
ユニコーンガンダム3号機フェネクス。
ビスト財団の管理下で建造された1号機や
2号機バンシィとは異なり、先行納入された
サイコフレーム材を用いて連邦軍の手により
建造されたユニコーンガンダム。
その3号機フェネクスは当初は
RX-93νガンダムのカラーリングを踏襲した
デザインが検討されていたと言う…。
この設定は11月7日にソフトバンククリエイティブより発行された書籍
「
モビルスーツアーカイブ ユニコーンガンダム」において新たに公開されたものです。
同社のアーカイブシリーズをご存知の方はもうお分かりかと思いますが、
このフェネクスRX-93カラーは公式設定ではありません。
このアーカイブシリーズは劇中世界の中で
該当のMSを研究するという趣旨で執筆されているものなのです。
公式設定ではないとはいえ、考察本としては面白いものなので
私も結構購読していたりはしますが、
今回はまるごとユニコーンガンダムのみを扱ったものなので
発売前からとても楽しみにしていました。



よく見るとわかりますが、このCG画稿は一部に間違いがあります。
バックパックのビームサーベルが無かったり、
アームドアーマーDEのサイコフレームが一部しか発光していなかったり…。
細かい部分は脳内補正が必要ですね(^^;
まぁ本の内容はともかくとして、
今回唯一新規デザインのユニコーンガンダムとして登場した
この「フェネクスRX-93カラー」を、
フォロワーさんの一言がきっかけでガンプラHGUCで再現してみました。
まず今回の制作コンセプトは
「塗装や改造を一切しない完全パチ組みで再現する」事としました。
塗装や改造をしてしまえばいくらでもできますからね。
設定されたカラーリングがパチ組みでもかなり再現できそうな印象だったので、
どこまでできるかやってみた、という事です。
このフェネクス93カラーをパチ組みで再現するのに必要なキットやパーツは下記の通り。
【 部品注文を一切しないでキットのみで再現する場合 】
・GFT限定ユニコーンガンダム1号機&2号機Ver.GFT STRIKES ODAIBA SET ×キット2個
・GFT限定ユニコーンガンダム3号機フェネクスVer.GFT ×キット1個
・ユニコーンガンダム2号機バンシィ・ノルン通常版 ×キット2個
【 不足部品を部品注文で補う場合 】
・GFT限定ユニコーンガンダム1号機&2号機Ver.GFT STRIKES ODAIBA SET ×キット1個
・ユニコーンガンダム2号機バンシィ・ノルン通常版 ×キット1個
・お台場セット1号機のF2とF3を各2個、F4、F5、F6、F7、F8、F11、F15を各1個ずつ
・GFT限定ユニコーンガンダム3号機フェネクスVer.GFTのシールとF1パーツを各1個
・バンシィ・ノルン通常版のF9、F10、F12、F13、F14、PC1を各1個ずつ
部品注文を利用しない場合、たった1~2パーツの為に
キットを1個買わないといけなくなるので
値段の面で恐ろしくハードルが高くなりますが、
部品注文を利用すればだいぶ楽になります。
ユニコーンガンダムの本体にお台場セットを使用するのは、
アームドアーマーDEの白い外装はこれしか無い為です。
またこのセットひとつで紺色パーツも手に入りますし。
サイコフレームをノルン通常版にするのは、
アームドアーマーDEの黄色いサイコフレームはこれと
同劇場限定NT-DクリアVer.にしか無い為ですが、
後者は入手性が悪い上に色が暗い為です。
ちなみにユニコーンモードは
フェネクスユニコーンモードや閉じた白外装のアームドアーマーDEが
商品化されていない為、パチ組みでは再現不可能です(´・ω・`)
使用するパーツの構成は主に、
・本体は殆どは1号機を使用。
・胸部、腕部、脚部の紺色パーツのみ2号機を使用。
・サイコフレームはノルン通常版のクリアイエローを使用。
・ホイルシールは頭部カメラ類をフェネクスから、肩部の紺色のみお台場ノルンから。
※足りないフンドシ部の赤色とアンテナ中央の紺色は流用元が無いので諦めます。
具体的に使用するパーツは下記の通り。
↓多色成形のAランナーです。


基本的にお台場1号機を使用し、
サイコフレームA21のみノルン通常版のものを使用。
↓Bランナーです。


基本的にお台場1号機を使用し、
胸部B1、B2、B3、B5、B6、B7、B8、B9をお台場ノルンから用います。
↓Cランナーです。


これも基本的にお台場1号機を使用しつつ、
腕部C10とC11、脚部C22とC23のみお台場2号機から用います。
↓DランナーとEランナーです。


Dランナーはお台場1号機を、Eランナーはノルン通常版をそのまま使用します。
↓Fランナーとポリキャップ、ホイルシールです。



Fランナーはお台場1号機の白い外装パーツとグレーパーツに
ノルン通常版のサイコフレームパーツを組み合わせます。
フェネクスのFランナーからはアンテナF1パーツのみ使用します。
部品注文する場合はFランナーのF15は余るお台場ノルンから流用できます。
ポリキャップはノルン通常版の金色成形のものを使用。
アームドアーマーDEを腕にも装備したい場合のみPC1が1個不足します。
ホイルシールは肩部センサーのみお台場ノルンの4を使用し、
ツインアイやトサカ、ライフルのカメラはフェネクスのものを使用します。
という訳で組み上げてみます。




元の設定があまり細かい色分けがされていない事もあって、
完全パチ組みでもほぼ設定通りになりますね。
腕部と脚部はパーツ分割の影響で若干違いはありますが、
パチ組みでここまでできれば良い方でしょうか。
とはいえ完全パチ組みだけだとやっぱり物足りないですね。
外装がメタリックカラーなのもあまり似合っていない感じもします。
アームドアーマーDEの白外装がソリッドカラーでもあれば良かったのかな?
フンドシとアンテナの足りない色だけでも塗れば、多少は良くなるかもしれませんね。
以上「フェネクスRX-93カラーを完全パチ組みで作る」でした~。
いや~、大真面目にやってみましたが、
コストがかかる割にはどうにもな中途半端感が拭えませんね(^^;
大量に余っている部品だけで作れる私みたいな人でもないと、ちょっと辛いかな?

改めて見ると、νガンダムのデザインの優秀さが良く解りますね(^^;