
6月23日に発売されたバンダイのプラモデル、
「
MGフィギュアライズ ワイルドタイガー」を作ってみました。
TIGER&BUNNY好きにとって待望のマスターグレード化ですので、
積んだりせずに忙しい合間を縫ってちまちまと作っていました。
今回のレビューは画像が多めなので、その分テキストは控えめで行ってみたいと思います。
↓組立説明書とプレバン限定品のチラシです。

プラモデル初心者にもわかりやすいように丁寧に描かれています。
↓多色成形のAランナーです。

グリーンの部分は蛍光グリーン色になっています。
クリアパーツは若干スモークがかかっていて、
グッドラックモードのパンチ部分は濃い目のガンメタリックになっています。
↓ハンドパーツ等のB1ランナー、ボディ等のB2ランナーです。

ハンドパーツは骸骨のような特徴的なモールドも
しっかりと立体的にディテーリングされています。
塗装派には嬉しいですが、シールを使うライトユーザーには
剥がれやすくなるので少し辛いか?
↓ブーツ等のCランナーです。
↓腕や脚の2枚組Dランナーです。
↓白い外装系のE1・E2ランナーです。

外装アーマー系パーツは裏面にもディテールが入っています。
↓GLM等の銀色パーツのF1・F2ランナーです。
↓腕や脚の外装等の銀色パーツのG1・G2ランナーです。
↓蛍光クリアグリーンのH1・H2ランナーです。

デジカメで撮ると蛍光色が際立ってしまいますが、
実際にはもっと澄んだ綺麗なグリーンです。
パーツの輪郭部分が光って見えるのが、この材質の良い所ですね♪
↓ディスプレイベースのランナーです。

恐らくMGFシリーズ共通のものと思いますが、
スタンドアーム部はガンプラ用アクションベースと共通構造になっています。
↓関節部等の2枚組ABS製JOF-1ランナーです。

コレも恐らく他のMGFシリーズと共通のものではないかと思います。
↓ポリキャップ、シール&デカール類です。

ホイルシールは主にハンドパーツの銀色のライン再現用で、
額や襟周り、黄色いクリアパーツ下のシールが配されています。
スポンサーロゴと目の部分のシールは、厚みのないテトロンシールと共に
水転写デカールが入っていて、好きな方を使用するようになっています。
TV最終話の「1 minute」もちゃんと入っています。
ではサクっと組み立ててみます。
私はMGフィギュアライズは初めてですが、
さすがにMGと銘打っているだけあって、
ガンプラマスターグレードと同じような感じで製作できました。
なおこのキットは最初からLED電飾を仕込めるような設計になっています。

こんな感じでLEDと配線を通せるような裏面形状が用意されているので、
LED工作が得意な人は簡単に劇中のように
各クリアパーツを光らせる事ができます。
またLEDを仕込むのが難しいライトユーザーには、
クリアパーツの裏にメタリックテープを貼る方法で
光の反射を利用してクリアパーツが光っているように見せる方法があります。

私のタイガーはこのメタリックテープの方法をとっています。
クリアパーツは端部が光って見える性質がある為、
明るいところなら、これだけでも十分だったりします。
↓初心者に作業間違い報告の多かった、腕部外装部分。

ガンプラを作り慣れてる人は迷わないと思いますが、
慣れていない人は説明書の画像がわかりにくく、
黒い小さいパーツを腕部外装に挿し込む際、
挿し込む部分を間違えてしまう事があるようです。
少し力を入れても入らないと思ったら、恐らくどこか間違ってる場合がほとんどなので、
無理矢理押し込まずにじっくりと説明書と現物とを見比べてみると良いと思います。
今回の製作は素組み・スミ入れ・部分塗装というスタイルで行いましたが、
部分塗装は少なめで、キットのカラーシールを多めに使っています。
塗装したのは目の周りの黒と肩アーマー下側の黒い部分とアイパッチ。
後はハンドパーツの銀色の装飾くらいです。

↑の右画像のように、外装パーツの裏側には
「SAITO」(スーツ開発者の斉藤さん)やアポロンメディアのロゴが刻印されていたりと、
かなり細かいところまでこだわった作りになっています。
という訳で、完成です。
「SoftBank」や「S.H.Figuarts」等のスポンサーロゴは
今回は珍しく水転写デカールを使いました。

基本的には素組みでもすごくカッコ良く仕上がりますが、
やはり銀色パーツのゲート跡やウェルドラインが目立ってしまいますね。
ココだけでもスプレー塗装ができたら、それだけで完成度は格段に上がるでしょうね。
各部がよく見えるようにアップ画像をテケトーに。

頭頂部の「WILD TIGER」のロゴはテトロンシールです。

肩アーマーの白いラインはホイルシールです。

ボディアーマーの合わせ目が特に目立ちます。
この部分は一応凹モールド処理されてはいるものの、
デザイン的にもあまりそうは見えづらい部位ですし、
できることなら合わせ目を消したいところですね。

上腕部や前腕部アーマーの合わせ目も目立ちますね。
LEDを仕組まなければ、さくっと消してやっても良いと思います。

光の反射具合で、裏にメタリックテープを仕込んだクリアパーツが光って見えますね。
↓表情豊かなハンドパーツです。

ハンドパーツは片側4種計8個付属しています。
特徴的な銀色の装飾はシールの厚みを気にして塗装で再現してみました。
腱鞘炎持ちには、なかなかの苦行でしたが、
立体的なモールドが生きて良い感じにかっこ良くなりました♪
塗れる人は是非塗装してやって欲しいです。
バニーちゃんのハンドパーツのみ、手首軸にスイング機構があります。
このハンドパーツを使って適当にポーズを取らせてみる。
このキットでは劇中のようにフェイスオープンを再現するパーツが付属しています。

フェイスオープンは一部パーツの差し替えで再現します。
タイガーのアイパッチは塗装で再現していますが、
キットにはテトロンシールと水転写デカールがあります。
また瞳もテトロンシールとカラーシールから選ぶ事ができます。
腕部のワイヤーガン「ワイルドシュート」は差し替えで展開できます。

固定式の収納形態と可動する展開状態を差し替えます。
基部はボールジョイントで、アームが3箇所とグリップ根本が可動します。
先端は射出状態のものも付属しますが、
リード線等が付属していない為、射出中を再現する事はできません。
画像では1.0mm真鍮線を使用していますが、
基部側が1.2mmくらい、先端部が1.5mmくらいの穴なので、
HGUCジュアッグのリード線を使おうとしたら、
先端部はピッタリでしたが基部側が入りませんでした。
そして、グリップ部を握る為のハンドパーツがこのキットには無い為、
グリップをしっかりと握る事ができません(涙)
せめてそういうハンドパーツは欲しかったですね。
おかげで他にも物を持たせるという事自体ができません。
↓グッドラックモード展開状態の右腕です。

GLMは右肘関節部で差し替えます。
とても重いため、構えても自重ですぐに下がってしまいますので、
スタンドで支えるしか無いですね。
底面にはスタンド接続穴があり、
スタンド側にはカバーパーツを固定する部分があります。

ところで、キットの説明書等の写真では、
実はGLMのパンチ部分の色が
間違って塗られています。
キットでは銀色のパンチにグレーの□が
ついている感じですが、
実際には逆なんですよね。
カラー設定資料を比較用に
載せておきますね。

外装アーマーは接着しなければ、
着脱できるようになっています。
アーマーの下にはインナースーツ風
内部フレームになっています。
この状態だととてもひ弱に見えますね。
ブーツが小さくて安定しない為、
すぐに転倒してしまいます。
↓せっかくなのでS.H.Figuartsワイルドタイガー1minuteと比較してみます。

S.H.Figuartsの方はこの1minuteでハンドパーツが大幅に増えていて、
ものすごくバリエーション豊かです。
正直これくらいMGFにも付属して欲しかった気がします。
値段跳ね上がるかな?(^^;
1minuteのロゴはMGFにもテトロンシールと水転写デカールで付属しているので、
いっそキットを2個買いして、ボディは通常と1minuteの2種類を、
頭部は通常とフェイスオープン状態とを固定で作り分けると良いと思います。
そうすればボディの合わせ目も消せますね。
こんな感じで「
マスターグレードフィギュアライズ ワイルドタイガー」でした~。
待望のMGFタイガー、さすがに1/8スケールと大型サイズで迫力があり、
可動範囲もとても広くて保持力もバッチリ。
スタイル・ディテールも申し分無いしクリアパーツはとても綺麗ですし。
本当によくできたキットです。
バンダイさんもこだわって設計している事がよくわかりますし、
これで量販店で¥3,000程度で買えるのは、
ファンにとってはかなりのお買い得キットだと思います。
TIGER&BUNNYは女性ファンが多く、
プラモデルを作った事の無い人もこのMGFタイガーを購入していると
よく聞きます。
初心者でも作りやすくなっているし、モデラーさんならより綺麗に仕上げて、
電飾を仕込んだりと、幅広いファン層におすすめできるキットです。
それだけにハンドパーツの少なさ等ほんの少しの残念ポイントが気になってしまいます。
けれどランナーのスイッチを見ていると、
どうにもバリエーションモデルが出そうな設計になっています。
デザイン違いというとTV終盤に出てきた量産型タイガーとか気になりますが、
果たしてそういうバリエ展開はあるのかな?
7月にはバーナビーが発売になります。
この2体の売れ行き次第では、ロックバイソンやスカイハイさん等の
他のヒーローの商品化も考えられますね。
MGFバーナビーも予約してあるので、届き次第同じように作ってみたいと思います。
今回は画像枚数146枚という、私のブログ記事では過去最大のボリュームとなりました。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございますm(_ _)m