
昨日洗車したら今日いきなり雨予報に変わって“やっぱりオレは洗車雨男だ”と確信したダブルウィッシュボーンです。
何を今更って・・・?

しかも終日雨だったので、今日は散発に行った以外は特に出かけず、おかげで家でゆっくり過ごすことができましたけどね。
さて、これまで80~90年代の車を懐かしもうと、いくつかのカタログをアップしてきましたが、その中でも私が大好きでたまらなかったセリカXX(
前期・
後期とも)、そして
セリカ(後期)、
コロナ(後期)は自分で書きながら中学生時代の色々なことを思い出してしまうほど懐かしく感じました。でもセリカとコロナをアップしてながら3兄弟のアレをアップしていないのはおかしい・・・。
アレとは・・・、そう、カリーナです。

ってことで、今回は1981年9月に登場、FRとしては最後のモデルとなった三代目カリーナを懐かしみたいと思います。いつものごとく長いので、興味のある方は暇な時にでも覗いてみてくださいね。
因みにカリーナは登場から約1年後に3T-GTEUエンジンが搭載され、そこから8か月後にマイナーチェンジされ、その時点で4A-Gエンジンが搭載されました。そして更にその1年後にバンパーがカラードになったという、コロナとセリカとは少し異なる仕様変更の道を歩んでいるのですが、このカタログはそのカラードバンパーが採用された最終型のものです。

3兄弟の中では末っ子的な存在だったカリーナですが、いやぁ今見ても若々しいスタイルでかっこいいですね~。なんというか、シンプルで嫌味の無い顔で懲りすぎてないデザインというか。もはやこってりデザインにも若干行き詰った感がある最近の日本車のデザインを見たあとこのカリーナを見ると、またこんなデザインに戻ってもいいんじゃね?と若干勘違いを起こしてしまいそうなんですよね(笑)。
角目四灯の顔もいいし、昔の車では当たり前だったバンパーに嵌めこまれたウィンカーも素敵です。
画像はトップグレードの1800GT-TRで型式TA63です。

リヤスタイルもシンプルですね。後期型のカリーナといえば、なぜかこの黄色いセダンが思い浮かびます。CMがこの色だったからですかね。
前述の通り、マイチェン前、及びマイチェン後から1年間まではバンパーが前後黒い樹脂でしたが、マイチェン後から1年後の最終変更でカラードバンパーに。エンジンは1600ccは2T-Gでしたがマイチェン後から4A-Gに変更されましたね。グレードも1600GTから1600GT-Rと1600GTの2グレードになりました。型式はAA63。

カリーナはセダンのイメージが強いですが、リフトバック形状のクーペも存在していました。
この頃もセダンとクーペの両方が存在する車がいくつかありましたが、コロナもカリーナもちゃんとそれぞれ顔を変えていましたよね。最近の車はどれも顔が共通でボディ後半だけ形状が違うってのが多く、セダンやクーペ、ワゴンなどそれぞれの個性が半減しているように感じます。昔のように顔とボディ形状はセットで各々個性を持たせたほうがいいように思うのですが・・・。
因みにこのクーペ、私の通勤路のGSで半年前に一度だけ発見しました。で、最近また同じGSでリフトアップされていたのを見つけたのですが、もしかしたら店員さんのものかも。ホイールがこれと同じでボディカラーは白でしたが、いつか写真撮りたいな・・・

インストゥルメントパネルは3兄弟でも共通ではなかったんですよね。それぞれ各箇所違いがあります。でもこの3本スポークのステアリングは共通。これ、かっこよかったですよね。

赤いステッチの本皮ステアリングと同じく赤いステッチのスポーツシートがかっこいいですね。そして当然のようにマニュアルシフトノブが配置されていて、なんちゃってGTじゃないとこが素敵です。

3兄弟どれも計器盤は共通かと思ったら、こちらもそれぞれデザインが異なっています。計器盤自体のデザインも警告灯の位置や並びなども。
もちろんアナログメーターもそれぞれ違うデザインで、これは好きな者だけが知る小さな拘りという感じでしょうか。

カリーナのスポーツシートは一応8ウェイスポーツシートではあったのですが、セリカとコロナHTに採用されていたあのスポーツシートではありません。せめてクーペにはあのスポーツシートを採用すればいいのにと思ったものですが、なぜなんでしょうね。

パワーウィンドウに関しては、セリカ大好き人間だった私には理解できないものがありました。だって、コロナは1800GT-TRに標準で1600GTとEXサルーンにオプション。カリーナは1800SEに標準で1800GT-TRと1600GT-Rにオプション。で、一番スペシャルティなセリカだけ標準装着がなく1800GT-TRと1800SXにオプション。1600GT-Rにはオプションすらないという差別扱いに「なんでだよ!」と強く思ったものです。

エアコン操作部もセリカとコロナとは違うダイヤル式。使いやすいのでしょうけど、私はやっぱり普通の横スライドのレバー式のほうが好きでした。

エンジンはトップグレードに1800ccのツインカムターボエンジンである3T-GTEU。初期型では2000ccの18R-GEU搭載でしたが、1年後にこの3T-GTEUに変更され、MCモデルでそのままスライド搭載されました。
そして1600ccは4A-GEU。こちらも初期型では2T-G搭載でしたが、後期型から4A-Gに。
その他、セリカとコロナにも搭載されていた1800ccのSOHCエンジン1S-U。それにコロナに搭載されていた1500ccの3A-U(Ⅱ)も。

カリーナのキャッチフレーズは「足のいいやつ」でしたよね。まぁ、コロナとシャシーが共通なので足も同じでしょうけど。

ではグレード紹介。
カリーナのイメージリーダーはこのセダン1800GT-TRでしょう。
コロナと変わらない全幅、トレッドで、しかもコロナよりも1サイズ細いタイヤを履いていたにも係わらず、なぜかコロナよりもツライチに見えるのが不思議です。

こちらは1800GT-T。3T-GTEU搭載の廉価モデルですね。

4A-G搭載の1600GT-R。
全長は兄弟車コロナセダンよりも200mm以上短いカリーナセダンですが、確かにコンパクトに見えますね。更にセリカクーペよりも100mm程度短いのにもビックリ・・・。

こっちが4A-G搭載の廉価モデル。

こっちはクーペの1800GT-TR。
セリカやコロナとはドア形状が異なりますね。このあたり、カリーナが末っ子であることを感じます。

やっぱりお洒落は足元から・・・、を感じますね。

1600GT-R。
セリカやコロナよりもなぜかタイヤがツライチ(笑)。
フォグランプにちょっと時代を感じますね。

1600GT。
セリカLBよりも随分と大人しいデザインですね。

あとは・・・、こんな感じです(笑)。
サーフというワゴンがあるのがコロナとの違いでしょうか。

街中で見かけるカリーナって、思い出してみたらこういうイメージかも・・・

普通はクーペよりはセダンのほうがグレード数が多いものですが、カリーナは逆。珍しいですよね。

カリーナでDXやSTDを選んだら、装備的には何も付いていない感じ??
セリカXXはこの点凄く良心的な車でしたけどね。

コロナがそうであったように、カリーナも後期型からFFモデルが別に併売されました。コロナのFFモデルはまるで団子虫みたいに(←元オーナーさん、お許しを・・・)地味になりましたが、カリーナはその点ずっとマシでした。でも、取って付けたようなフロントスポイラーは嫌いでしたけどね・・・

ということで、3兄弟のアップはこれで完了です。
私にとってはセリカXX、そしてこの3兄弟は特別な思いがあります。本当はこのMC前モデルもカタログもよく眺めていたのですが、かっこいいのはやっぱり後期型ですね。

クーペ(HT)GT-TRの3兄弟♪それぞれの個性が出ていて魅力的でした。
そういえば、初期型ではセリカだけなぜかGT-TRというグレードがなくGT-Tだけだったんですよね~。コロナとカリーナはGT-TRがあったのに・・・。

こうやってカタログを並べて眺めていた中学時代。

好きすぎて勉強なんて全然していなかった気がします(笑)。
以上、長いブログを読んでくださりありがとうございました。
カリーナは懐かしんでいただけたでしょうか。
さて、次は何を懐かしもうかな~♪