
本日、2024年8月8日(木)16時42分頃、九州の東の日向灘にて
最大震度6弱の大きな地震が発生しました。


地震発生時の速報値でM6.9、その後修正されてM7.1となった
この地震の起きた日向灘は
次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まってきている
"南海トラフ巨大地震"の想定震源域の西端に位置しています。

気象庁ではこの想定震源域においてM6.8程度以上の地震が起きた場合など、
"南海トラフ巨大地震"発生の可能性が相対的に高まっていると評価された場合に
この"南海トラフ地震臨時情報"が気象庁から発表されます。
この"南海トラフ地震臨時情報"は3つの評価段階があり
"南海トラフ巨大地震"との関連性を調査し始めた「調査中」を経て
"南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)"、
"南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)"、
"南海トラフ地震臨時情報(調査終了)"のどれかが発表されます。
この"南海トラフ地震臨時情報"は2017年11月から
"南海トラフ地震に関連する情報"の名前で運用を開始し
2019年5月に今の"南海トラフ地震臨時情報"に名称を改められましたが、
これまで一度も発表された事がありませんでした。
今回初めて発表され、調査の結果
"南海トラフ巨大地震"との関連性が考えられる
"南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)"が同日19時15分に発表されました。

すぐに巨大地震が起きるとか、そういう切羽詰まったものでは無いので
とりあえずは安心して大丈夫です。
"南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)"は3つの段階の真ん中で
日向灘での地震のモーメントマグニチュードが
更新されて7.1となった為にこの発表となりました。
速報値のM6.9のままだったら
"南海トラフ地震臨時情報(調査終了)"になっていたと思われます。
この"南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)"は
"南海トラフ巨大地震"がすぐに発生するとか
起きる可能性が特に高くなったとかという事では無く、
日向灘の地震が"南海トラフ巨大地震"との関連性が否定できなかった事から
今後1~2週間は特に大きな地震に警戒して欲しいという事なので、
特段焦って避難を開始したりとかはする必要性はありません。
避難場所や防災グッズ、家具の固定などを再確認したりして
予め備えておくようにというお知らせのようなものですね。
何はともあれ運用7年目にして初めて発表された"南海トラフ地震臨時情報"。
地震大国日本としては改めて地震への備えを再確認しておくに越した事はありません。
特に今は猛烈な酷暑の真っ只中ですので、もしも巨大地震で被災した場合に備えて
熱中症対策グッズは特に念入りに確認し用意をしておいた方が懸命です。
スマホの充電と合わせてモバイルバッテリー等も複数用意しておくと良いでしょうね。
今年はお正月から震度7の巨大地震に見舞われた日本。
過去最悪の猛暑とも言われる夏を迎えている事もあり
自然災害により一層備えられるようにしたいですね。
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Posted at
2024/08/08 20:41:01