
9月の第二週に入ってから天気の悪い日続いている山口。といっても秋雨前線のせいか全国的にも悪いみたいで、ニュースを見ていると雨災害もかなり起こっているそうで、被災された方々の事を考えると心が痛みます。
山口はこれまで雨予報の日が多い割には実はそこまで多く降っているわけでもない・・。来週も引き続き雨予報の日が多いようですが、できれば天気外れで曇り程度であってほしいと願っております・・・。

そういえば、以前とある企業にお邪魔した時に今ではめったに見かけないEGシビッククーペが止まっているのを見かけました。
当時のホンダ好きな方ならお気づきかも知れませんが、このシビックのアルミはDC2型インテグラ前期の純正15インチアルミを履いています。わざわざそんな純正カスタマイズをされている方なので、ボディカラーもひょっとしたらその時のインテグラに設定されていたパラダイスグリーンパールなのではと思ってしまいました。それか、まさか4型プレの初期に設定されてたブルタニーブルーグリーンメタとか・・・
ちょっと拘りを感じるシビックなので目が釘つけになってしまいました。
さて、お題について・・・。
以前からいつも私のブログをご贔屓に読んでくださっている方は覚えている方もおられると思いますが、我が家は2022年の秋から悪い事ばかりが続きまして、2022年の11月末に私の奥様がくも膜下出血で倒れ入院し、その4か月後の春には私の妹の旦那さんが病気で他界。更にその2か月後に私のお袋の胃にポリープが見つかり入院手術・・・・。あの頃は本当に悪い事ばかり続いたので私自身も大きく体調を崩し、食欲も無くなり7Kg近く痩せたので胃癌やすい臓癌ではなかろうかと疑ってCT検査を受けたのを覚えています。勿論問題はなく、心労によるものだろうとの事でした。お袋もあれから定期検査を受けていますが全く問題なしでホッとしています。
妹の話をしますと、妹は結婚後すぐに旦那が難病になってしまい、その後はどんどん悪化して25年間程度でしょうか入退院を繰り返す生活が続いていて、10年ほど前から心労が重なった事で自律神経をおかしくしてまい、外に出る事がほとんどできないほど体調を崩していました。このままではいけないと何とか頑張って外に出ると心拍数が物凄く上がり血圧が200を超える事も多く、車の運転どころか引きこもりに近い生活を送らざるを得ない状況になっていきました。
そこにきて旦那が他界したため生きる希望を失って前が全く見えなくなり、心配したお袋が妹のアパートへ毎日自転車で行って食事を用意したり買い物をしてあげたりしていましたが、それはあまりにも大変でお袋が疲弊気味になったので、ちょうどその時はまだうちの奥様が入院中だったので妹を我が家に呼んで一緒に生活して助けてあげようと言う事になりました。
我が家に来ても外に出る事を恐れていた妹でしたが、私が休日の買い物で出かける時にはなるべく連れ出してゆっくりゆっくりと慣れさせた事もあり徐々に復活し、2年半経った今でも心療内科には行っていますけどパッと見はすっかり元気になりました。
その後は、うちの奥様や老いてきたお袋の事もあって頼みごとをする事が増え我が家を軸足にした生活を送ってくれているのですが、そうなるとやはり買い物に出かけるのにタクシーや自転車だけでは困るわけで、まずは妹夫婦の足だったゼストを我が家に持ってくる必要がありました。
ゼストの事を時系列で簡単に書きますと
・ゼストの前に乗っていたワゴンRが突然街中で煙を吐きエンジン死亡。購入先のスズキで見てもらうも復活不可で買い替えを勧められる。
・すぐにでも車が必用だった妹は、私の幼馴染である元ホンダディーラーの工場長に相談したところ(幼馴染の妹と私の妹も同級生だった事もあって相談しやすかったらしい)、その日すぐに乗って帰れる車があると言われる(勿論色々とイレギュラーな手法を取ってくれたのだと思う)。
・その車がそこのディーラーのデモカーだったらしい今のゼスト。これ以外の選択肢がなかったため即購入。
・それから十数年・・・・日を追うごとに夫婦ともに体調が悪くなり乗る頻度が激減し、2022年3月には旦那が他界。
・旦那他界の半年後となる2023年9月、干上がっていたゼストのバッテリーを私が交換。シリンダーの油膜切れを避けるため軽い街中走行を行い、ガススタで洗車機による洗車もしておいたが、妹は外に出る事を恐れその後も全く乗らず。
・2023年12月 車検。
・それ以降からこれまでの1年7ヶ月間、一度もエンジンをかけず。
・2025年7月に一度エンジンがかかるか確認に行くが、全くかからず。
という感じ。
前置きが長くなってしまいましたが、ここからがゼスト復活作戦の話です。因みに休日であっても忙しい日々を送っているので、何とか確保した短い時間で何回にも分けて復活作業を行なっております。
と言う事で、初回は“路上復帰編”です。

2025年7月20日。
事前確認ではバッテリーが全くなかったのでこれを交換しないと始まりません。バッテリー以外にもタイヤの空気がかなり抜けていると思われるので電動空気入れを積み込み、更には前が見えないほどガラス窓も汚れていたのでペットボトルに水を汲んでスポンジと一緒に積みこみました。

ゼストが置いてある妹のアパートに到着。見た瞬間、私の中ではほぼ草ヒロ車同然だと思いました・・・。

屋根下とはいえ、1年7ヶ月間も乗らないとここまで汚れるのですね・・・。
因みに向こう隣のシルバーのアルトは、娘のダンクが軽トラに“当てられた”時に板金屋から借りていた代車です。

汚れも凄いけど実は艶もほぼセロでした・・・

タイヤ&ホイールと路面の間にはクモの巣が張っておりました(汗)

キーレスの電池は2023年に交換してあげていましたが、車のバッテリーがないので全く作動せず・・・。

鍵で解錠してドアを開けると恐ろしい状態になっていました。基本的に車内は密閉空間に近いと思いますが、湿気によるものなのかハンドルグリップ部が白くなっていました。これ、絶対にカビですよね・・・(汗)。長期間触れないため手あかなどの菌が増殖したのでしょうか・・・

当たり前ですが、キーを捻ってもうんともすんとも言わず。

バッテリーを交換する間少しでも換気しておこうと思って各ドアを開けようとしたけどどこも硬くて開かない(汗)。パッキンが固着していて、かなり強く引っ張ってようやく開きました。

しかしここまで汚れるとはね・・・。何も出来なかった妹夫婦の事を思うと可哀想になりました。

バッテリーはアコードやダンクで使っている物と同じにしましたが、これで充分です。

サクッと交換。

もはやドライスタートは避けられませんが、とりあえず時間がないので先ずはエンジン始動。
無事一発でかかりました。

オドメーターは7万4675Km。
それに対し、オイル交換した距離を確認すると・・・
7万4668Km・・・・
オイル交換をしてたった7Kmしか走行してないのも凄いけど(ホンダが家まで持ってきてくれた距離と思われる)、そもそもオイル交換日が車検の時っぽく、その年月が2023年12月って・・・・
全然走ってないけど、オイルの賞味期限的なものを考えると、ちょっとまずい気がしますね・・・

空気は160kPaまで減っていました。

とりあえず4本とも充填。
この作業中にこのアパートの住人さん数名から声をかけられまして、見かけなくなった妹の事をとても心配してくれていました。事情を何度も説明するはめになり大幅なタイムロスとなりましたが、優しい方々が多くてちょっと安心しました・・・。

ハンドルがここまで汚れているとは思っていなかったので拭き掃除道具までは持って来ておらず、仕方なくハンドルとシートは軍手の甲の面で拭いておきました・・・(汗)

ガラスも凄い汚れ。まぁボディのほうがもっと凄いですけど・・・

2Lのペットボトルに入れた水を流しながらスポンジで汚れを落としました。
この日はこれでタイムオーバーとなり、ゼストの事はここで一旦終わり。

そして月が変わってダンクが戻ってきた週末の8月2日。この日ついに路上復帰させます。

ガラスは洗ったけどボディは汚れまくりのまま。まずはガススタに行って洗車機で汚れを落としに行きます。
そして何よりも白カビで汚れていたハンドルも濡れたウエスでしっかり拭いておきました。

エンジンを始動してから10分後でしょうか、アイドリングを続けていたら急にエンジンからノッキング音がし始め振動も出始めました。エアコンのコンプレッサーをOFFにすると解消されますが、ONにするとまたカリカリ言い始め振動が大きめになります。
タンク内の劣化したガソリンのせいか、それとも底に水分が溜まっているのか、もしかしてシリンダーに厄介なスラッジが固着しているとか・・
いずれにしても時期がクソ暑い真夏だし、シリンダー内がかなり熱くなってきたせいで余計に起こりやすくなったのしょうね・・・
とりあえずゼストとダンクを入れ換えて出発です。
この状態で走って周りから見られるのが猛烈に恥ずかしいけど・・・

運転中はずっとノッキング音を気にかける事になりましたが、そこそこ走ってもアイドリング中は勿論するし、加速してもやはり聞こえる。更にはACコンプレッサーを切っても加速すると聞こえます。

そこで急遽作戦変更。
ガソリンメーターを見ると幸いな事に半分近く空になっていました(ホンダ車でこの場合、実際は半分以下しか残っていない)。

ピストンリングへのダメージを考えると、アイドリングで起こるほどのノッキングがずっとしているのはすぐにでも避けたい事なので、急遽ハイオクガソリンを満タンまで入れて少しでもオクタン価を上げ、同時に劣化ガソリンを薄めてノッキングを回避させる事にしました。

満タン後すぐに洗車機に突っ込みましたが、その間もずっとアイドリングでノッキングしていました。

とりあえず汚れまくりだったボディは白くはなりましたが艶が全然ないので車が平面的に見えますね・・・
エンジンをかけたまま拭き残りをウエスで拭いていたら急にノッキングが消えたので、とりあえずは狙い通りの結果となって一安心。

ついでに空気圧も再度指定値に調整。

そのあと、すぐにオイル交換を。ホンダでの予約はとても待っていられないので最近お世話になりつつあるオートバックスへ。
オイルはそこそこの物で充分。これでも一昔前のものよりは格段に性能が上がってますしね。車検で交換済みのエレメントも交換する事にしました。

ドレンパッキンは事前にネットで買っておいたので持ち込み交換。純正品「94109-14000」の同等品ですが、少し面取りが粗いので滑らかにしておきました。

正直大切にしているとは思えない状態の車なのでピット作業の方に適当な扱いをされなければいいけど・・・と心配していましたが、丁寧な作業で安心しました。
ただ、レベルゲージでの確認では毎回MAXレベル目一杯のとこまで注がれる事が多く、私としては出来れば4/5レベルまでに抑えてもらう方が安心かな・・・。オイル消費が激しい車であれば別ですが、少なくとも我が家の車はそれはない。妹のゼストがどうかは分かりませんが、途中調べてみて減っていなければ次回からは事前にお願いしようかと思っています。

お隣のピットレーンには、珍しいルビーレッドパールのCL9アコードセダン(24T)が止まっていました。

ダンクの時に再度会員に登録してもらったので今回も作業賃は無料。
妹には「かかったお金は絶対に自分で払うからね」と言われてお金を強制的に渡されているので、この日のガソリン代、洗車代、オイル&エレメント代は妹のお金で払いましたが、これから遺族年金と生命保険で暮らしていくわけですから少しでも安くなる方法を考えてあげないと・・・。

帰りは格段にエンジンが静かで滑らかにになり、ノッキング音も無しでした。

とりあえず妹には今回入れたハイオクの混じったガソリンで当面は走ってもらい、何か異変が起こらないか気にかけておくよう伝えました。

そして満タンにしてから約一か月ちょっと経った一昨日9月13日。
買い物専用でチョイ乗りばかりですが、110Kmちょっと走って燃料目盛りは半分弱。私が昨日確認した限りでは全く異変はありませんでしたし妹も異変はないよと言っていました。

実はまだ娘が社会人になる前、チョイ乗りばかりで調子を崩しかけていたダンクのためにこのPEAエンジンコンディショナーを買っていたのですが、これを使う場合オイル交換時期との兼ね合いを気にする必要があり、思う様なタイミングが見つからず気が付けば4月に入ってしまいダンクは娘の愛車に・・。
片道40Kmの通勤路はほぼ高速同然と言う事で、娘が乗るようになってからダンクのエンジンは絶好調(笑)。ほぼ同じ通勤路を走る息子のN-WGNも同様のためこのPEAエンジンコンディショナーを使う必要がなくなって余っているので、これをゼストに入れようかと迷っているところです。
妹は、ハイオクを入れた事でノッキングが消えたので次回もハイオクを満タンにするよと言っているのですが、私としては今のガソリンを空寸前まで使い切ってもらい、次回の給油ではレギュラーを10L程度入れて様子見し、ノッキングがずっと起こらなければもうハイオクは不要という判断をしたいと考えています。
もしノッキング再発であれば直ちにハイオクを満タンにしてもらいますが、その場合シリンダーに堆積物があるとか、もしかしたら点火系の寿命もあるかしれませんが、現在点火系に起こりがちなスナッチなども全くありませんから、まぁ普通に考えれば点火系ではなくスラッジなどの堆積物じゃないかと・・・。そうなら高速走行等を何度かしてスラッジをカーボン化させて飛ばす・・・、そんなイメージを持っています。
と、色々考えながらも今回のノッキングは恐らく燃料系だと思っていますけどね。劣化ガソリン、或いは水分が抜けきれば問題は解消されるだろうと読んでおります・・・。