に左側を。
これはちゃんと2本の赤線は殆ど平行になっているし
(画像でキッチリ平行になっていないのは多分撮り方の問題だと思われます)
ロックのベースの金属の内張り面側の部分とも平行になっているのですよね。
支持している部分の距離間が違うのはスライド部右側の形状が違うせいなので、
それは置いておいて、
先程あちらで浮いていると言っていた緑色矢印の部分にも不自然な様子がないのですよね。
それで、右側がこのように変形をしていた場合に
どういう影響を受けるかという事を考えてみたのですが、
先ずは正解と思われる左側との違いを見付けることが出来ました。
先ずは正解の左の方。
プッシュボタンに押されていない状態でこの赤矢印の部分に、、、
クリアランスがあるのですよね。
クローズアップで開いているのが判るかなァ。
故にプッシュボタンに押される部分を押すとスプリングの反力を除いて考えた時に
ほんの若干の空走区間があってから何かを押している感覚が生じるのですよね。
一方右の方は、、、
何もせずともすでに接してしまっています。
なのでひょっとすると、クリアランスがないどころか、
レバーが少し押された場所がスタートポジションになっている可能性すらあります。
プッシュボタンを押し込んでいくと、
まずメインのロック爪の下降をロックしている爪が解除方向に動き、
その後でメインのロック爪が下降していく、、というような流れで
ドアロックが解除される仕組みになっているので、
仮にこのレバーが押された状態になっているとするならば、
その下降ロックが効いてるか効いていないかの瀬戸際位が
スタート位置になっている可能性があるわけなので
この辺りがドアが閉められた時にロッキングアイをロックが捕まえきる前に
ドアを跳ね返してしまう要因になっていたりしないかと思うのですよね。
ってなわけで、この曲がりについてはそのうち修正をしてみようかと思っています。
現在、左のドアに付いているドアロックの爪が右に付いていたそれと
同じような減り方をしているのに、殆ど正常に機能していることから考えると、
この変形が悪さをしている可能性は十分考えられると思うのですよね。
こうして考えると修正すれば右ドアロックは使えるかもしれないので、
左ドアロックに移植したスプリングを戻してスペアに取っておこうかと思っています。
逆に左のドアロックの方はW111クーペ用には使えそうもないので
私にもOH出来るのかの検討用にばらしてみようかしら?と一寸考えています。
もし、それが出来ることになれば、その爪やインナーオープナーハンドルのスプリングを
今使っているモノに組み込んで直すという事も出来ますからねぇ。
しっかし、あの部分はなぜ曲がっちゃったのだろう?
表側をドアのアウターパネルに守られているそのさらに外側で
ドアハンドルにも守られているわけですから、
取り付け状態で逝くような部分じゃない筈ですからねぇ。
もう、あの右のドアロックが220君に元々付いていたものだったのか、
どこかから持ってきた中古を取り付けたのかすら判らなくなってしまっていますし、
どう考えてみても答えは出ないのですけどね(苦笑)。
Posted at 2022/09/28 21:53:22 | |
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