
朝晩めっきり寒くなってきましたね。市内の草木も色づき始め紅葉を楽しめる時期が近づいてきました。
我が家は妹の入院によって慌ただしい日々を送っていますが、本人の病状自体は色々ありながらも基本的には落ち着いてきており、いよいよ明日月曜日にはリハビリ専門の病院へ転院となります。片半身の機能的なリハビリだけでなく、記憶力など思考的な細胞も一部破壊されているためそちらのリハビリも本格的にしていく事になるそうですが、とにかく以前の状態に近づける様頑張ってほしいと思っています。
私自身は仕事と家事と奥様の介護をしておりこれまで以上に休めない状態にはなってはいますが、手を抜けるところは抜いてストレスをほどほどレベルに抑えられる様過ごしていかねばと思っているところです・・・。
さて、これまで何度か書いてきました「ゼスト復活作戦」ですが、なぜ妹のゼストが草ヒロ的な状態になるまで放置されていたのかという説明はもう今回は割愛するとして、まずはバッテリーの交換、劣化ガソリンによる燃焼不調への対処、そしてオイル&エレメント交換を行なってとにかく妹が早く乗れる様路上復帰させ、その上で艶を全く失っていたボディをコンパンウンド掛けでリセットしたり、染み汚れでみすぼらしかった室内も綺麗にし、妹が日常の足車として使うに恥ずかしくないレベルまで持っていった…、そういう話をこれまで3回に分けて書いてきました。
一か月前に妹が脳出血で入院したためこのシリーズのブログアップも一時的に止めましたが、実は入院よりも遥か前にエクステリアにも手を入れておりまして、その理由は妹がこのゼストが普通に走れるようになり、そしてボディが綺麗になったのを見て買い替えの検討はやめてこの先も旦那との思い出が詰まっているこのゼストを大切にしていきたいと言い始めたので、ならば私としては前愛車だったワゴンRターボの急なトラブルによって選択肢のない買い替えを強いられた事、そしてうちの奥様の介護や食事の事などとても助けてもらっている事を考慮して、感謝の意味も込めてここから先のゼスト復活作業はアニキからのプレゼントだから気にしない様にと伝え、早くから進めていたのでした。
と言う事で、現在まで終えているゼストの復活作業を今回まとめて書き終えておこうと思います。
毎度のことながら画像枚数は多いですが、作業ブログなので画像に添えている文章はかなり短いです。興味のある方は時間のある時にでも覗いてみてくださいね。

夏季休暇あたりで一気に買い揃えていた小部品。室内装備関係の物もありますが、そちらは妹が車の運転をする事が出来そうだと判断した時に装着を進めようと思っています。多分、改善度合いの早さを見ていると何となく運転の許可は下りるのではと、希望的観測を持っております・・・

休日とは言え、時間が無い中で作業を進めていたので、まずは簡単な作業から。
前後ともナンバーフレームが無かったので、まずはここをクオリティテアップ。

買ったのは某オクで買った中古のホンダ純正品でN-BOX用のもの。車種によって裏のゴム材の位置や厚さが違うようですね。
ブツは2枚セットで1,200円で、送料が800円。合計2,000円也。

フロントのナンバー固定ネジの錆びが凄かったので、事前にCRCを挿しておきました。

その間にリヤ側の作業を。こっちのネジは錆びてなかったのですぐに外せました。時間を惜しんでプレート裏の汚れも拭かず・・・・

サクッと交換。ちょっとメッキがあるだけで質感が上がりますね。
次にフロントのナンバープレートを外そうとしたわけですが、片側のネジはすぐに外れましたがもう片方がなかなか回らず、何とか力づくで回せたと思ったらどうやら裏側のプレートナットが空回りしている雰囲気200%・・・。つまり回るけど全然緩まないってやつ。
ボンネット内から手を突っ込んだり工具を使ってプレートナットの空回りを防ごうとしましたが、狭すぎるわネジとの固着が酷いわでナットの空回りを抑えるのは到底無理・・・

結局、たかがナンバープレート外すだけの作業でバンパーを外すはめに・・・(泣)

バンパー裏面を見ると、正面から向かって左側(運転席側)の板ナットが割れていました。

バンパーの樹脂を挟み込むように板ナットが付いていますが、左側は折り返しの分部が割れてしまい、板ナットがクルクル回ってしまっている状態。なので樹脂が削られて傷だらけになってますね・・・

ボルト自体がナットと一体になって錆びていたので、バンパー外しての作業であっても回すのが相当硬くて大変でした・・・。

割れた板ナットの代わりにSUSのナットを使い、更にボルトもSUSにしましたが、こんな時に限ってちょうど良い長さのものがない・・・。長さ50mmのものしか無かったので、ネジ先が車体側に干渉しない事を確認したうえでこれを使いました。

ついでにナンバーボルトに被せるメッキのキャップを付けておきました。オートバックスで598円也。

廉価グレードで白いボディカラーだとあまりにプレーンな印象なので、こういう少しキラキラ感があった方が良いかな。
あとは、フレームが無いと洗車の時に指を切る事があるので、その意味でもフレームは合った方がいいですね。

さて、私が何よりもこの車を見て感じていたのが足回りの貧弱感。ゼストはうちのダンクと比べてもウエストラインがかなり高く、更に前後ホイールアーチの誇張されたプレス形状が余計に足回りを貧弱に見せている・・・・。なので、この車のデザインに13インチは車好きからしたらちょっと見た目的に厳しい・・・・いつもそう感じていました。

妹もこのゼストを買う事になった時にホイールが凄く嫌いだったらしいのですが、あの時は選択肢がなく、すぐに乗れる様にと私の幼馴染である当時のホンダD工場長の用意してくれた車だったし、またお金も当然なかったのでずっとこのまま乗っていたという事を私は聞いていたので、今回このタイミングで見栄えを良くしてあげようとすぐに思いました。

このタイヤって純正装着品ではないですよね?
サイズ的にはダンクの標準装着サイズ155/65R13と同じです。

そして早くから届いていたこれ。
エクステリアを向上させると言う意味では、真打登場というところでしょうか(笑)

ホンダ純正アルミでタイヤ付き。ずっと屋内保管されていたものらしくとても綺麗でしたが、それでもホイールの表面には多少傷がありました。まぁ新車の様なクオリティを目指しているわけじゃなく、安く手っ取り早く見た目をよくしていくという事で進めていたので、これで充分です。
因みにこのホイールは、ゼストスポーツの限定車「ダイナミックスペシャル」に装着されていた14インチアルミで、この当時のJB5ライフディーバの上級グレードにも標準装着だったと思います。
私自身としては、ゼストの上級グレードに標準だった14インチアルミのデザインの方が重たく見えるゼストのスタイルには似合っていると思っていますが、妹にそれら2種を画像で見せたところ今回のこのホイールの方が好きだと言っていたのでこちらにしました。
ただし、このタイヤ&ホイールだけは自分で払うと言い始めまして、それはこの先まだ進めようとしている作業の部品が結構多いことを妹が知り、だったらこれだけでも自分で払うと言って聞かなかったので、タイヤ&アルミだけは妹の出費となりました。
アルミ&ホイールは15,400円で、送料が9,500円。合計で24,500円也。

タイヤはアドバンA-461。かなり古いタイヤと言う事で、装着後あまりに乗り味が硬い印象だったりエアバルブからの漏れがありそうならタイヤを交換するつもりでしたが、多少硬い乗り味ではありますがそこまで酷くは無く、空気漏れも今のところ無いようなので当面このままでいく予定です。

溝は充分あります。少ないもので5mm。多いもので5.4mmといったところ。買い物の足としてしか乗らないので、交換はかなり先になりそうです。
溝の少ない方をリヤに持っていきました。

空気圧を測ったらゼロでした。恐らく抜いて保管されていたのかも。ゼストスポーツの14インチ車の空気圧(フロント240kPa)を参考にして前後とも250kPaにしておきました。

スチールホイールからホンダ純正アルミへの交換と言う事で、ナットもホンダ車アルミ用である球面タイプのものを買いました。
中古品で1,000円+送料770円。合計1,770円也。

久しぶりにスチールホイールと言う物を外しました・・・

インチアップさせながらのアルミホイールへの交換は、やはり外観のイメージチェンジ度合いは大きいですね。

ゼストスポーツの様なエアロがないので個人的には少しだけ物足りなさがありますが、妹は大満足の様子でした。

これら4本は自治体のスクラップとしては出せず、また市の廃棄処分場でも受け付けてもらえないので、近所のタイヤ屋さんで引き取ってもらいました。また、この4本以外にアパートに使っていない古いスタッドレスもあってそれも一緒に捨てて欲しいと言っていたので、アコードに8本積んで引き取ってもらいました。
正確な金額はちょっと忘れましたが、ホイール付きのタイヤが確か1本400円くらいで、タイヤのみが1本200円くらいだったと思いますが、こちらも妹が払うと聞かないので私の出費にはなりませんでした。

あとは、ライトユニットが少し黄色かったので簡単に落としておきました。

いずれもっと丁寧に落としてコート剤塗るかな・・・。アクリル塗装する暇は今はちょっとないので・・・

と言う事でアルミ交換ついでにインチアップさせた事で、以前よりも随分と垢抜けた印象になりました。エアロが付いたゼストスポーツ風じゃないのでダンクほどのスポーティ感はありませんが、すでに妹は大満足の様子でした。
外観の質感向上弄りはこれで一区切りとなるわけですが、私は更にこの先の事を考えていました。妹がタイヤとホイールのお金を自分で払うと言ったその時から。

何か分かりますかね・・・

テールゲートスポイラーです。
妹は本当であればエアロの付いたゼストスポーツが欲しかったようですが、前述の通り購入時は選択肢が無かったので仕方なくエアロもアルミも無い廉価グレードに乗っていました。
私としては予定していたタイヤ&ホイール代が浮いた事もあり、ならばリヤスポだけでも付けてあげようとすぐに思ったのでした。
本当はゼストスポーツ用を買おうと思っていましたが、白が全く見つからず結局少しだけ羽根が大きめのゼストスパーク用になりました。送料込みで8,800円は出品物の中でもお安い方でした。

傷は、ほぼ見えない場所に小さなものが2箇所だけ。タッチアップで塗ればもう分かりません。これで送料無料で8,800円はかなりお買い得だと思いました。

車体への取り付けは、左右各1箇所のボルト固定に加え左右各2箇所のクリップでの固定になりますが、車体に4箇所ものクリップの差し込み穴をあけるのは面倒だし穴あけ位置の正確性も欠けるでしょうから、クリップは外して両面テープで代用させることにしました。

クリップのあった付近に両面テープ貼り付け。このテープは昔ドアバイザー固定用で買った3Mのものですが、バイザー用なので粘着力は強烈です。
薄い緩衝パッキン(黒いやつ)は最初から付いていたもので再利用します。

あとは、ボルト固定用の穴をリヤハッチの天面部にあけなければなりません。幸い、そこには穴あけの目印があるので、そこにM6ボルトが通る穴をあけていきます。

穴のセンターにポンチで目印。キリ先端のズレ防止となります。
因みに電ドルでここに穴を開けようとする場合、リヤハッチのダンパーが邪魔するため器用に作業しないと穴がずれるかもしれませんね・・・・。

私はφ2.5mm→5.0mm→7.0mm→8.0mmという4段階であけました。

穴あけ方向の裏面側にバリが出るので、最後は裏面側からバリ取りを。

穴の切削面はタッチアップ塗装で錆防止。

スポイラーを持ってきて片側を軽くネジ固定し、反対側の穴の通りを確認しましたが、恐ろし程ピッタリ!
我ながら良い仕事をするわと思いました(爆)

と言う事で装着完了。

そうえいばゼストを復活させて以降、路上復帰させた初日に洗車機で洗った事はありましたがワックスをかけた洗車は一度もしたことがなかったので、思い出した様にしておきました。なんせコンパウンドをかけたまま放置でしたから、さすがに肌に悪いですよね・・・

給油口部分もちゃんと洗い、開閉蓋の内面も錆びの上からですがシルバーで塗っておきました。

いつもの簡単スプレーワックス洗車ですが、ワックス成分に覆われると艶がいいですね。艶無しだったあの頃が信じられない改善ぶりです。

あとはここ。
路上復帰させた日から妹は買い物などで日々乗っていたので早く恥ずかしくない状態にしてあげたかったのですが、休日はやることが多くて時間が取れずにいました。

ブレードの位置にマスキングレープで目印。

後ろのワイパーも樹脂表面がひび割れした感じで褪せていました。

ワイパーアームやブレード、そしてカウルトップの塗装はこれまでダンクとアコードで何度もしているので手慣れておりますが、アームとブレードの組み合わせは間違えない様に気を付ける必要があります。
運転席側は短いアームと長いブレード、逆に助手席側は長いアームと短いブレードの組み合わせの車が多いですよね。

錆がかなり酷いのでサーフェーサーを塗りたかったのですが、保管品がガス抜けしていたので買いに行く時間もなく結局諦めました。

色は毎回艶消し黒で。ワイパー部分にギラツキ感があるというのは個人的には好みじゃないので・・・。
そしてこれも毎回同じで、簡易的な塗装ブースを設置して塗装し、車庫の屋根下で乾燥させました。

ワイパー類を乾かしている間にカウルトップを取り外して塗装します。

ゼストのカウルトップ部は3つの部品から構成されていて、まずは両サイド部分の小さなカバーを外しますが、カバーを上から引っ張るとクリップが割れるだろうと思い裏から指を入れてクリップ周囲部分を押し上げましたが、それでもカバーに引っ掛けているクリップの首の部分が割れました。

首だけが割れて残ったクリップ本体は内装外しで取るしかありませんが、結構硬い・・・。ここのクリップは事前に買っておいた方がいいですね。

あとは、ウォッシャー液のゴムホースの継ぎ部分を破れない様慎重に外し

そしてカウルトップのメインを固定している3か所のクリップを外します。クリップの頭の厚さが薄いので気を付けないとクリップの頭が変形して機能しないかも。

あとはカウルトップを軽く手前に引っ張るればOK。ここは簡単に外れます。

各パーツの汚れと油分を落とし

こちらもしっかり塗装&乾燥♪

当然ですが、ウォッシャー液の噴射口はマスキングしております。

しっかり乾いたら逆の手順で装着。

両サイドカバーの割れたクリップは、随分前にダンク用で買っていたクリップで代用。何のために買ったのかは記憶にないのですが、首の太さやグリップ部の長さが僅かに違っていました。

首の直径が僅かに太いため、カバーのUの字部分への嵌めこみが少し硬かったけど、なんとか嵌りました・・・。

車体への嵌めこみはバッチリ。パチンという気持ちの良い音で収まりました。

引き締まりました。

ワイパーアームのナットキャップを綺麗にするのは、ラバープロテクタントでもアーマオールでも何でも良いと思います。
(左がビフォー、右がアフター)

すっと気になっていた部分でしたが、バッチリ綺麗になりました。アーム先端の錆びてた部分は見た目的に少し表面が粗いですが、まぁここはいずれまた塗る事になるかもしれないのでその時はサーフェーサー塗って粗さを隠します。

後ろも綺麗になりました。

ついでにエンジンルームも真っ白けだったので、艶出し剤で綺麗にしておきました。

と言う事で、長い草ヒロ状態により全く艶を失っていた外観を

何とか艶出しして

最終的にはここまで整え

趣味性を感じなかった後ろの見た目も

多少クオリティアップいたしました。
妹は大満足で乗っていましたが、残念なことに脳出血で現在入院中・・・。右半身に麻痺が残っていますが、うちの奥様のように重度な細胞破壊ではなかった事とリハビリを早めに行なえているので、きっと車の運転もできるのではと期待しています。恐らく年末年始はリハビリ病院で寂しい年越しとなるでしょうけど、しっかり機能回復して戻ってきてくれる事を願っています。
運転の許可がおりれば手元にあるパーツの装着を再開し、妹の復活祝いとして予定していなかった外観のバージョアップをしてあげようかと思っています。

さて、このところ仕事の状況はというと、午前中は出勤して午後からリモートにしていましたが、ルーターの性能が低いのか思う様に進まない事が多く、先週の日曜日は午後から出勤しました。誰もいない事務所は寂しいけど、電話や横入れがないだけに仕事はバンバン進みますね。
そしてその日の帰り、気持ちよく走る事ができるようになったアコードで帰宅していると、少し舗装の悪い道で急にCDが再生されなくなりその後ずっとうんともすんとも・・・。
どうやらCDプレイヤーがご臨終となったようです。
(──┬──__──┬──)
サブディスプレイにはエラー表示が点滅しっぱなし・・・
幸い、諸々の理由で代替機は持っているのですが、故障したCDチェンジャーに6枚のCDが閉じ込められたままなのでそれを救出できるのかが不安と言う事と、そもそもCDプレイヤーを外すにはセンターコンソール部を全バラしてモジュールごと取り外す事になりそれがメッチャ面倒・・・
ああぁ・・、何かを直せば何かが壊れる・・・
古い車の宿命ですね(泣)
まぁ、このCDプレイヤーはこのアコードを買って以降一度も故障せず動いていたので、その耐久性を考えればむしろ感謝せねばとも思いましたけどね。
とりあえずCD以外のソースは機能しており、ニュースも見れればラジオも聴けるので非常に困っているわけではないのですが、やはり時には音楽を聴きながら運転したいんですよね。
時間が無い私にはここの交換がいつできるのやら・・・(~-~;)