7月の終わりにひっそりと梅雨明けした山口。TVニュースは勿論、ネットニュースでもはっきりと「今日梅雨明けしました」という明確な梅雨明け宣言が書かれてなく、やっと見つけたネットニュースで「どうやら○○日頃に梅雨明けした模様」といういつの間にか梅雨明けしていました的な事が書かれてあった程度でした。
それにしても連日猛暑ですね。
山口も暑い日が続いていおりますが、台風6号の進路が気になります。
今朝までの予報では山口はほぼ直撃でたが、随分と西側に寄ったみたいで助かりました。とはいえ、勢力もよく分からないのでまだまだ心配ですけど。
さて、梅雨前から全く洗車をせず放置だった我が家のN-WGN君。写真では分かりづらいですが、猛烈に縦スジの汚れが付いていて乗るのが恥ずかしいほどでした。
梅雨の雨で自宅駐車場の泥がホイールやボディ下周りに跳ね返って真っ白になっていたし、タイヤも褪せた様な色で汚れていました。
そしてリヤに至っては、でっかいクモの巣を張らせてしまうほどの放置度合で、さすがに自分を反省・・・(汗)。
そういう訳で、先週の話ではありますが洗車しました!
本当に久しぶりの洗車だったのでいつも以上に綺麗に見えました(~-~;)。
一週間経った今日はもう既に埃で汚れてますが・・・
息子のダンクはと言うと、更にその前の週に洗っていたので全体的にはまだ綺麗だったのですが、夜勤で夜中走っていたので虫の付着が激しく固着気味だったので、水を浸み込ませて虫汚れだけ綺麗に拭きとっておきました。
ダンクはラジエーターのリザーブタンクの液量がまだ走っていない段階とはいえこんなに下でよかったっけ?と思いちょっと心配になりましたが、そこそこ走るとしっかりMAXまで上ってきたので一安心。キャップも正常に機能している証拠ですね。
更にダンクは随分前からワイパーのモーター音が大き目になっていて、ワイパーリンクのガタツキも大き目だったので、この先まだ息子や娘が乗る事を考えてここを丸ごと新品交換してもらう事になっていたのですが、リンクが欠品だったのでモーターのみ交換することにしていました。
今の私にはこれを自分で交換する時間すら作れそうになかったし、工賃もそこまで高くはなかったので今日オイル交換ついでに依頼したかったのですが、今朝ホンダの休みが8~16日と聞いて慌ててオイル交換の予約を夕方無理矢理入れてもらったこともありワイパーモーターの交換時間が確保できず、仕方なく夏季休暇中に自分で交換することにしました。
そのワイパーモーター。
車の年式を考えたら、リビルト品は考えてもオクの中古品という選択肢はさすがに頭には浮かびませんでした。
結構いい値段がしますね。
因みに交換を依頼した場合、工賃は6000円弱との事でしたが、やっておきたい事は山ほどあるのに今年は夏季休暇も短めだし、今や時間のやりくりが難しくなった事もあって、果たしてこのモーター交換の時間も捻出できるのか怪しいもんです・・・
ダンクは黙っててもオイル交換はMILDなのに、アコードはなぜかLEOを入れられやすいのよね・・・
さて本題。
私が大好きだった刑事ドラマ「太陽にほえろ」の中でも特にお気に入りだったのが第595話の「マミー激走!」。
劇中、A60セリカクーペ1800GT-TRに乗ったマミーが熱い走りをする回なのですが、冒頭でボギーと一緒にセリカで巡回するシーンがありまして、その車内で
マミー 「今日この車調子いいわ~♪」
ボギー 「何が?」
マミー 「エンジンよ~!
いい音してるでしょ?」
ボギー 「音??!
・・・・マミーの気のせいでしょ?!普段と全然変わんないよ」
こんなやり取りをするシーンがありました。車好きで愛車と対話をしながら運転する方なら、この気持ちはとっても分かるのではないでしょうか。確かにありますよね、「なんだか今日はえらく調子がいいな・・・」って感じる事。
今日のネタはこれに引っ掛けた話しです。
実は先月の中旬、突然お友達のwata-plusさんからあるカーパーツが届きました。とっても小さなパーツですが、同梱されていた取説を見ると結構なお値段がするようで、更にお手紙も添えられていて「ちょっと面白いパーツで、取扱い先のご好意で余分に頂いたので、良かったら使ってみてください」との事でした。
中身はこれで、NGC-JAPANというメーカーの「タイヤバルブ用放電ナット」というパーツ。私はこの様なパーツの存在を今回初めて知りましたが、取説を読むと特許まで取得しているようでした。
ただ、失礼ながら第一印象は完全にオカルト系・・・
取説に書かれている効果を見ると正直更に怪しく感じましたが、とにかく汚れまくったアコードを洗車してから装着したかったので頂いてから少々日が経ってしまいましたが、お袋の退院と奥様の通院日だった7月18日火曜日に会社を休み、時間の空いた夕方に洗車をしてすぐに装着することにしました。
構造的には、円形の板にタップが立てられ(つまりナット)、そのナットにギザギザのワッシャが溶接されているというもの。菊座金に似ていますね。
それにしても、見れば見るほど怪しい形状・・・
エアバルブキャップを外して放電ナットを最後までねじ込み、再びキャップを締めこみます。
私の車の場合バルブキャップが少し短くて、この様に放電ナットとバルブキャップとの間に隙間ができました。
その場合、放電ナットを外す方向に回してバルブキャップとしっかり密着させるようにと書かれありました。ダブルナットと同じで回り止めにもなりますしね。
因みに、ダンクのアルミに付いているバルブキャップはアコードの物よりも少し長く(画像左の左側のナット)、これをアコードに付けると放電ナットとバルブキャップの隙間は無くなるのですが、隙間が出来る場合は取説で先ほどの付け方が指示されているので、アコードの短いナットをそのまま使用することにしました。
「それにしても、こんなもので放電するのだろうか、いや、そもそも放電のメカニズムが分かっていないのだけど、そういえばあのトヨタも何やら貼り付けタイプの放電パーツを出していたので、何かしら効果があるのかもしれない・・・。体感できるのかは分からないけど、まぁタダで貰ったものだから仮に体感できなくても痛くはないか・・・。」
そんな疑い深い事を考えながら装着した訳ですが、翌日の通勤中から走りの違いに驚く事に・・・・。
その印象を箇条書きにしますと
・パワー感がどうとかではなく、普通に加速する時の吹け上がりが明らかに軽く、エンジン音も静かになった。
・一定速で走っている時もエンジン音が静かで、転がり抵抗がとても少ない感じがする。
・小難しい話をせず端的に言うならば、とにかく軽く静かに走る。
という感じ。
このナットの放電メカニズムが分からずに装着したので何がどう作用してこうなるのかは分かりませんが、エアバルブに装着してエンジン回転が滑らかになるって、エンジンそのものにも作用しているって事なのでしょうか。ある程度速度が乗ってからそう感じるのなら、例えばタイヤの帯電が取れて転がり抵抗が減ったからとか、ハブベアリングの帯電がなくなって抵抗が減ったからとか、そんな事も想像できますが、加速の一発目から滑らかに感じるって正直意味が分からない、でも実際確実に違いを感じます。
しかも、装着後から今日までずっと変わらず。
先ほどマミーの「今日この車調子いいわ~♪」という言葉ですが、これって実際に時々感じる事ですが、これが長く続かない事もこれまた事実。
そもそも、愛車の調子の違いを日々感じ取れるか取れないかってのは個人で違いますし、感じにくい車というのもあるのかもしれませんが、例えばオイル交換の前後だとか新品タイヤの交換前後とか誰もが感じ取れるほどのレベルではなく、オイル劣化等で右肩下がりに性能が落ちていく大きなスパンの中でも日によって調子が良かったり悪かったり波がある、そういう違いを感じる人は、マミーのこの言葉に共感すると思うし、なぜ調子が良かったり今一だったりするのかという疑問も持つのではないかと思ったりもします。
で、話しを戻すと、私にとってこの放電ナットはそんな疑問や悩みを消してくれる商品でした。
実はオイル交換をする一週間前にこのナットを取り付けたのですが、そんな不利な状況でありながら「なんかエンジンが軽く回って調子がいい♪」と感じましたし、それがずっと続き、エンジンオイルを交換した後も勿論ずっと調子が良い。これまではオイル交換をしたとしても、日々回転フィールの滑らかさの違い(調子の波)というものはあったし、ずっと変わらず常に快調という事もありませんでしたが、このナットを付けてからは本当にずっと変わらず回転が滑らかで加速が軽く感じます。
これほどずっと調子の良さが続いていて加速も軽く感じるので、もしかしたら燃費も少しは良くなっているのではと思い、燃費表示にしてみたら
ガソリン満タンから間もないのに11.5Km/Lという、ここ近年ではかなり良い数値を示していました。
因みに、数年前まではエアコンを入れる夏場でも軽く11Km/L以上はいっていたし、エアコンを入れない季節だと12を超えていましたが、近年は夏場でずっと10.5~10.8とか11を切るのが当たり前で春でも12には到底届きません。さすがに走行距離が30万Kmを超えたので燃費も悪くなってきたのかなと思っていましたが、思えばタイヤを今のコンフォート系のプロクセスC1Sにしてからいきなり燃費が悪くなった気がするのと、プラグをデンソーからNGKにして更に悪くなった気がしています。これはまだ確かではないので断言はできませんが、とにかく最近はもう11を超える事がほぼ無かっただけにびっくりしました。
更にその後260Km走行後も燃費の良さは維持されていました。でもこれほど車が軽く加速するのだから、逆に言えば当然なのかもしれませんが、なぜタイヤバルブに放電ナットを付けるとこうなるのかというのは、特にメカニズム的な事がよく分かりません。
ただ、事実として走りが調子が良くて燃費も確実に良くなった、しかも調子の波を感じずに好調が続いている、それは間違いないんですよね。
これまでの話を聞いてどう思われましたか?
「絶対に嘘くさいわ・・・」
「オカルト商品に洗脳されとるな・・・」
そう思いますよね?私も書きながら絶対にそう思われるだろうと思ったし、装着直後まではかなり疑っていました。だから今回のこのブログタイトルなのです(笑)
結局は私が途中書いた通り、毎日毎日欠かさず乗っている愛車だからこそ小さな調子の違いを感じ取ることができる、そこが一番かなと思っています。だって毎日50Kmの通勤路を32万Kmまで一緒に走ってくれた相棒ですから。なので、時々しか乗らない我が家のN-WGNだったら、このナットを装着しても私は違いを感じ取れないかもしれかせん。
つまり、違いとしてはそれほど小さなレベルなのかもしれませんが、相棒のちょっとした違いに気づくオーナーからしてみたら、実はこの差は結構デカいとも言えます。個人的には、オイル交換時に高額な添加剤を入れるよりは違いを感じやすいと思いましたし、何よりも調子の波を感じない安定した性能があるので、走れば走るほどお得になります。
勿論、車によっても性能差が出る出ない、分かりやすい分かりにくいって事があるかもしれませんけどね。
最後に、私としては一つだけ不満点があります。それは乗り心地。
取説の効果の記載でもありましたが、乗り心地が結構変わりました。元々ブラッキーのスプリングにノーマルグレードの純正ダンパーという組み合わせのため少々プルプルした乗り味になってしまった事を以前のブログで書きましたが、この放電ナットを付けてから輪をかけてプルプル感が強くなった気がします。タイヤ自体のクッション効果なのか、ダンパーフリクションに影響があるのか、そもそも本当に放電ナットによるものなのかも分かりませんが、これだけはあまり好ましくないので一度放電ナットを外してみて違いがあるか確かめてみようと思っっています。
左側のロアアームのブッシュも劣化して破断寸前なのかもしれませんが・・
それしてもここまで好調だと、早いとこエンジンマウントも交換したくなってきました。
wataさん、大変良い物を頂きありがとうございました〜(^^)