正月三日目。
完全にグータラ生活堪能中なダブルウィッシュボーンです・・・(~-~;)。

元旦は雪がかなり降っていたため家で子供達と正月ならではの遊びをし・・・

二日目はようやく夕方前になって町内の神社に参拝・・・。
参拝を終えてお守りを買っていたら、いきなりぼたん雪が大量に降りはじめ、家族全員で車までダッシュ。この正月唯一の運動となりました・・・。

そしてそのまま奥様の実家で義姉家族とも一緒に新年の挨拶&夕食。みんなそれほどお腹は空いていなかったけど、美味しい料理が沢山並んでいたので意外と沢山食べれてあとで後悔する者が続出・・・。

そして三日目の今日。年末にアコードとダンクを洗車したものの翌日の雨と雪に祟られてしまい現在ドベドベに汚れております。
今日は朝から天気が良かったものの、気温は低いし三が日はゆっくりしたかったので洗車は明日最後の休みの日にすることにしました。
寒かったらやめるかもしれませんが・・・
さて、年始のネタとしては相応しくない地味ネタではありますが、私のブログでは今やぶっちぎり1位であるファンヒーターのトラブルネタです。

2003年に買ったこのダイニチ製のファンヒーター(暖房出力4.3Kw)は2階リビングに使っているものですが、この冬に運転し始めた当初から息つきっぽい燃焼が起こり、また微弱燃焼運転時は失火しそうなほど弱い燃焼をするようにもなりました。

実はこれまでに一度この症状が起こったことがあり、気化器部分を分解掃除して復活させたことがあったので今回もまた同様の掃除をしてみました。

やはり灯油を気化させて噴出させる部分の弁にあたるニードルがカーボンで汚れていました。
そこで、これまで同様ニードルに付着したカーボンをガスレンジで軽く焼いて取り除いて再び燃焼。
しかし、息つき・失火寸前の燃焼ともに改善されませんでした。

そこで、燃焼しているメッシュ部分が焼けたシリコン物質によりかなり白くなっていたためワイヤーブラシでこすってシリコンを飛ばし、メッシュの開口率をあげてみました。
しかしこれもダメ・・・。
このメッシュ分部をよく見ると、どうも二重にメッシュが敷いてあるようにも見えたのですが、この部分は分解メンテなど考慮されていない構造になっていたのでこれ以上は無理と判断しました。

そこで最後の手段。
気化成分を噴出する部分を筒の中から覗くと、先端内部にエンジンコンディショナーでは取りきれていないスラッジのようなものがベットリ残っているように見えたので、スクラップ覚悟でここを焼くことにしました。

すぐ近くにヒーターがあるし配線もあるので派手な焼きができないのが辛いところ・・・。スラッジをカーボン化させるにはかなり焼かないとカーボンにならないため、この手法ではさすがに無理・・・。ヒーターの碍子が真っ黒になるまで焼きましたがスラッジがカーボンになることはなく、再びファンヒーターに装着して燃焼してみましたが
復活ならず・・・
そこそこ火力のある燃焼時は息つきがあっても何ら問題はなかったのですが、微弱な燃焼時の失火寸前の燃焼だけは一酸化炭素中毒が怖いですからね・・・。実際ちょっと不燃っぽい臭いを感じることがあったので、ついにこのファンヒーターに見切りをつけることにしました。

とりあえずは寒い朝一番に奥様が2階リビングで使うにファンヒーターが必要なので、子供部屋に使っている2002年製の3.0Kwのものを代替機として移動。ちょっと部屋の大きさに対し役不足ですが、新しいファンヒーターをしっかり選定して買うまでのつなぎにはなりそうです。
因みにこのファンヒーターも気化器の分解掃除によって不調からの復活を遂げています。

そして子供部屋には、風呂の脱衣場に少々体が不自由な親父のために置いている2.5Kwのものを代替機に。
この状態で約一か月間運転し
我が家に妥当を思われる機種を色々検討し
色々な支払いが重なりすぎないよう1月まで延ばして今日買ったものは
やっぱりダイニチのファンヒーター。

ダイニチといえばシルバーのイメージが強かったのですが、今度は暖かみのあるホワイトにしてみました。

ダイニチといえば取り外し式の背面フィルターが当たり前ですが、同じSシリーズというモデルでありながら金属のメッシュに変更されていました。

でもダイニチのフィルターって物凄く安っぽくて、取り外して洗ったりすると網がどんどん外れていっちゃうんですよね・・・(汗)。だから私としては金属メッシュの方が助かります。ブラシ付きの掃除機ホースでいくらでも綺麗に吸えますし・・・。

タンクはこれまでと同じタイプ。一つ上のシリーズからはワンタッチで開閉できるキャップなのですが、私はあえてそのタイプを避けました。分解メンテをしてでも長く使う私としては、灯油の漏れ防止がパッキン頼みであったその構造に不安を覚えまして・・・。まぁ10年そこそこで漏れる様な素人設計はさすがにしていないと思いますけどね。

これまでのものは出力4.3Kwでしたが、今回の物は4.2Kw。まぁ数値的には同じようなものですし、4.2Kwとて11畳用なのでそもそもがオーバースペックぎみなので充分でしょう。

あとは、シーズンインと同時に故障器に灯油を満タンにしてしまったためこれらの処理を・・・。
全て抜き取り燃えないゴミの日に出すことにします。

ということで、4.2Kwならではのパワフルな熱風が復活です。やはり3.0Kwだと雪の降る朝一なんかはエアコンと併用じゃないとなかなか暖まらないんですよね・・・。これでまた各部屋が適正な能力のファンヒーターになり、残りの冬を快適に過ごせそうです。
因みに、どうしてまたダイニチ製のファンヒーターにしたかを箇条書きにしますと・・・
◆ダイニチは、灯油をヒーターでガス化させてそれを燃焼させるブンゼン式の燃焼をしているので完全燃焼という意味では有利。これは同じ青い炎を発するガスコンロやカセットコンロと同じ原理で、そもそも気化ガスは必要充分な酸素が含まれているので、このようなガスを燃やすと青い炎になる。また、このタイプは燃焼に必要な空気を適正量送り込む必要がなく、燃焼に必要な空気を勝手に引き込む=つまり自律燃焼をするので空気との混合比など難しいことを考えなくても済み、不完全燃焼する確率が非常に少ない=臭いもしないと言える。
◆ヒーターで灯油を気化させているので、着火までの時間が40秒と非常に短い。これが毎回ダイニチにする大きな理由。
◆コロナを含めたポンプ式燃焼のものでも数秒程度で着火できるモードがあるが、最低2分半程度の予熱時間が必要で、そうなると結局は予約時にセットしておかないと意味がなく、その間ずっとヒーターの電気を食うことになる。
◆ダイニチは着火前準備段階でも燃焼中でも常にヒーターで灯油を気化させるのでコロナよりも5倍程度電気を食う。しかし、そもそもがそれほど大きなワット数ではなく、例えばダイニチが“大火力時100W 小火力時50W”であれば、コロナは“大火力時24W 小火力時11W”。電気料金を1kwhあたり約13円として一日朝晩で8時間使ったとしてもその差“大火力時で8円/日 小火力時で4円/日”。1カ月間で“大火力時で240円/月 小火力時で120円/月”程度の差。40秒で着火するメリットの方が我が家には遥かに大きいと判断した。
◆コロナ製はこれまで使用したことがなくメンテは会社の業務用を一度メンテしただけなので心配。
◆コロナ製は空気と灯油をミキシングさせたものを気化・燃焼しているので、長年使っているとブンゼン式よりも不完全燃焼が早く起こるのではと推測した。
◆コロナ製とダイニチ製を比較すると、同等モデルで確実にダイニチ製が安い。
といったところでしょうか・・・。
正直どちらにもメリットデメリットがありますが、決め手は着火までの40秒という短い時間と値段ですかね。
あ・・、うんちくを一つだけ・・・。
以前書いたことがありますが、我が家は各部屋にエアコンもありますが、冬はファンヒーターのほうを使っています。理由は暖かさが格段に違うから。
ある空間の空気を暖めるとして、もし部屋の絶対湿度(簡単に言えば水分量)が変わらないまま部屋の温度を上げると普通相対湿度はどんどん下がります。まぁこれは空気が含む事ができる水分量=飽和の勉強で習ったので分かると思います。
ファンヒーターやストーブというのは灯油を燃やすため実は部屋を暖めながら水分も蒸発しています。つまり相対湿度を下げずに部屋を暖めている・・・。
エアコンというのは部屋の中の水分量がそのままで温度を上げて暖めます。つまり絶対湿度が変わらないまま温度を上げるので相対湿度が下がります。
この二つの違いは、例えば梅雨の25℃と春の25℃の違いを考えれば分かりやすいと思います。同じ25℃でも梅雨は湿度が高いため蒸し暑いですよね。春は湿度が低いのでカラっとしている。
風呂もでも同じことが言えます。極端に言えば、90℃のサウナ風呂には入れますが、90℃のお湯には入れない。
車の暖房もエアコンをONにすると少し寒く感じますよね。空気中の暖かい水分が減った上に、乾燥しているので皮膚の蒸発熱をすぐに奪い取ってしまうので寒く感じる・・・。
要は空気中の水分は立派な熱エネルギーなんですね。
エアコンは風がクリーンで使う季節によっては非常に心地よいのですが、やはり寒い季節になってくると暖かさを実感できにくくなり、しかも空気がカラカラなので肌や喉にもあまり良くない・・・。風邪の菌も元気になりますしね。
最近は灯油の価格も下がり、しかも最近のファンヒーター(特にブンゼン式やポンプ式)は昔と違って燃焼も青い炎で綺麗に燃えますから、我が家としてもまだまだ暖房の主力はエアコンではなくファンヒーターが続くと思われます(~-~;)