
ビッグモーターによる保険金不正請求事件で、
ビッグモーター及び同社と保険契約を
結んでいた保険会社7社に対し、金融庁は
保険業法に基づく報告徴求命令を
7月31日に出している。
このうち金融庁は不正のグルだったと目される
損害保険ジャパンにだけ他社とは異なる内容で
報告徴求命令を出していた事が
読売新聞さんの記事で明らかになりました。

記事によると
損保ジャパンに対しては「他社と濃淡をつけて見ていく」(幹部)方針だ
との事で、特に下記3点が他の保険会社には出されていない
損保ジャパンにのみ出された項目だそうです。
〈1〉ビッグモーターへの出向者の役割
〈2〉修理の査定を簡略化した対応の検証
〈3〉事故車の紹介を早期に再開した経緯
〈2〉と〈3〉はともかく、〈1〉は他社も出向者を出しています。
それなのに損保ジャパンにだけ詳しく調査するというのは
やはり損保ジャパンだけ極端に多い出向者が
ビッグモーターの現場で不正を把握していた事を重く見ている証拠ですね。
まぁ把握していたっていうか、
実は損保ジャパン側が不正のノウハウを
ビッグモーター従業員へ伝授していたのですから
きっとその裏付けを取りたいのでしょうね。
金融庁はもう完全に損保ジャパンが
ビッグモーターの保険金不正請求事件の主要因と結びつけて見ていますね。
まぁそれを裏付ける情報は毎日大量に出てくるので
否定しろとか他社と同列にしろとか言う方が無理がありますが。
報告徴求命令は名前の持つイメージに比べると
やや温いものではありますが
それでも違反や虚偽があれば法的に罰せられますし
内容次第でそれなりの行政処分も下されます。
今回の一連の不正事件がどこまでのものになるかによっては
損保ジャパンそのものに大打撃を与えうる可能性もありますが、
過去の例からすればさすがに潰れたりはしないと思います。
保険利用者としてはビッグモーター共々潰して欲しいところですが、
どちらもそれなりに生き残ってしまいそうな気もしますね。
中古車業界と保険業界にそれなりに大きな打撃を与えうる事件なはずのですが…。
そして保険会社に関して、ビッグモーターの不正事件がきっかけで
保険業界にも公正取引委員会のメスが入る動きが出ていますね。

時間はかかるかもしれませんが、
これを機に保険のあり方が見直され正されるようになると良いですね。
保険という商品の性質上、ユーザーからは問題提起はしづらく
ユーザー側が不利になる条件で契約を結ばざるを得なくなりやすいので。
これらの件は下記のチャンネルさんが詳しく解説してくれています。
・
【損保ジャパン】ビッグモーター不正を主導していた暴露される!!公正取引委員会も動き他方からメス入り共倒れに!!ここまで黒いのに全然マスコミは報道しなくて
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クルマの話とか。 | 日記
Posted at
2023/08/09 05:16:58