隔週で親の入院費の支払いのために通っている気仙沼に週末行っていました。
金曜の仕事上がりに東京を発ちます。
風が強いのが気になりますが平日なので東北道はそれほど混んでいません。
最近はSA、PAでゆっくりするので100km/h巡行で急ぎます。
川口から165km付近の白河の最高標高点からは燃費を稼げます。
北関東を抜け、福島に入った辺りから行く先の「二本松、福島西間、通行止め」の案内が見えました。
SAでゆっくりしなければ巻き込まれなかったかなぁ、と思いながら往路の半分近く来た所でもまだ通行止めが解除されません。
通行止め箇所の二本松ICの直前の安達太良SAに入り、少し時間を潰して解除を待ちましたが、一向に状況が変わらないようです。
周囲の同じようにSAに入ってきた車は明らかに夜を明かす体制でカーテンを閉めたりしています。
しかし翌日は朝から気仙沼で動きたかったので下道に降りた時の経由地をカーナビに設定して出発します。
するとやはり二本松で降ろされました。
この時、既に午前0時を過ぎていました。カーナビの到着予定時刻は4時を指しています。
国道四号線で北上します。
昔、原付バイクで17時間半掛けて帰った時にも四号線を使ったハズですが、風景にに覚えがありません。
もっとも時間は真夜中ですから、それっぽい所も違って見えます。
周囲は同じように高速を降ろされたのと元々下道を来た長距離トラックばかりで80km/hでも余裕なくらいですが、全く知らない土地ですからオービスを警戒して速度は控えめに、カーナビの嘘案内を無視しながらなんとか次の福島西ICに乗りましたが、既に開通しているようで後方からどんどん追い越されていきます。
まぁ時間的ロスは降りても待っても同じくらいと納得して先を急ぎます。
2時頃、若柳金成ICで東北道を降りた時の燃費は20km/L。タイヤ補正では21km/L。
気仙沼市に入る頃には空は白み始めています。
結局、気仙沼の仮設住宅に到着したのは午前3時半。
長距離、長時間運転はそこそこ慣れてきましたが、2時を過ぎると新聞配達のバイクなども走り回り、3時には仕事を始める人の車の往来も増え始めるので無事到着できただけマシでした。
車から貴重品などを降ろしたらすぐに布団に潜り込みました。
翌、土曜はお昼までゆっくりしてから大叔母のお墓の掃除をし、先月購入した中古住宅の方に向かいます。
梅雨入り前に除湿乾燥機を設置したいと思い東京で購入して持ってきました。
他にも防犯用にタイマー機能があるシーリングライトなど、買い求めた物と仮設住宅の母親の荷物などを車から降ろして運び入れていると、近所の子が現れました。
先々週挨拶回りをした時には見かけなかった子ですが、近くの家の子のようでした。
「ここに住むの?」
とかいうのですぐ住むわけじゃないんだけどね、なんて話していたら、「あ、鍵が開いている」と今気が付いた風を装って部屋に上がってしまいました。
ちょっとマジ勘弁。こういうのあまり良い展開じゃないんですよ経験上。
何もない、入った事のない他所の家は面白いようで、全部の部屋を吟味し、ありとあらゆるスイッチを押し、開いてる所は閉め、閉まっている所は開け、「トイレ貸して」と言い、「ブレーカーは切った方がいいんだよ」と言ってテーブルに上がってバチバチ切ってしまい、目を離した隙にボイラーを空焚きしてくれて、ホント勘弁してほしい。
まぁそういうのはまだいいんですが、二階に上がったり屋根に出ようとしたり、そうやって勝手に怪我でもされたらかなわないので「それはそのままにしておいて」とその子の後を追いかけるありさま。
試しに帰るかな、と思って「掃除手伝ってよ」と言ったら「いいよ」といって掃除機を一往復で「おわった」って、君!
あぁ、この子は承認欲求が強い子なんだな、と思いました。
自分の家で何をやっても「凄い!偉いね」と言われているかネグレクトされているかは知りませんが、まぁ田舎ならでは。東京でそんな事やって帰った後「あの家に上がったよ」なんて子供が言ったら誘拐犯ですからね。
まぁでもこういう子を鬱陶しく思って追っ払うようでは座敷童も居着かないんだろうな、と。
ただ、一度上がるのを見過ごしてしまったので物置に入り込んだリ留守の間に上がり込もうとするかもしれません。
ちょっと心配な出来事でした。
子供が帰ったので再開です。
仮設住宅の母親の荷物にはこんなものもありました。
これは東日本大震災で被災後、避難所になっていた市民体育館で使っていたものだと思います。
日本中、世界中からいろんなご支援があって今日があります。そう思うともう使わないものばかりですが捨てられません。
仮設住宅の菜園はもうやっていませんが、以前の住民が植えた花や野菜が今年も育っています。
病院の母は何度か見舞いましたが、あまり体調は良くないようで反応は芳しくありませんでした。
そんなこんなで日曜は東京に戻っていなくてはなりません。
雨は午前中で上がりましたが、相変わらず影が強く、不穏な天気です。
こういう時は何かが起こるので注意して高速道路は80km/hで巡行します。
この時期、高速道路は車線規制して対面通行になるような工事が何か所かで行われていました。
しかし、対向車線では昨日自分が降ろされたのとほぼ同じ個所で事故をやっていました。
丁度事故が起こったばかりのようで、対向車線には長い車列が出来始め、その先頭では横転したコンパクトカーと3輪バイクのトライクが停まっていて事故処理の最中でした。
おそらく、これは道路工事と無関係ではなく、直進してきたものが無理に対向車線にまで曲げられ、そこを抜けた解放感や気のゆるみで大きな事故が起きているのではないかと思います。
帰りはほぼアクシデントも無く、最期まで80km/h巡行を通せました。
燃費は24.2km/L。タイヤ補正で25.4km/L。
風が強かったとはいえ前回の帰省の時の85km/h巡行で23.9km/Lでしたので、これくらいの差ならトラックに引っかからずに済む85km/hでもいいように思いますが、燃料の残量メモリは3メモリほど多く残っています。
これが正しいとなると75km多く走れている計算になります。
燃料計の針も満タンから減り始めたのは200km以上走行してからでした。
そう思うとかなり影響はあるのかもしれません。