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イイね!
2010年02月11日

ブローバイガスの流れ

今回はブローバイガスネタの後編である「ブローバイガスの流れ」です。

前回、ブローバイガスがどのように発生し、どうやってクランクケースに吹き込んでくるのかを書きましたが、今回はクランクケースへ入ってきたガスの流れ、抜き方について書いてみます。
後編は少々長いです。コメント不要ですので…。



クランクケース内は通常密閉されています。細かいことを言えばガス抜きの経路があるので完全密閉とはいえないのですが、ざっくり言えば密閉です。で、この中に生ガスや排ガスが溜まると良いわけがないというのは前回のネタで書きました。

密閉されたケースに徐々に押し込まれる高温のガス…。まずケース内の圧力が心配です。そして生ガスの成分はガソリン。クランクケース内はオイルがジャバジャバ。オイルが希釈されて円滑性能劣化が心配です。排ガスも触媒で浄化されていない酸化成分の多いガス。オイルの酸化が起こり、オイル性能劣化だけでなくメタル腐食を引き起こします。いずれにしても早いとこ抜いてしまいたい。


じゃぁ、どっかに穴あけて抜くか、
排気ガスにでも混ぜて捨てちゃえば?!



なんて単純に考えてしまいますが、前述の通りブローバイガスは生ガスや浄化されていないガスなので環境には非常に悪い。そこで、もう一度シリンダーに吸わせて再利用(再燃焼)するよう義務付けられています。


なるほど~!
それはグッドアイデア!





…じゃぁないんですねぇ、これが。


実はこのガス、オイルだらけのクランクケース内に充満するため、オイルミストを含んだガスになってしまうんです。もちろん、そのオイルの量は微々たるものですが、「塵も積もればなんとやら」じゃありませんが、吸気経路などに堆積すると厄介なことになります。
因みに、ブローバイガスは単純にクランクケースに漏れてきたガスを指す場合もありますが、このオイルを含んだガスを指す場合の方が多いのではないかと思います。







では、ここからブローバイガスの流れについてです。



ブローバイガスは軽いため、クランクケースの上層部に溜まると言われています。つまりエンジンヘッド部。なので、ヘッド部からこのガスを抜いて吸気経路に戻してやるんですね。




私のアコードだとこれ。

単純にホースでつながれていて、エアクリ付近のサクションパイプ(エアーフローチューブ)へ戻されているのが分かります。
因みにこのホース、ホンダのパーツリストではブリーザーチューブという名称で載っています。




で、エンジンヘッドとサクションパイプをブリーザーチューブでつないで、ケース内の生ガスを抜くわけですが、こんな単純な発想でガスを抜くことができる理由は、「差圧」というものを利用しているからです。

エンジンはピストンが下がることによって外気を吸って動いています。その吸気の経路は細いダクト形状。吸い込み抵抗が発生するダクト内は常に大気圧よりも低い状態になります。つまり負圧です。
ブローバイガスが溜まるクランクケース内の圧力よりも吸気経路の方が負圧になる、この圧力差を利用してケース内のガスを自然と吸気ダクトに吸わせているわけです。気象現象でいえば高気圧から低気圧に向かって自然に風が流れ込む状態ですね。





絵で書くとこのようになります。

ここで一つ気が付きません?いつまでたってもサクションパイプ(吸気)側がクランクケース内のガスを吸い続けてくれるのか?って。そう、そんなはずがありません。あくまでも原理として差圧を利用しているので、サクションパイプ側の負圧以上の仕事はできないわけです。つまり、一定以上のガスを抜き取ったら今度はエンジンヘッド側に空気が入ってくることもある…。もしかしたらケース内にガスが溜まってきても吸気側の負圧が足りなくて抜けが悪いかもしれない…。
1本のブリーザーチューブ内で生ガスと空気が往復しているとなると、あまり効率が良いとは思えませんよね。

そこで、少しでも効率よくガス抜きを行なうために、大概のエンジンはガス抜き経路をもう1本追加して、合計2本の経路で行なっています。





2本の経路を設けるとなぜ効率的にガス抜きができるの?

と思いますよね?






経路と流れはこのようになっています。

後の説明で分かりやすくするために、クランクケース内を①、スロットル手前のサクションパイプを②、スロットル後のインマニを③とし、二つの経路をそれぞれAとBとします。


経路Aは前述のサクションパイプ②に戻す経路で、管内の流れは双方向。ガスを抜くパイプでもあり外気をクランクケース内へ流し込むパイプでもあります。


もう1本の経路Bは、逆流防止のPCVバルブ付きである経路。クランクケース①→インマニ経路③にだけ流れ、インマニ経路③→クランクケース内①へは流れない一方通行経路です。一般的に経路Aよりも細く、スロットルよりも後ろ側になるインテークマニホールドへの戻しとなっています。
因みにPCVとはポジティブ・クランクケース・ベンチレーションの略。「積極的にクランクケースの換気を行なう」という意味です。この意味は後に分かると思います。又、PCVバルブは単に逆流を防止するだけではなく、吸気側の負圧量によってガス流量の調節もできる優れものです。






さて、実際の運転状態でのブローバイガスの流れです。





まずはスロットル全開の場合どうなるか。

スロットル全開時というのは概ね中高回転で回っているはず。特にターボだとシリンダーに混合気が吸い込まれるというより押し込まれている。当然空気に見合った大量のガソリンが混合される。そうなると吹き抜ける生ガスも増えます。メタルクリアランスの大きい始動直後にブン回せば尚更ですね。




この場合、基本的にはこのように流れます。
スロットル弁が開くことによって②と③はほぼ同じ圧力になります。もし①にガスが溜まっていれば差圧によって負圧である経路A,Bからガスが吸い取られます。もちろん必要以上に吸い取る力などはありません。





では逆にスロットル全閉。

スロットルを閉じるという事は②に対して③の方が大きな負圧になる(真空に近くなる)ということです。経路に栓をされた管からピストンが無理矢理シューーーーっと空気を吸おうとするのですから、そりゃ③は真空に近くなるわけです。


そうすると、①に溜まっていたガスが経路Bを通って③に抜けていきます。もし①のガスが抜けてくれば大気圧に近い②のフレッシュな空気が経路Aから入り込んできて、そのまま経路Bを通って圧の低い③へ抜けていきます。そう、クランクケース内を換気している状態ですね。PCVのある経路Bを設けたことによって可能になったベンチレーション効果です。

スロットルを閉じる状態というのは通常エンブレの時でしょうか。つまり基本的には燃料カットが働いている場合が多いので、生ガスもケース内に吹き込んでこない。仮に燃焼が始まっても①の換気はスムーズに行なわれる状態にあります。スロットルオフは生ガスを抜くという面で一番良い状態と言えると思います。





パーシャルスロットルの場合もスロットルオフと似た状態でしょう。
ただし、以前書いたようにパーシャル時はEGRが大量に導入される成層燃焼状態にあるので、排ガス混じりのブロバイを換気していると思われます。



お~!こりゃPCVのおかげで万々歳じゃ!!

と思いたいところですが、そうじゃないんですねぇ。


このガス、冒頭で書いた通りオイルミストを含んだガスでしたよね?
そのオイル混じりのガスが吸気経路に戻ってくる厄介な話…。いよいよこの話しも終盤です。






加速時などスロットルを開くと流速の速くなったサクションパイプ②が経路Aからブローバイガスを吸い取る事は先ほど書きました。でもサクションパイプの先にはスロットル。そう、オイル混じりのガスがスロットルを直撃してしまいます。

以前、お友達のkatotchさんがスロットルバルブの掃除をされて「スロットル弁の表よりも裏の方が汚れていた」と仰っていた事がありました。これは、スロットル弁の裏側が負圧になり、オイルの付着が表よりも激しくなったためだと思われます。ワゴンやミニバンなどの垂直に立ったリヤウィンドウが汚れやすいのと同じ現象です。負圧になった面というのは汚れが吸い寄せられていきますもんね。




ではPCVのある経路Bはどうか。エンブレやパーシャル時などではこちらを通るのでスロットルを汚さずそのまま吸気ラインに戻されます。


スロットルを汚さないっつ~たって、
結局シリンダーはオイル吸ってるじゃん…。



そうなんです。そもそもこのブローバイガス還元システムの一番の目的は、クランクケースに漏れてきた生ガスを抜いてやって再燃焼させること。多少のオイルの燃焼は目を潰れってことなんですね。




ところでこの二つの経路のうちの経路Bについてですが、実は経路根元にあるPCVバルブの取付位置がエンジンによって違うんです。




これは会社の後輩君が乗っているCL1(トルネオユーロR)の赤ヘッドH22A。この頃のホンダエンジンは今とは逆の左回転クランクなので、インマニがキャビン側になりエアクリは左側設置。よってサクションパイプは左前からキャビン側へと走っています。

で、この写真のように、ヘッドからサクションパイプへつながっている経路A(水色矢印)と、ヘッドからインマニへつながっている経路B(赤矢印)が分かると思います。




このタイプは私が乗っていたCF4トルネオのF20Bも同じで、パーツリストにも同様に記載されています。





ところが、私のアコード用K24Aは、エンジンブロックのウォーターパッセージ部(オルターネータ上のウォーターポンプ付近)という、なんとも低く馴染まない位置にPCVバルブを設けてインマニへと戻してあります。

おいおい…、オイルジャバジャバ掻き回してるこんな低い位置じゃまずいんじゃないの?

と非常に心配になりました。

調べてみるとどうやらK型エンジンはオイル分を取り除くブリーザーチャンバーが付いており、それがブロックと一体型になっている事が分かりました。そりゃこんな位置から抜こうとすればそういう物がないと大変なことになりますもんね。特にK型はクランクの2倍の回転数で回る二次バランスシャフトが底部にあるので、それこそオイル攪拌は半端じゃないと思います。

少し驚いたのが、このブロック下部から抜き取る方式はB型エンジンにも採用されていたことです。B16A・B18Cなど、あのR軍団もこの方式なんです。K型と違うのは、B型のブリーザーチャンバーが別体であること。別体であっても、もちろん掻き分けられたオイルはクランクケースへ戻され、ガスだけがPCVを通過してインマニへ戻される…。
いずれにしても、PCVのある経路Bは運転状況からして恐らく経路Aよりも頻繁にブローバイガスが流れているように思えます。なのにこの位置から抜くって、完全にブリ-ザーチャンバー頼みなので、正直恐いです…。







ということで、推測混じりの話しではありましたがブローバイガスの流れの話はいかがだったでしょうか。運転してて「あ、今ガスが排出されてるかな?」とか「今、めっちゃオイル吸い込んでそう…」とか、想像しながらアクセル操作をするようになるんじゃないでしょうか。

前々回話したEGRもそうですが、アクセル操作によって内燃機関がどんな状況にあるかを頭に描きながら運転ができる…、これって意外と楽しいものです。




最後までおつきあいくださいましてありがとうございました。
ブログ一覧 | 易しいエンジンの話し | 日記
Posted at 2010/02/11 12:58:18

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この記事へのコメント

2010年2月11日 14:40
今回も楽しませていただきました。

自分のH22AはPCVバルブが瞬間逆流していたので取り替えたのですが、内部はオイルまみれでしたね。Rバンパーのマフラー回りが黒く汚れるのでピストンリングを疑っていたのですが、PCVにオイルキャッチを付けたら直るかもしれませんね。

昔乗っていた5E-FHEのコルサ(カローラⅡ兄弟車)はこっそりとブローバイを大気解放にしていましたが
なぜか頭が痛くなってやめました、でもなぜか高回転は気持ちよくなったのですよね。

あと、インマニの負圧ってブレーキの倍力に使っていませんでしたっけ?でもPCVバルブから負圧が抜けてしまいますよね?最近はどうしているんだろ。

コメントへの返答
2010年2月11日 23:47
katochさん、こんばんは!またまた長いブログにお付き合いさせてしまいました(~-~;)

PCVって壊れて逆流しちゃうものなんですね。それにPCVがオイルで詰まるってよく聞きますもんね。PCVにキャッチタンクを付けると負圧が弱まりそうでちょっと怖いですが、問題なければオイルは結構防げそうな気がします。

>なぜか頭が痛くなってやめました

そりゃ、大気開放っていってもエンジンルーム開放なので空調が外気導入だとキャビンは…(~-~;)。かなり危険でしたね?!

インマニの負圧がブレーキの倍力装置に利用されてるんですか?!全然知りませんでした…。
2010年2月11日 15:08
後で、自分の見てみようと思ったら
H22Aの画像が有って大助かりです
(^_^;)
現物確認して、ちょっとイメージ膨らませて見ます!
コメントへの返答
2010年2月11日 23:48
V-テッ君♂さん、こんばんは!長いブログにお付き合いくださってありがとうございます。

後輩君のH22Aを見たとき、実は赤ヘッドで違和感がありました(~-~;)。だって私の中のH22Aは黒ヘッドです!

今度、二つの経路のホースを抜いてみてください。きっとオイルが出てきそうな…(~-~;)
2010年2月11日 21:22
初めまして。

今のエンジンはわかりませんが、かつてのF型やG型はよくブローバイが出ていたというのは聞いたことがあります。 知り合いのインスパも、他社用の流用でオイルキャッチタンクをつけていたのをみたことがあります。
コメントへの返答
2010年2月11日 23:49
ボアハムさん、こんばんは!以前もコメントいただきましたよ~(笑)。いつも覗いてくださってありがとうございます。

G型って5気等ですよね。F型はヘッドから2つの経路が出てますが、G型はどうなんでしょうね。PCVがヘッドからだとブリーザーチャンバーはないかもしれませんね。そうなると、オイルは結構吸気に吸われてそうですね…。

キャッチタンクは結構後付けされてる方がいらっしゃいますが、負圧が変わったりしないんでしょうか…
2010年2月11日 23:02
こんばんは!

相変わらず分かり易く、読み入ってしまいました。

ちなみにプリゴンはPCVバルブが壊れてアイドル不調になったことがあります(^_^;)
コメントへの返答
2010年2月11日 23:49
185/68R40さん、こんばんは!いつも長いブログにお付き合いさせてすみません!

PCVバルブの不調って結構聞きますが、それだけオイルで目詰まりするって事なんでしょうか。それともガス成分でオリフィスがうまく動かなくなる?
うちのダンクも心配です。マフラー黒いし…(~-~;)
2010年2月11日 23:11
今回も勉強させて頂きました。エンジンの動きやコンディションをより一層考えながらドライブを楽しむ事が出来そうです!
オイルを含んだガスが流れる経路であるPCV側もスロットルボディー内部と同様に定期的に洗浄してあげた方がいいのでしょうか…。こちら側は今までノーチェックで未洗浄です。
そういえば大昔はブローバイの大気解放チューン?というのを聞いた事があります(^^;)
コメントへの返答
2010年2月11日 23:51
VALさん、こんばんは!いつも長~いブログを読んでくださってありがとうございます!

アクセルワークによって内燃機関を頭に思い浮かべて運転できるって面白いですよね?!

以前ホンダの幼馴染にスロットルバタフライやそこを迂回するRACVを掃除したいって言ったら、ホンダのエンジン部品は色々なところにモリブデンコーティングをしているからやめた方がいいって言われたことがありました。本当はここを一番綺麗にしたいのですが躊躇しているところです。VALさんはここを綺麗にされてその後不具合は出てないんですよね?私もしたいんですよねぇ…

プレちゃんだとブリーザーチャンバーが無いはずなので、PCVラインは相当汚れていると思います。PCVバルブとブリーザーチューブの交換でまた数年間は安心だと思いますよ♪
2010年2月12日 8:54
ググったものですが、ブレーキの倍力です。
インテグラはこのため、坂道でエンジンをかけずに母が後ろに下げようとしたので
横の壁にぶつかり、フロントバンパーが剥がれ落ちました(笑。
コメントへの返答
2010年2月14日 12:00
katochさん、こんにちは!返信遅くなってすみません。
再コメありがとうございます。

私もカッコインテグラに乗っていた時にイグナイターユニットが故障してエンジン停止(キーはON)の状態で牽引してもらったことがあります。もちろんブレーキの効きは悪かったしパワステも重たかったです。

エンジンかけないと倍力装置が働きませんよね。
2010年2月12日 8:55
http://members.ld.infoseek.co.jp/kaznoko7/c-log232.htm

最近は油圧だけなのかな?
コメントへの返答
2010年2月14日 12:00
私はそもそも空気圧をブレーキの倍力装置として使っているとは知らなかったので、インテの時から倍力装置は油圧だけかと思ってました…。
2010年2月12日 10:03
バイクでは「ブリーザーパイプ」と「オイルキャッチタンク」を後付けするのが流行りましたが、ちゃんと意味があったんですね~
私はカッコから入ってましたが。(;^_^A アセアセ

いつもながら判りやすい解説で、非常に勉強になりました!(*^_^*)
コメントへの返答
2010年2月14日 12:01
simaumaさん、こんにちは!返信遅くなってすみません。
またしてもお付き合いさせてしまいました(~-~;)

バイクはよく知らないのですが、昔は2ストバイクの後ろにつけて信号発進するとオイルがフロントガラスに吹っ飛んできましたよね。今はどうなのかな…。4ストでもオイルキャッチタンクは付いてるんですか?

バイクって高回転で回るから、オイルの攪拌は凄いんでしょうね…
2010年2月12日 20:01
頭の悪い私でもなんとか理解できました。

てっきりアフターファイヤーと同じものかと思ってましたが、そうじゃないんですね。
あれはマフラーまで流れていったガスのことですよね。
その前にエンジン内部でもこのような事が起こってる事とは分かってませんでした。
また一つ勉強になりました。

でも、マフラーまで流れたガスを抜くのはターボ車なんかに付いてるウェストゲートや、ブローオフバルブになるんですか?
コメントへの返答
2010年2月14日 12:04
4nzigenさん、こんにちは!返信遅くなってすみません。
またまたお付き合いさせてしまい申し訳ありません(~-~;)

ウェストゲートバルブやブローオフバルブという言葉をご存知なんですね?!
ターボは排気流速を借りてタービンを回しているので、タービンケースに過大な空気が入ってきます。タービンの能力を超える量の空気はタービンケース内で逃がしてやる。これがウエストゲートバルブです。
ブローオフバルブはターボ過給中にスロットルをオフした場合でもタービンはまだ回っているので、吸気経路内で空気の行き場がなくなってタービンまで跳ね返ってくるのを防ぐもです。シフトダウンの度にタービン側に空気が跳ね返ってしまうとタービンの回転が不安定になりターボラグが大きくなるし、タービンが壊れてしまいます。

ウエストゲートもブローオフもタービン保護のためのものですね。

やばっ!!また長くなっちゃった(~-~;)。ごめんなさい!
2010年2月12日 22:26
もしかして,ほんとはエンジン屋サンですか(#^.^#)
こんかいはかなり勉強になりました(._.)φ

simaumaさんのバイクでもはやっていると聞いて,勉強不足を痛感しています(;゜ロ゜)
コメントへの返答
2010年2月14日 12:04
けいいちろうさん、こんにちは!返信遅くなってすみません。
またしてもお付き合いさせてしまいました~。

内燃機関大好き人間なもので…(~-~;)。でも、最新のエンジンの技術には疎いので、情報が古いものもあるかも~(汗)。
2010年2月13日 9:20
いつもながら為になる内容ですね!
スロットルの状態でいろんなコントロールされているのですね~
PCVバルブってある程度使ったら交換したほうがいいのでしょうか?

コメントへの返答
2010年2月14日 12:06
keiさん、こんにちは!返信遅くなってすみません。
またしても長いブログにお付き合いさせてしまいました。

PCVバルブは私はこれまで交換したことはないです。14万キロ以上乗ったトルネオでも問題は起こりませんでした。でも、確実に汚れが生じて詰まりやすくなるパーツなので、交換しないよりはした方が安心ですよね!
2010年7月8日 22:19
こんばんは
いきなりですみません!
とてもわかりやすくて、知りたいことが全部書いてあり勉強になりました。

で、事後ですみませんがブログから参照させてもらいました。
ありがとうございました。
コメントへの返答
2010年7月8日 23:10
minagiさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

お役に立てたようで何よりです♪素人が書いている内容なので若干推測が混じっておりますが、なるべく分かりやすく書いたつもりです。

先代アテンザ、かっこいいですね~!ホンダファンですが、アテンザはとても好きです。
2010年12月6日 0:48
偶然見つけ、拝見させて頂きとても解りやすく勉強になりました。
ありがとうございます。

B18Cエンジン搭載のEF8でサンデーレースを主に楽しんで
おります。

バタフライ全閉時のA→クランクケース→B(PCV)→インマニ
等に関してもナルホド~と、唸ってしまいました。。
掃気?って感じでしょうか・・

現在AB共に大気解放しておりますが、クランク内圧を考えると
純正の配管に戻してあげた方がエンジンにも良さそうですね。。

実際に現行で吸気が無い為かB別タンクよりのオイル漏れが
左コーナー時にひどく(クランクケース右側に寄る為?)
今後どうしようか悩んでいたので凄く参考になりました。

いきなり初カキコで長文失礼致しました。
コメントへの返答
2010年12月6日 21:44
GON !さん、はじめまして!コメントありがとうございます。
このようなブログでも何かのお役に立てたようで何よりです♪

スロットル全閉時は仰る通りだと思います。まさに換気している状態で、エンジンはスロットルのON-OFFを繰り返すことでブローバイが溜まり続けるのを防いでいますね。

大気開放は一見よさそうに思えますが、大気圧よりも大きなプラス圧になって初めてブローバイが排出されるため、換気はおろかいつもいつもガスが充満していることになるはずです。やはりブローバイを吸い出してくれる負圧を利用する方がエンジンには良いですね。

コーナリングによってブローバイのオイル量が違うとなれば、おそらく仰る状態になっている気がします。オイルの片寄りによってPCVへの吐出圧が変わっているのでしょうね。

B18CのCR-X。実は私の元後輩君も全く同じ仕様の車に乗ってます。もちろんナンバー無しで(笑)。

プロフィール

「純正風 http://cvw.jp/b/166682/48374274/
何シテル?   04/16 10:43
2005年12月にアコードワゴン(CM2)オーナーになったダブルウィッシュボーンと申します。 スポーティな中にもエレガントなたたずまいのアコードワゴンがと...
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