
先代のインテRって刺激的ですよね。私も会社の後輩さんの元愛車“96スペックR”を運転させてもらいましたが、あのエンジンは最高にしびれますね。9000rpmまで回るF20Cを積んだS2000も
運転させてもらい相当しびれましたが、剃刀の様なキレとなるとやっぱB18Cが上。あれは本当にレーシングエンジンです。
インテ乗りの方はもちろんですが、ホンダ好きの走り好きな方なら多分誰でも次の話をご存知だと思います。
開発スタート段階では、「足回りは思いっきりやれ。だがエンジンは適当なやつを積んでおけ」という上層部の言葉に、エンジン開発部門のとある方がカチンときて、こうなったら最高のNAエンジンを作って載せさせてやるという意地があのインテRを生まれさせたということ…
そして、B18Cのインテークマニホールドの吸気ポート部分を、一人の職人さん(名前はコオロギさんという方)がリューター使って手作業で研磨されているという事を…。
今じゃ、鋳型に特殊な樹脂を埋め込んでポート壁面を滑らかにすることができるという技術進歩…。
ついでに話せば、今のK20を積んだDC5インテR。
アコードユーロRと同じエンジンながら、アコードに付いている二次振動打ち消し用バランスシャフトがインテRには付いていません(二次振動は4気筒特有の振動です)。だから回転の滑らかさは歴然の差。これってコストダウンのためって思われてる方が多いのですが、実は違います。
バラスシャフトってクランクの2倍で回転します。更にバランスシャフト自体のモーメントを打ち消す為にもう1本バランスシャフトが反対側に付いています。レブまで回せばこの2本は実に16000rpmで回るわけです。これだけ速く回るとスムーズにはなっても4気筒のメリットである「摩擦損失が小さい」というメリットが失われます。
高回転域での研ぎ澄まされたレスポンスを重視するタイプRは、このフリクションさえも嫌ったのです。
拘りを感じますよね。
オーナーでもないのに熱く語ってしまいました…
そんな熱い思いで作られるRのエンジン。少しでも自分の何かにこの思いを反映させたい。
そうだ、ポート研磨による風の流速アップ。
これはモノにできる!
ノーマル
08スペックRR…
◆主な仕様◆
・ジョイによる完全油膜落とし。
・コンパウンドによる表面磨き
・シュアラスターインペリアル塗布
さっきまでのいい話が台無しだ…(~-~;)
でも、風に対する熱い思いはインテRの吸気ポートと比べても負けてませんので、あしからず!
因みにインテB18Cのポート研磨は2~3psのパワーアップが見込まれたと言われていますが、扇風機はよー分かりません。
普通に掃除しただけで150%は風量アップしましたから、ある意味こっちの勝ちです。
ブログ一覧 |
雑談 | 日記
Posted at
2008/09/09 00:35:02