
全国的に先週中頃から急に寒くなりはじめましたね。山口も同じで今日はこの冬一番の冷え込みとなりました。
寒くなってくると私のブログPVで常に上位にくるのがファンヒーター修理ネタ。特にネタ不足になる週末だと1位になることが多く、ついにこの冬もこのネタが1位に戻って参りました(笑)。
いよいよ冬かぁ・・・・(~-~;)
そんな寒くなった今日、朝の7時半から町内の河川敷の草刈りでした。そこそこ広い川ということもあって本気で刈らないと全然進まない・・・。
結果・・・
クソ寒いはずが大汗かきまくって作業しました!

そんな寒い一週間だったこともあって、会社のフォークリフトのセルモーターがついにご臨終に・・・。
以前からセルの回りが弱くなっていたのでバッテリー交換はしてもらっていたのですが、その後もイマイチ改善しないので週末にセルモーターも交換してもらう事になっていたところ、それを待たずにうんともすんとも、という状況に。
運搬作業中にかからなくったため運搬作業をしていた若手社員君が困ってたのですが、幸いこのリフトはセルモーターが見える場所にあったので、4センチ角の垂木を持ってきてもらいスターターを軽く叩きながらクランキングさせると、なんと復活(笑)。
寒なるとピニオンギヤが出なくなっちゃうんでしょうね。

故障といえば我が家の給油ポンプ。
これまで使っていた自動給油ポンプが先々週故障したため新しく買い替えたのですが、僅か一週間でモーターが弱々しい回り方になり灯油を吸い上げなくなりました。こんな事は給油ポンプで初めて。仕方がないので、倉庫で眠っていた手動ポンプで難をしのぎました。
本来であれば保証書を持って新品交換となるわけですが、普段なら保管しておく保証書(お店が発行するレシートの様なペラペラ紙)をこのポンプに限ってつい先日捨ててしまい、仕方なく新しいものを買ってきました。もちろん同じメーカーのものは避けましたけどね・・・。

さて、今日のルーティンワークは奥様のダンクで。ちょうど給油のタイミングだったので私が注ぎましたが、これで2回目のPEAエンジンコンディショナーを使い切りました。
ダンクは本当にエンジンの吹けが軽いんですよね~。少しだけ助手席側の窓を開けて走りましたが、ワサワサしない綺麗なエンジン音とヒュイーーンというタービン音の反射音が心地よく感じ、加速するのがとても気持ちいいです。
奥様カーなので、安全をみて少し早めにスタッドレスに履き替えるかな・・・
さて、ようやくシビックタイプR試乗ネタです。
そのチャンスは偶然やってきました。先日アコゴンのオイル交換に行った時のこと。
「新しいシビックのType-Rが5日間だけうちの店に来るから乗れるよ」
某ホンダカーズの工場長で私の幼馴染でもある彼がそう教えてくれました。
昔は新車が出るたび試乗させてもらい、試乗後にあーだのこーだの二人で話していたのですが、今じゃホンダで全然好きな車がなくて彼もそんな私の気持ちを知っているので特に新車の入荷の話などすることもなくなりましたが、今回たまたまアコゴンのオイル交換に行った時にそんな情報を教えてもらえたはとてもラッキーでした。
問題はType-Rを置いている期間が短いということ。彼の休みの日と店休日を除くと、試乗可能な日は僅か3日間しかなく、しかも3日間のうちの1日は日曜日。日曜日は絶対に試乗客が多いだろうし、そもそも日曜日は家の用事が多い上に冷やかし試乗のためにわざわざ遠い隣の市まで行ことも思えず、結局唯一私が行けそうだった月曜日に会社を定時で切り上げて行くことにしました。

到着すると、シビックR試乗狙いの客は全くおらず・・・。
すぐに幼馴染が来てくれ早速試乗かと思いきや、その前に免許証のコピーを取らされ誓約書を書くことに。
なるほど、そりゃ480万円の激速カーですからそうなるでしょうね。
そしていつもなら勝手に一人で好きなだけ乗って来ていいよって流れなんですが、今回ばかりはお店の人が同乗しなければならいようで・・・。まぁその同乗者は幼馴染なのでむしろ彼と話しながら乗れて私としては願ったり叶ったりなのですけどね。
さて、そのFK8シビックType-R。

既に目にされている方も多いかと思いますが、皆さんはどのような印象なのでしょうか。
私は雑誌で初めて見た時
「カッコ悪っ!!」 と思ってしまったのですが、今回Type-Rの実車を初めて生で見てそこまで悪い印象ではなかったものの、やはり好きなデザインではありませんでした。
これはノーマルシビックにも言える事ですけど、一言で言うとゴチャゴチャしたデザインという印象なんですよね・・・。
ま、そのゴチャゴチャ感が圧倒的な存在感に繋がっているのかもしれませんけど。

とにかく自己主張の強さを感じる新型シビック。
顔はすごくスポーティな感じなんだけど、ライト周りの黒いお飾りがやたらくどく感じるのと、何よりもバンパー開口部のデザインが雑・・・・・・。もちろん実際は非常に練りに練ってデザインされたものだとは思いますが私はそれを感じ取れませんでした。
よくドキツイ色ばかり見ていると微妙な色の違いが分からなくなる、或いは味の濃いものばかり食べていると繊細な味つけが分からなくなるなど言われていますが、まさにそれと同じ印象で、この系統の顔に慣れてしまうと、バンパーやグリルにガンガン穴を開け、スリットも入れて更に凹凸を出しまくればロボットアニメのようにそこそこかっこよく見えちゃう・・、みたいな大雑把な受け取り方に自分がなりそうで、出来ればこういうげっぷが出そうなデザインはそろそろこのあたりでやめてほしいというのが正直な気持ちです・・・。
とはいえ、軽自動車のカスタム系なんかを見てもこの流れは更に勢いづきそうにも思えますけどね・・・。
とにかくライトそのものはすごくかっこいいんだけど、目元全体の印象がどうしても・・
これに見えて仕方がない(笑)
古すぎて伝わらないか・・・

否定的な感想ばかり書くようになりますが、実はこの後ろ半分のデザインも私はかなり苦手・・・。世間一般的にこのデザインがウケているのか分かりませんけど。
リヤがC-HRに似ているかどうかは別にしまして、私がこのシビックで特に残念に思ったのは、ファストバックのように寝せてしまったリヤのデザイン。ルーフからリヤにかけてなだらかに落とす手法は何となく最近のトレンドなんだろうなと思いましたが、私は断然VWゴルフのように垂直気味のHBデザインが好みで、その方が後輪に視覚的な荷重がしっかりかかって見えるので安定して見えるんですよね。
シビックもワンダーやグランド、スポーツシビックでは垂直ぎみのテールでしたが、EKでかなり傾けてしまいましたね。それによって何だか後ろ半分の視覚的安定感がなくなってしまい、大きなルーフスポイラーでも付けないと全体的にアンバランスに見える・・・。実際3ドアHBの人気はEKで一気に落ち、売れたのは途中追加されたType-Rだけでした。
そして、これほどCピラーを傾けると当然サイドウィンドウ後端もそのラインに沿う様にデザインせざるを得ないわけで、そうなると結果的に後ろ半分が6ライトウィンドウのセダンのような処理となりすごくモッサリ重く見え、ファミリーカーの雰囲気がプンプンしてしまう・・・、あくまでも私感ですが、新しいシビックはHB、セダンともにそう感じてしまいました。

自分的には垂直ぎみのテールゲートを持つこれら王道スタイルのHBの方がやっぱり好きだなぁ・・。
このEGをそのまま5ドアにしても充分かっこよくなりそうだし、その上で全体を今風にアレンジすれば、相当カッコよくなるんじゃないかと妄想してしまいます。

あまり気に入らないデザインの中でこのテールランプの質感の高さは雑誌では伝わらなかった部分でした。とてもカッコよかったです。

さて、散々個人的な印象でケチをつけた新型シビックのデザインですが、Type-Rですから走らせてナンボの車ですよね。
ただ、誓約書を書いて価格が480万円だと聞くと、これまでの試乗で感じた事のない緊張感に襲われたのが本音(笑)。
とりあえず助手席に幼馴染が乗り込み、運転席に座った私に走行モードの変更やら液晶表示の変更、いやもっと基本的なところでボタン式のサイドブレーキの解除方法なども教えてくれ、そこそこ理解できたところでいざ発進。
う~む、幼馴染と二人で走りの車に乗るのはいつぶりだろう・・・。お互い10年間程度一緒にサーキットを走った仲なので、何だか車の話をしながら一緒に走らせるのが懐かしく感じます。
さて、お店を出る時にすぐに感じたのはクラッチミートのしやすさ。。もともとMTの試乗車などでクラッチミートをドジったことなどありませんが、大排気量NA車のようにスルスルと軽くスタートしてくれます。
ステアリングは結構重め。ぶっといタイヤで路面をしっかり掴んでいる感覚や、ガッシリとした足回りの剛性感もステアリングを通して伝わってきます。
6速のシフトレバーの位置もGOOD。3ドアHBとかセダンだとわりとノブの位置が低かったり遠かったりであまり気持ちの良いシフト操作ができない車が多いのですが、このシビックRはまるで2ドアクーペのように手首のスナップだけで操作ができる位置にシフトがあります。
シフトレバーの左側にある走行モード変更用のセレクターは走行中に幼馴染がゴニョゴニョ変更してくれたのですが、足が一番硬くなる「+R」というモードでさえ全然不快じゃない。ボディ剛性が抜群だからでしょうか。デフォルトモードの「スポーツ」と、快適仕様の「コンフォート」も試しましたが、各モードでの差は予想以上に小さく感じました。
室内の静粛性ですが、街乗りで常用する2000回転付近は結構大き目のこもり音が入り込みます。まぁRは遮音性に文句をつけるべきではないかもしれませんが、メカニカルノイズではなく明らかに排気の不快なこもり音なので、ここは480万円らしくもっと抑え込んでほしいと思いました。

空いた道に入ったら当然全開モードで。
この手振れの撮影は幼馴染によるもの(笑)
ゆっくりと1速で加速し、すぐにフル加速すると約4000rpmあたりで爆発的なGが発生しホイールスピンが止まらなくなります。ある意味予想通り。2速でも路面状況によっては滑りながら加速するほどで、ドライブレコーダーのGセンサーが何度も鳴ってました(笑)。
試乗中に初めて教えてもらったのが「レブマチックシステム」とやら。シフトダウンする際、普通は回転を合わせるためアクセルで一発エンジンを煽ってクラッチミートしますが、その煽り操作がいらないらしい・・・。
その制御の素晴らしさは衝撃的でした。
シフトダウンをする際アクセルを煽って回転を合わせる事はほぼ無意識に行っている事なので、正直煽らずにクラッチをつなぐ事自体かなり意識するというか抵抗感があるわけですが、いざやってみると恐ろしいほど回転がドンピシャ合う。前述の通り、10年間程度ですがMINEサーキットを走っていたのでヒール&トウは今でも問題なくできますが、煽りのレスポンスとその回転精度はとてもじゃないけど私の様な素人レベルでは敵わない・・・。これならいっそクラッチもいらないじゃね?って思う人がいても不思議じゃないのですが、逆にNSXの様にパドルシフトオンリーにせず、クラッチ操作を残して少しでも電子制御感を抑えてくれたことは、これまでのRオーナーさんにとっても嬉しい事なのでは?と思いました。私自身もクラッチ操作というのはマニュアルシフト操作を楽しむ上で大切な一連の操作だと思っていますし。
もう一つ、VTECターボエンジンを搭載したこのシビックRに乗って驚いたのがエンジン音。ターボなので正直NA-VTECのような乾いたサウンドを絶対に奏でるはずがないと思っていたのですが、予想は大きく覆されました。
レブリミットが7000rpmなのでもちろんRならではのあの甲高いエンジン音は望めませんが、それでも低中回転域のこもった音から一転、4000rpmから聞こえる抜けの良さそうな乾いたエンジン音は間違いなくVTECサウンド。先のブリッピングでもそうですが、フォン!という煽りのエンジン音がかなり気持ちがいい。
そして、すぐそこでメカニカルサウンドが聞こえていたこれまでのRとは違い、新型は少しだけエンジン音が遠くから聞こえる。このあたりの印象はシビックよりもアコードに近いかもしれませんね。
足の良し悪しは当然ながらこんな短時間の試乗レベルでは語れませんし、素人が語れるはずもありません。きっと素晴らしいのだろうと思います。

新型シビックRを試乗された方はみんカラ内でも多いと思いますが、皆さんどういう感じ方をされただろうか少し興味があります。
多分このRの最大の魅力は、320馬力と40.8Kgmのトルクが生み出す強烈な加速だと思う人は多いと思います。そしてあくまでもドライバーに腕がないと速く走らせることができなかったものが、ターボと電子制御化によって誰でも速く走らせることが可能になった事も魅力といえば魅力かもしれませんね。
あくまでも感じ方は人それぞれですが、私個人としては、480万円の魅力があるかと聞かれれば、う~~ん・・・という感じ。乗った事はないけど、ランエボとかインプともこういった感じなのかなぁ。
うちの会社には昔4人の若い社員が、DC2インテR(96スペック)、EK9シビックR2台、CL1トルネオユーロRに乗っていたことがあって、全て運転させてもらいましたが、全てのRから感じられたのはプライスレスな気持ち良さですね。スロットルと直結したようなレスポンスと回転フィール、そしてメカニカルサウンドは何ものにも代えられない気持ち良さがありましたが、新型のFK8は暴力的な加速がエンジンの気持ち良さを消してしまっている、そんな印象を持ちました。加速感が凄すぎるのか、それともNA-VTECほどの気持ち良さがなかったのか・・・。
私感ですが、Type-Rの最大の魅力って180馬力ないし200馬力を存分に使い切って走ることを楽しめる、それが一番かなと思っています。エンジンや足が素晴らしいという魅力は当然ありますが、それらを含めて全てを堪能できる事の方が大切かなと。
そういう意味では、320馬力と40.8kgmはとてもじゃないけど自分のコントロール下にはおけず、結果一般人はストレート番長になる可能性が大・・・。もちろんパワーもトルクもあればあるほど良いと考える人もいるでしょうけど、私は高回転をキープさせてパワーを目一杯使い切って走れるのがtype-R(一昔前のスポーツVTECエンジン含む)の最大の魅力だったと思うし、ホンダもそういう思いでDC2やEK9を世に出したんじゃないかと・・・。
とはいえ、この時代回してナンボの高回転型NAエンジンを望めるはずもありません。そんな中でターボでもこのK20Cのように気持ちよく回るエンジンがあるだけでも幸せと思わなければいけないのでしょうね。ただ、480万円はやっぱりあまりにも高い。大きさといい価格といい、やはり日本を見ていないType-Rであることは間違いない気がします。
そう思うと、やはりフィットクラスでType-R出す方が売れると思うんですけどね~。まぁL型は上が回らないのでType-Rは無理でも、せめて現行シビックのようなVTCのみのターボではなく、本当のVTECターボを搭載すればシビックよりも遥かに気持ちのいいVTECターボエンジンになるのでは?と妄想してしまうのです・・・
以上、好き勝手に書いた試乗記でした(~-~;)。
オーナーさんや新型シビックがお好きな方、あくまでも私感ですのでお許しを・・・