先日、こんな状態の車をアメリカの車屋さんで見付けて
一寸ビビってしまいました(笑)。
バーンファインド物と思われる300SLロードスターで御座います。
300SLはクーペが1400台、ロードスターが1858台生産されていまして、
生存率がどの位なのかはちと判りませんけれども、
現在はかなり価値が出ている事もあって
私的にボロは片っ端からレストアされていっていて
今やその殆どがレストアされ尽くされているんじゃないかというイメージだったんですよね。
仮に未レストアで程度が悪いような感じの車両は出て来ても
見た目に錆びだらけのボロボロな車はもう流石に出て来ないだろう、、、
なんて思ったりしていたわけですが、
そんな中でこれだけ凄い状態の車が出てきたので、
見付けた時には、ゲッ、マジか!と呟いてしまいました。
車庫から引っ張り出した画像もあります。
幌も勿論ボロボロ。
内装
エンジンルーム
外観上、ホイールキャップなんかが無かったりするようですが、
致命的な欠品は無さそうな感じがしますね。
いやぁ、こういうのを見ると、やっぱりアメリカって凄いなって思いますね~。
こんな車をこんな状態で寝かしておくような人が居るわけですからねぇ…。
私が所有者だったら、治すお金がないから即売りますけどねぇ(大笑)。
しかし驚かされちゃうのがこの車の強気な売り値です。
なんと、799995ドル(汗)。
今のレートで8750万円強です(滝汗)。
今、300SLロードスターのぱっと見綺麗な売り物をざっと見て、
大体1憶チョイ~18000万円強と言う所で、
その18000万円強の物件はHKにある走行25000マイルの車両だったのですが、
1憶チョイですぐに乗れそうな売り物がある事から考えると
この状態で8750万円って高くない?って思うんですよねぇ。
この状態からレストアするとなると徹底的にビカビカにするしか道はないので
それを前提とする限りはその1憶チョイの物件と比べてはいけないんでしょうけど、
なんだかなぁ、、、と思わずには居られません。
因みに300SLロードスターは
アルミブロックのエンジン(自動的に4輪ディスクブレーキ付き)付きの最終に近い車両
が高いような印象があるのですが、
年式が1961年との事だったのでこの車のエンジンはそれではないようです。
それなら61年3月以降に付く4輪ディスクブレーキの方だけでも付いているのかな?
と思いましたが、それについてもどこにも書いてありません。
説明文中に車体番号の記載が無かったので
掲載されていた書類の写真を片っ端から探してようやく見付け、
それが19804210002747との事で1961年式が正解である事は確認出来たのですが、
4輪ディスクブレーキになるのは002780以降らしく
どうやらそれにも該当しないという事が判りました。
私には300SLをこの状態からビカビカにするまでに
どの位のコストを要するのか判りませんが、
少なくともあと2千万円位は安くても良いんじゃないかと言う気がするんですよねぇ…。
Posted at 2019/12/24 23:01:55 | |
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