
先日
Appleのティム・クックCEOから予告があった通り、
iPhoneブランドの廉価モデルである
"iPhoneSE"シリーズの後継機種として
新たに"iPhone16e"を2月28日(金)に発売する事を
2月19日(日本時間2月20日午前2時)に
正式に発表しました。
この"iPhone16e"はその名前からもわかる通り
ナンバリングモデルの廉価版となります。
"iPhone16e"は"iPhone16"標準モデルから
様々な部分でグレードダウンしコストを抑えながら
日本でも4月上旬にリリース予定のアップデートにて開放される
アップル製AI"Apple Intelligence"に対応する為に
メインメモリだけは8GBへと強化しています。
標準モデルよりもさらに安い価格で"Apple Intelligence"を利用してもらう
というところが目的のモデルとなっているみたいですね。
端末のサイズと形状は"iPhone14"標準モデルと同じになっていて、
左右のボタンや下部端子穴等は"iPhone14"と全く同じなので
一見"iPhone14"用のMagSafeケースなんかが使えそうに見えます。
しかし背部カメラホールの形状だけ大きく異なっているので
実際には難しそう?
"iPhone16e"の"e"は公式には今のところ特に理由は無く
「何の略称でもありませんが、全ての人のために作られている」という回答でした。
立ち位置的にはナンバリングモデルでの"Entry"や"Economy"のイメージですね。
ちなみに"iPhoneSE"の"SE"は公式には"Special Edition"ですが
立ち位置的には"Standard Edition"と呼んだ方がしっくり来ますね。
基本的には"iPhone"の廉価版という立ち位置なのは"iPhoneSE"シリーズと同じで
実際に
"iPhone16e"発売と同時に
2022年発売の"iPhoneSE3"と"iPhone14"が販売終了となりました。
そのためこれまで"iPhoneSE"シリーズを使ってきた人や
"iPhone13"~"iPhone14"の標準モデルユーザーへの
3年ぶりの代替え機種となるのですが、
ナンバリングモデルの一員になった事から今までのお買い得感は無くなっています。
また、チップは"iPhone16"と一応同じでコア数が違うだけですので
併売されている"iPhone15"とも比較すると性能に対する金額差が微妙すぎて、
やはり"iPhone16"が一番マシになりますね。
同じ廉価版である過去の"iPhoneSE"シリーズと具体的にどこがどう違うかは、
下記動画チャンネルさんが解説されていますので興味のある方はご覧下さい。
・
【何が変わった?!】iPhone 16eに機種変ってどうなの?性能を比較解説してみた。購入の検討材料にどうぞ!
基本的には"iPhone16"標準モデルから細かいところを削って価格を抑え
"Apple Intelligence"対応の為だけにメインメモリを8GBにして
バッテリーを大容量化した、という感じになりますね。
日本での注意点としては、この"iPhone16e"はApple独自のモデムを搭載していますが、
このモデムは日本の携帯回線の一部周波数に非対応なので、
都市部等ではやや繋がりにくくなる可能性が考えられる事ですね。
・
【緊急】iPhone 16e買おうとしてる人は絶対確認して!見ないで買うと後悔するかもしれません…。
その他にはとても便利なMagSafeに非対応なのも辛いところですが、
MagSafeは最悪ケースで対応できるので、そこはまだなんとかなりますが。
ボディカラーが白と黒しか無いのも、MagSafe対応ケースを買ってくれという事なのかも。
廉価モデルを使う人はケースを付ける人がほとんどだと思いますし。
なお、MagSafe対応ケースを使っても無線充電はできますが、
7.5Wまで充電速度が落ちる欠点はあります。
"iPhone"をただの携帯電話レベルでしか使わない一般ユーザーには
悪くないモデルではありますが、円安も手伝って価格が約10万円というのは
廉価版という安さは感じられませんね。
せめて8万円くらいに抑えられれば大ヒットになったと思いますが、
特に廉価版の需要が高い日本でこれはちょっと売れなそう。
この先日本では"iPhone16"シリーズの値上げも予想されているので
もしかしたら"iPhone16"を買わせる為にたった2万円安い"iPhone16e"を
追加したのかもしれない…なんて言われても信じてしまいそう?
市場は小さいですが手頃なサイズと価格に重宝していた
コンパクトモデルユーザーには辛い流れになりましたね。
私もサブ端末として"iPhoneX"を未だに毎日使い続けているので
"iPhone13mini"を買わなかった事を今でも後悔しているくらいですが
そういう小型廉価モデルを好むユーザーはごく一部なので
仕方が無い事なのかもしれませんね。