"南海トラフ地震臨時情報(調査中)(調査終了)"が発表されました！

昨日1月13日(月)21時19分頃、日向灘にて最大震度5弱を観測する地震が発生し、
気象庁は南海トラフ地震臨時情報(調査中)を発表しました。
この地震のマグニチュードが6.9だった事と日向灘という発生場所により
南海トラフ巨大地震との関連性が考えられた為です。

・南海トラフ地震臨時情報（調査中）を発表　気象庁　宮崎県で最大震度5弱の強い地震　高知・宮崎県で津波注意報｜TBS NEWS DIG


昨年8月8日(木)16時42分頃にM7.1の地震が発生し
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が初めて発表されましたね。
"南海トラフ地震臨時情報"は2017年11月から
"南海トラフ地震に関連する情報"の名前で運用を開始し
それから7年にして初めて発表されたのが昨年のその地震でした。

昨日発生したM6.9の地震はこの8月のM7.1の地震と
ほぼ同じ場所で起きたほぼ同じ規模の地震であった事から
今回も条件を満たしていた事から発表され、
南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を臨時に開催し、
この地震と南海トラフ地震との関連性について検討しました。
その後、南海トラフ地震防災対策推進基本計画で示されたいずれの条件にも該当せず、
南海トラフ地震の発生可能性が平常時と比べて
相対的に高まったと考えられる現象では無かったと判断され
約2時間後に"南海トラフ地震臨時情報(調査終了)"が発表され
今回はすぐに終了となりました。

・南海トラフ地震臨時情報は「調査終了」津波注意報も全て解除 家具の固定や耐震化、備蓄など巨大地震への備えは引き続き


・気象庁会見　モーメントマグニチュード6.7　「巨大地震注意」発表基準の7.0には満たない　但し南海トラフでいつ地震が発生してもおかしくない　日頃から備えを


今回は昨年8月のものよりも規模が小さかった事から
南海トラフ地震との関連性が特段見出されなかったようですが、
昨年8月からわずか5ヶ月しか経っていない事や
この間にも度々小規模な地震が起きている事もあるので、
今回の地震は南海トラフ地震と無関係だと思って油断せずに
警戒心を捨てずにいつでも対応できる体制を取っておきたいですね。