
ここ最近は少し天気の崩れる日が増えてきましたが、それでもまだまだ暑い山口。梅雨明け後の降雨量があまりにも少ないためそろそろ作物の生育障害が起こっているようで、スーパーでの野菜の値段も少し高くなってきています。
どうやら来週は雨の日が多そうなので少し安心ですが、逆に関東方面は大きな台風が上陸しそうでそっちの方が心配です。

この休みは雨が降らなくてもアコードもダンクも洗車をしないつもりですが、アコードは通勤距離が長い上にアベレージスピードも高めということでガラスの虫の付着とホイールの汚れが激しく、そこだけは綺麗にしておきました。

あとは室内マットの砂利叩きもね。
車は綺麗にし始めるとついでにあれもこれもとなりがちなので、その気持ちをぐっと抑えてさっさと終えました(笑)

さて、私のアコゴンは前回のオイル交換から2000Km走った207,500Kmに到達していますが、エンジンオイル交換以降エンジンはとても快調な日が続いています。
エンジンの調子に気を配る方であれば同じ思いをされた方は多いと思いますが、エンジンってつい昨日までは凄く調子が良かったのに今日は何だか重たく感じるなぁとか、次の日になってまた調子がよくなったとか、まるで生き物のように調子の変化を感じることがありますよね。

以前、太陽にほえろの第595話「マミー激走!」の劇中でマミーがボギーに言った一言。
マミー 「今日この車、調子いいわ~~♪」
ボギー 「何が?」
マミー 「エンジンよ~!いい音してるでしょ?」
ボギー 「音??!!
・・・・・・マミーの気のせいでしょ?!普段と全然変わんないよ」
中学生の時に見たこの回のこの会話。当時は特に気にも留めなかった会話ですが、愛車を持ち始めてこのマミーの言葉が本当である事を強く感じるようになりました。
私のアコゴンもそういう事が多々あり、オイル交換以降とても調子がよく感じていました。しかし昨日突然の帰りにエンジンの吹けが重く感じ音も太くて爽快に感じない、つまり調子が芳しくない状態になりました。でも今日はまた軽く感じる・・・。
別にこういう事はよくある事ですしトルネオでもプレリュードでも時々感じてきたことです。だから気にはしていないのですが、自分自身が機械屋でありながら機械も人間のように調子を落とすことがあるんだなぁと不思議に思う事がよくあります。
一方で、走行距離と比例するように確実に劣化してきていることを感じる分部もあります。
もう2年前のブログになりますが
、「K型エンジン独特のメカノイズ 」というブログで、私のアコゴンがそろそろ約17万Kmに届く頃になってエンジンが少しゴロゴロというかガラガラというか、そういう濁った音がし始めたことを書きました。
私は音質からしてタイミングチェーンの走行音かスプロケットあたりの音かなと思いながらこれまで乗ってきましたが、オイル交換スパンを短めにしたり、オイル交換の2回に1回の頻度で添加剤を入れたり、更に純正オイルの種類もLEOではなく確実にMILDにしてもらうなど気を遣ってきたからか、ガラガラ音はかなり軽減されました。
しかし、あれから約3万Km走った20.7万Kmの現在、状況が変わってきました。
先ほど話した「K型エンジン独特のメカノイズ」というブログの中で書いていますが、K20Aを搭載した車、とりわけRF&RGステップワゴンなどではピストンスラップ音とも思える金属音がよく聞こえてきます。この音はまさにK20Aならでは異音で、後ろを振り向かずともすぐにそれがK型エンジン(しかもほぼステップワゴン)であることがわかるほどK型独特の音です。

私のアコゴンはこれほど大きな音ではなく連続的でしかもかなり小さな音だったのでチェーンの走行音かなと思っていたわけですが、この夏窓をあけた時に反射して聞えた音が以前よりもはっきりしていて、しかもピストンの打音に近い金属音だとすぐに思いました。まだ窓を閉めれば全く聞こえない小さな音ですが、外で聞けば確実にステップワゴンなどで聞かれる音と同じ質だと分かります。
この音が出るまでの条件や音の特徴も分かってきました。
1)冷間時はしない。かなりエンジンが暖まり、数十分走ったあと聞こえはじめる。
2)夏場でエアコンを入れると音がはっきり聞こえるが、入れていないとほとんど音がしない。
3)冬はエアコンのON-OFFに関係なく聞こえない(長時間ONだと鳴るのかも)。
4)音質はコンコンコン、或いはカラカラカラという金属的で、軽くやや高めの音。
5)アイドリングから1500rpmあたりまでがよく聞こえ、それ以上になると周波数が高い故聞き取りづらくなる。また加速時に聞こえエンブレ時は聞こえない。
6)金属音は規則的な間隔で発しており、アイドリング状態だと1秒間で約6回程度聞こえる。
こんな感じです。
以前はアイドリングでは聞こえず加速時だけジャラジャラ、ガラガラ(しかも僅かな音)と聞こえていたのでチェーン走行音と思っていましたが、アイドリングではっきり聞こえる打音らしき音からして恐らくこれはピストンスラップ音でしょう。ピストン周りのパーツのクリアランスが大きくなってきて起こる打音のことです。
エンジン本体から聞こえるメカニカルノイズは、発する音のサイクル数で何となく予測できるものがありますが、私の場合エアコンON状態のアイドリングで1秒間に6回程度聞こえるので・・・
750rpm÷60秒=約12.5回転/秒
4サイクルは2回転で1回爆発するので
12.5÷2=約6回
計算と聞こえてくる回数からつじつまが合います。
つまり、どこか1本のシリンダーだけ爆発燃焼時にピストンスラップ音を発している・・・、
そう推測できます。
もし1秒間で12回聞こえればクランクの回転数と同じなのでカムのサイドノック音とかクランク周りの異音、あるいは2本のシリンダーから発している事も推測できますし、秒間に24回聞こえれば全てのシリンダーで異音発生・・・。1秒間に24回だともはや
コンコンとか
カラカラではなく
ガーーーーといった連続異音になるので、よほどエンジンに無関心な方でなければ異常な状況だと気付くとは思いますが・・・。
私は基本的にエアコンは夏場以外使用しないため夏以外にこの音を聞くことはありませんでしたが、一年中エアコンを使っていればもっと早く気付いていたかもしれません。
周囲で聞こえるRGステップワゴンの音を聞いて思うのは、恐らくそこらじゅうのRGステップワゴンが20万Kmも走ったものばかりとは思えず、そう思うと20万Km走行もしていて随分と小さな音である私のアコードはむしろ上出来な方かもしれないとか、エアコンを夏しか使用しないからピストンに負担がかからなかったのだろうかとか、そもそもアコード用K24AのピストンはステップなどのK20Aとはスカート構造やフロート構造が違うのだろうかとか色々思うものがありますが、はっきり言えることは
K型エンジンはピストンスラップ音が出やすいという事。
そして
オーバーホールによるシリンダースリーブやピストン交換などさすがに高額すぎてできないという事です。
どんなに大好きな相棒とはいえ、あくまでも通勤兼用の日常の足である事は間違いなく、趣味の車としては扱いたくても扱えないのです。
世の中ピストンスラップ音を軽減させる添加剤もありますが、それよりはオイル交換をまめにしてやり確実に熱ダレの少ない硬めのMILDを指定するとか、スラップ音を発しやすいエアコン稼働をこれまで通り夏限定としてピストンの首振り負荷を軽減させるとか、色々考えてしてやれることがあるかなぁと考えています。
エアコンは配管のオイルを回す意味でも時々ONにしますけどね・・・

こんな大袈裟に書いてますが、まだまだスラップ音としては極めて小さいんですけどね・・・。エアコン切れば全然分かりませんし、何よりも走らせれば極めてスムーズで気持ちよく吹け上がってくれますから。
K型に乗られている皆さんのピストンスラップ音はいかがでしょうか・・・。
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アコードワゴン関係 | 日記
Posted at
2016/08/27 20:40:57