
先週は週末にかけて雪のニュースが続きましたね。山口も積雪の日が二日間ほどあり、通勤時は事故や渋滞が発生していました。今週は暖かくなるそうですけどね。

先々週、雨の高速を走らせ、更に先週の雪上走行もしたことでアコゴンは酷い汚れ方をしていますが、昨日が休日出勤で今日も親父の入院先の病院へ行ったリ買い物したりで帰宅出来たのが午後3時。洗いたかったけど少しゆっくりする時間が欲しかったのでやめときました。まぁ夜にガラス拭きとフロアマット叩き、出来ればどす黒く汚れたアルミだけでも洗えればと思っていますが・・・。
さて、そんな訳で今日はいつものようにブログを書く時間がないので、既に正月休みに書き終わっていていつアップしようかと暖めすぎて逆に放置なりかけぎみだったブログネタを引っ張り出してアップしておきます。
大好きなセリカXXのネタですけどね。
CSのファミ劇で放送中の「太陽にほえろ!」から私の大好きなA60セリカXX2800GTが消えてもう随分経ちますが、あれ以来セリカXXを購入して喜びの余りに泣いてしまう夢を見て目が覚めたら本当に涙が出ていたとか、その他諸々セリカXX欠乏症らしき夢を見る事が多かったので、そろそろA60セリカXXのカタログを全てアップして懐かしみたいと考えていたのですが、そう思うばかりでなかなか時間が取れず牛歩の様に進めながら結局一年近く経過・・・。ようやくこの正月休みに書き終えたのでした。
長い上に60セリカXX好きな方以外は興味のわかない内容ですので、XX好きの方以外は読まれない方がいいかも(~-~;)。興味のある方、好きな方のみどうぞ懐かしんでいってください。
私が懐かしみたいだけですけど・・・

まずは1981年7月登場の初版カタログから。
まだ私がA60セリカXXにそれほど興味を示さなかった頃のカタログです。

トップグレードの2800GT。3ナンバーの税金が今よりも遥かに高く、庶民には縁の無い排気量でしたね。
そして、私の中でA60セリカXXといえばこのガンメタツートン、シルエットトーニングです。この色は本当に憧れたなぁ・・・。
因みに初版カタログにはボディカラーが一切記載されていません。なぜだろ・・・

セカンドグレードは2000ccのシングルカムエンジンを搭載した2000G。セカンドグレードとはいえ2000ccの上級グレードですから装備も充実していました。
我が家から1Km程度離れた学校校区外に小さな月極駐車場があったのですが、そこにガンメタツートンの2000Gがいつも停めてあり、私はこのXXが見たくて休みの日にチャリに乗ってよく見にいっていました。
私は中学生の頃から意外と現実的な車への購入妄想を持っていて、自分が買えるXXはきっと頑張っても2000Gまでだろうと予想していて(笑)、この2000Gというグレードを物凄く大切に見ていました。

2000ccのセカンドグレードである2000S。中学時代からセリカXXキチガイだった私ですが、当時2000Gはそこそこ見かけても2000Sは結局これまで一度も見たことがありませんでした。

憧れだったエレクトロニックディスプレイメーター。本当に好きで好きでたまりませんでした。そしてこのワイン系の内装もこのあたりから大流行しましたね。

そして8ウェイスポーツシートも。色がちょいケバイけど、それまで見た事もないデザインで憧れましたね~。
因みに太陽にほえろの七曲署覆面パトだった2800GTは本革シートでしたが、本革シートの形状はこれとは違うノーマル仕様のシートと同じ形状のローバックシートでした。

全ての機能を使いきれるか使いきれないかは別にして、とにかくお金がかかっているシート・・・、そんな印象でしたね。

エンジンは、当時圧倒的な性能を引っ提げソアラに初搭載された5M-GEUと、新世代レーザーエンジンながらシンプルな2000ccSOHCエンジンの1G-EUの2機種のみ。2機種の性能差がやや開き過ぎにも思えますが、その後エンジンバリエーションは増えていきます。

昔のカタログはとにかく内容が濃くて説明も丁寧ですね。このような透視図も今のカタログではまず無いでしょうし、車の構造のイロハをカタログによって知ることができたのも当時のカタログならではの事だったように思えます。

憧れのアイテムは続きます。
何たってリトラクタブルヘッドライト。当時リトラの車は他にあるにはありましたが、セリカXXのカッコ良さは圧倒的だったように思います。
そしてリヤのヒップアップ形状も私は大好きでした。ダラ~っとなりがちなリフトバックの末端をこういうデザインできちんと締める。抜かりのないデザインですね。

私が初めて実物のエレクトロニックディスプレイメーターを見たのは、町内の神社でエンジンをかけたまま停められていたT140コロナ2000GTのHTでした。中学生だったあの時の衝撃は未だに覚えていて、ずっと憧れ続けながらとうとう縁がなくホンダ狂になってしまいましたけど(笑)。
上記4枚の装備のページは拡大画像付きにしておりますので、興味のある方はクリックを。

各グレードのページの上にはこのような文言が(笑)

各グレードの紹介で最上級グレードの2800GT。
グレード中、唯一の専用装備品はスポーツシート、ファブリックシート生地、エレクトロニックディスプレイメーター、エレクトロニックスピークモニター、オートドライブ、リヤベンチレーテッドディスクブレーキ、ミシュランタイヤ。
唯一の専用オプションが、クルーズコンピューター、ナビコン、LSD。

セカンドグレードの2000G。
2800GTとほぼ同じ装備で、デジパネが2000ccで唯一オプション装着可で本革シートも同様。スポーツシートは設定がありませんが、2800GTと同じアルミホイールやヘッドランプクリーナーも標準。非常に満足度の高いグレードだと思います。

2000S。
2000Gから外される装備は少し増え、目立つところでは電磁式ドアロック、ヘッドランプクリーナー、合わせガラス&ティンテッド(色分け)ガラス、イルミネーテッドエントリーシステム、アルミホイールなど。デジパネはOPもなしでタイヤは195から185になります。

最廉価グレードの2000L。
2000Sから外される主なものは、シート上下アジャスター、マッドガード、パワステ、トノカバー、リヤワイパー、ハロゲンがシールドビームに、リヤのグレード表示もLのみありません。ツートンボディカラーとアルミはオプション設定なし。
それでもパワーウィンドウは標準で、サンルーフやオートエアコンがオプションで選べるのも良心的ですね。
※クリックで拡大画像
思いのほかグレードの装備差が少ないのがA60セリカXXの特徴ですね。

初版カタログの一番最後の表記は「時代はTOYOTA」です。

僅か4グレードだったXXに、翌年1982年2月にターボモデルが追加された時のカタログです。

初版のスタジオ撮影風とは打って変わり、この第二版は走りをかなり意識したものになっています。

サーキットを走る2台の2800GT。そして白の2800GTを運転しているのはオベ・アンダーソン。ただ、オベ・アンダーソンと聞いて真っ先にKP61スターレーットを思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか・・・。

そして私が狙っていた2000Gもサーキットを攻めてます(笑)。グロス125馬力ですが、侮ってはいけないという事がこのページで熱く語られています。

そして今回新たに追加された2000ccのSOHCターボエンジン、M-TEU。これまで2800ccと2000ccのエンジン性能差に開きがありすぎましたが、ターボの追加でようやく解消されました。ただし、ターボモデルはATのみの設定というのがちょっと残念なところですかね。今と違ってMTが主流の時代だっただけに、個人的にはちょっと残念に思っていました。
因みに今回のカタログもボディーカラーの記載がどこにもないのですが、唯一このページに登場している2000G-turboのボディーカラーだけ記載されていました。
なんとこの白の名称はシティホワイト。てっきりスマッシュホワイトかと思っていました・・・。

走りを前面に押し出していますね。

主に足回りを説明しているページ。足の説明だけでこれほどを埋め尽くせるのですから、本当に良い時代でした。今じゃ足回りなんて拘っても仕方がないって雰囲気ですから・・・。

そしてまたサーキットの走行シーン。ちょいフェンダミラーが古臭いけど、車のデザインはやっぱかっこいいなぁ・・・

主に空力の説明ページ。

インパネの説明のページ。

スポーツシートの説明だけで2ページをフルに使ってます。そしてその語り口も熱い・・・。今じゃ考えられません。
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装備のページは今回かなりアッサリぎみになってます。

グレードは初期の4グレードから6グレードに増えて賑やかな雰囲気に。

増えたのは、2000G-turboと2000S-turboの2モデル。
ターボモデルは、これまでの4機種と違ってリヤのグレードを示すデカールが茶系色から銀色に変更されてますね。そして、これまでの4機種に標準だった細いサイドストライプがターボモデルにだけなくなっています。
装備的には、G-turboはGと同等、S-turboはSと同等となっていますが、細かくみていくとターボモデルの方が少し劣っているのが残念なところ。
スポーツシートとLSDがオプションで装着できるのは魅力的ですが、Gに標準の電磁ドアロック、ヘッドランプクリーナーがG-turboで省かれているのは価格バランスをとるためでしょうか・・・。
もう一つ、このターボモデルのATは他の4機種のATと違って4速でのロックアップ機構がつきません。燃費の面でもかなり不利と思われますが、ターボ車のATはNAモデルと違う仕様ってことでしょうか・・・。
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詳しくはクリックして確認してみてください。

ページ最後の表記は、「新技術 時代はTOYOTA」に変更されてますね。
紹介するのを忘れましたが、車両重量は2800GT(AT)の1250Kgに対し2000G-turboが1265Kg。ちょっと重たいですね。
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価格はこんな感じ。ターボモデルは2800GTと2000Gとの間で価格バランスを取るのに苦労したんじゃないでしょうか。恐らくエンジンにお金がかかっているぶん2000Gよりも装備を落とさないとバランスが取れなかったのかも。

ターボモデルの追加から半年後となる1982年8月、2000ccのDOHC24バルブエンジン1G-GEUを搭載した2000GTが追加された時のカタログ。恐らく第3版目と思われます(ひょっとしたらこのカタログは第4版目かもしれません・・・)。
私が中学時代、初めてトヨタのお店に行って初めてカタログというものを自分でもらったのがこのカタログでした。それまではセリカXXをずっと雑誌で眺めていましたが、あまりにも好きすぎでチャリで何度か貰いに足を運んだのでした。
実はこのカタログは
過去の懐かしのカタログネタで紹介しているので、今回は軽く流していきます。

エンジンヘッドにデザイン性を取り入れたのは事実上この1G-Gが最初だったんじゃないでしょうか。

このメカメカした1G-Gの透視図を見て興奮していた中学時代。このエンジンは日本機械学会賞を受賞しました。

スーパーレッドの2000GT

シルエットトーニングの2800GT。この色で塗ったXXのプラモを何度作ったことか・・・

スマッシュホワイトの2000G-turbo。第2版のG-turboではシティホワイトという名称の白が使われていましたが、白は意外と頻繁に変更されているんですね。

ストリートトーニングの2000G。デビュー当時はセカンドグレードだった2000Gですが、エンジンでは一番下の扱いになってしまいました。それでもデビュー当時はセカンドグレードだったこともあり、見た目でも装備的にも2000GTとほぼ差を感じない素晴らしいグレードだったと思います。

2000GTの追加によってロータスチューンドサスペンションなるものを採用。といっても採用されたのは2000GTのみですけどね。

ATの設定が無い硬派扱いの2000GTですが、さすがトヨタは違います。決して汗臭い、男臭いGTは作らない。1G-Gの快音を聞きながらエレクトロニックディスプレイメーターのバーグラフ式タコが上りつめていくのを想像すると、今でも欲しいと思ってしまいます。
そういえばこの時代、レッドゾーンがどうのあまり興味がなかったのですが、この1G-G登場以降からそういうものを意識しはじめた気がします。

このカタログから本革シートも8ウェイスポーツシートに変更されています。私はXXのカタログで初めて見たのがこのカタログだったので、まさかデビュー当時の本革シートがローバックシートだったなんて当初は思いもしませんでした。
因みに、200GT登場時はこの本革のスポーツシートの設定がなかった時期があるのかもしれない、という情報を随分前に得まして、そういう意味でこのカタログは第3版ではなく第4版の可能性がありますが、そのあたりが定かではないのでとりあえず私の中では第3版としておきます。
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XX初の60タイヤがオプション扱いに。でもこの当時私は14インチのデザインの方がXXには似合っていたと思っていて、のちにソアラがこれを標準で履くまでは全く興味がありませんでした。

グレード数は一つ増えて全7グレードに。

増えたのはもちろんこの2000GT。
2800GTは手の届かない存在だったので置いといて、2000GTは可能であれば買いたいという位置づけだったかなぁ。やはり現実的には2000Gが購入対象になるだろうと思っていた中学時代。
なんて夢の無い中学生だったこと(笑)。
でも、2000Gって本当に廉価グレードとはいえない素敵なグレードだったと思います。
そういえば、前期型XXは登場時期が紹介した通り3回に分かれていますが、その登場時期によってテールのデカールが違っていますね。2800GT・2000G&Sがブラウン色系。そのあとの2000G&Sのturboがシルバー色系。そして一番最後に出た2000GTがモノトーン系。私は2000GTのデカールが一番好きだったかな。
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それにしても最上級グレード2800GTから最廉価グレード2000Lまでの貧富の差が少ないこと。これは登場時が僅か4グレードしかなかった事が影響しているんでしょうね。言ってみれば、当初トップの2800GTとセカンドグレードだった2000Gの間に2000GT、2000G-turbo、2000S-turboの3グレードが途中から追加されたのですから、そりゃ装備差の付け方や価格調整は難しかっただろうなぁと推測できます。
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エンジンラインナップ的にもバランスのとれた構成になりましたね。この時代からしたら2000ccのNAの燃費が予想以上に悪いのにびっくりですけど。

ページ最後の表記は第2版と同じ「新技術 時代はTOYOTA」です。

そして2000GT登場から1年後の1983年8月にMCされ後期型にスイッチ。第4版にあたるカタログですが、こちらも
以前懐かしみのカタログネタでアップ済みなので軽く触れる程度にしておきます。

ザ・スーパースポーツマシンというキャッチフレーズで登場した後期型。ロアスカート部が形状変更とボディ同色化され、ウィンカー部も側面まで回り込ませるなど、グッと洗練された雰囲気になりました。

デビューしてすぐに後期型のカタログをもらいに行ったわけですが、ちょうどその頃グレイスジョーンズさんという女優が起用されていたCMもやっていて、そのポスターもいただくことができ、これが大きい上にメッチャかっこよくて超お気に入りだったのでホンダ車に乗り続けていた時もずっと部屋の壁に貼っていました。

後期型の売りの一つに、ターボエンジンM-TEUにインタークーラーが採用され(圧縮比が7.6から8.0へアップ)、145psから160psと大幅にパワーアップしたことがありました。
同時に2800GT用の5M-GEUも圧縮比が8.8から9.2に上げられ、170psから175psへと地味ながらもちゃんと進歩させているのもさすがトヨタですね。

私が大好きだったシルエットトーニングというガンメタツートンは、やや色合いが薄くなったファイタートーニングという色に変更されましたが、とても洗練されたシルバー系のツートンでこちらも好みでした。
もう一つは新たにキャメルベージュメタリックというゴールド色が追加されました。私は実車で見たことがありませんでしたが、実は前期型のプラモにゴールドで塗ってテールライトも後期型風に筆塗りして自己満足に浸っていたのを覚えています(笑)。

前述の通り、5M-GEUは圧縮比が8.8から9.2に上がり、5馬力のパワーアップと0.5Kgmのトルクアップを果たし、175ps&24.5kgmとなっております。

ツインカム24というフレーズで大ブレイクした1G-GEUは、後期型で特に変更はされていないようです。

そして後期の目玉と私は思っていたM-TEU。インタークーラー採用の恩恵は大きく、前述の通り圧縮比が7.6から8.0になったおかげで15psの馬力アップと2Kgmのトルクアップを果たし、160ps&23.5Kgmに。160psの発生回転数が僅かに低くなっているところも小さなポイントかも。
160psという馬力はあの1G-Gと同じなわけで、恐らく発進加速だけでいえば5MTの2000GTに負けないスタートを切れるんじゃないかと思っていて、後期型で一番乗ってみたいパワーユニットでした。

前期型のカタログでは2000GTのみがロータスチューンドサスが採用されている様な記述でしたが、後期型ではロータスチューンドサスは謳ってありながらも2000GTのみに採用されているとは書いてありません。このあたりは曖昧ですね・・・。

このページの右側に掲載されているキャメルベージュメタの車両はG-turboのようですが、アルミが格下モデル用の14インチ・・・。実験車両と記載されていますが、こういう所に目がすぐにいっていた中学生時代が懐かしい・・・。

室内で大きな変更はないようですが、電動リモコンドアミラーの調整ボタンの配列が前期型とは逆になっていることと、スポーツシートの色でブラック系が逆にホワイト系に変更されているのが特に目立つ変更点でしょうか。
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装備面では、ドアミラー採用と、前期型最終モデルの200GTのみにオプション扱いだった15インチアルミ&60タイヤが上級グレードに標準扱いになったのが主な変更点ですかね。小さいところでは、15インチアルミ装着車にはホイールアーチモールが装着され、これが意外とかっこいいのよね・・・。マニア視点ですけど。

グレード紹介のページで、2800GT & 2000GT。
バンパースカートとリヤハッチがボディ同色になってかなり洗練されましたが、でも前期型の真っ黒なハッチも私は大好きで、私の中では外観上で優劣はつけられないかな・・・。15インチの大きなホイールは魅力的でしたけどね。
あとは、2800GTのみATセレクトノブのデザインが変更になりかっこよくなってます。

2000G-turbo & 2000S-turbo。
前期型同様、G-turboにはなぜかヘッドランプクリーナーが付いていないという・・・。でも大幅にパワー&トルクアップしたG-turboは一度でいいから乗ってみたかったです。

2000G & 2000S。
昔から私が大好きでずっと購入対象として見ていた2000Gになんと8ウェイスポーツシートが標準装備されたのが私の中で大きなトピックでしたが、同時に大好きだった14インチアルミは2000Gにのみ標準として残され、他の15インチモデルを見た後だと何だか微妙に寂しく感じたのも事実。やはりこの14インチアルミは前期型だからこそ似合っていたのかもと思うようになりました。
そして前期型にあった最廉価グレード2000Lが後期型になって廃止されてしまいました。
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装備表は一気に簡素化された表記に・・・。
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エンジンの仕様違いは前述の通りなので割愛するとして、60タイヤとホイールアーチモール採用による全幅とトレッドが少し変わっています。そして2000GTの最終減速比が変更されているところにも目がいったり。

ページ最後の表記は第3版と同じ「新技術 時代はTOYOTA」です。
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前期型から約10万円前後アップしてますね。特にG-turboの値上げ幅が一番大きいかな。

さて、最後に後期型のカタログの最終バージョン(恐らく第5版)です。表紙は全く変更なしです。

ページをめくると、トーンの低い赤色の2000GTが。新色であるスーパーディープレッドです。

こちらもスーパーディープレッド。ホイールアーチモールが足回りをかっこよく見せていますね。

そしてもう一つの新色、スーパーシルバーメタリック。キャメルベージュメタ同様、私は実車で見たことがありません。

このページの変更箇所は、ドアミラーの紹介だった分部がサンシェード一体型リヤスポイラーの紹介になっているところ。最終バージョンに追加されたアイテムで、2000GTに装着車を設定、2800GTと2000G-turboにメーカーオプションとなっています。

サンシェード一体型リヤスポイラーがオプション扱いになった最終モデルが出た頃私は高校生でしたが、当時このスポイラーはあまり好きではなかったかなぁ・・・。徐々にスポイラーといものが定番になってからは違和感を感じなくなりましたけどね・・・。
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装備のページ。
変更箇所は、ドアミラーが可倒式になったこと、14インチアルミの紹介部分がリヤスポイラーの紹介に置き換わったこと、あとは・・・、ちゃんとスーパーレッドがスーパーディープレッドに画像修正されているところでしょうか(笑)。

変更された可倒式ドアミラー。といっても、お友達からの情報によると今の様に折り畳める可倒式ではなく、体が当たった時など折れ曲がるだけのタイプだそうで・・・。

そして最終バージョンで一番目立つ変更点のこれ。XXはこれがなくても充分過ぎるほどカッコよかったですけどね。

各グレード紹介で、2800GT & 2000GT。
オプション扱いのサンシェード一体型リヤスポイラーが装着されていますね。そして2000GTはスーパーディープレッドに画像修正されてます。それと当時から気になっていたのが、シート色もホワイト系から妙なグレー系に変更されている点が気になります。実色ではなく画像の色修正による歪みみたいなものを感じ、実際本当にこんな色なのだろうかと思っていたのですが、どうなんだろ・・・。

2000G-turbo & 2000S-turbo。
こちらも2000G-turboの色がスーパーシルバーメタリックに色修正されています。そしてオプションのサンシェード一体型リヤスポイラーが装着されていますね。
更に小さいところで、S-turboのスチールホイールの色塗りが少しだけ変更されています。

2000G & 2000S。
2000Gに外観の変更はなし。2000SはS-turbo同様スチールホイールの色塗りが変更されています。
そして画像では分かりにくいですが、この2グレードに搭載されているエンジンの型式が1G-EUから1G-Ⅱへと変更されています。変更内容としてはオールマイコン制御になり、エアーフローメーター式のEFIがDジェトロニック式のEFI-Dへとグレードアップ。結果圧縮比を8.8から9.2に上げることができ125psから130psにパワーアップされています。
初版からの各グレード別の写真を見てきて思ったのは、セリカXXはソアラのように斜め上から写さず全て水平目線で写していますね。セリカXXだけじゃなく4気筒セリカも水平目線ですが、形的にその方がかっこよく見えるのかな・・・
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前述した可倒式のドアミラーとサンシェード一体型リヤスポイラーの表記が変更、及び追加されています。
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こちらは1G-Eから1G-Ⅱに変更された2000Gと2000Sの性能内容が変更されています。燃費も向上しているようです。

ページ最後の表記に「Fun To Drive」が追加されているのが識別の目印。
こんな感じで初版からざっと紹介してきたA60セリカXXのカタログですが、私はよく同じカタログを数冊もらってきてはマニアのママゴト的な事をして色々妄想していました。
例えば、後期型だと

こんな感じで。
マニアにしか分からない妄想癖・・・(笑)。

そういえば、昨年の7月に買ったホ○デーオートという雑誌。大好きなXXやそれ以外のトヨタの懐かしい車たちの特集が載ってて楽しませてもらいました。
ただね・・・

このエンジンの説明の中でヒジョーーーーに残念だったのが・・・

事実と異なる事が書いてあったところですかね・・。
XXだけ6M-Gは搭載されておりませんので。
筆者はきっとウィキの6M-GEUの説明を鵜呑みにされたのかと予想していますが、あれは嘘が書かれてありますからね・・。
ということで、最後はマニア目線のつまらない突っ込みをしてしまいましたが、2代目セリカXXの懐かしみカタログ完全版はいかがだったでしょうか。私の青春の全てだった2代目セリカXX(と60セリカ・ブラックマスク)は今でも私の中では特別な存在。いつかプラモデルを手に入れてまた作ってみたいなぁと思っていますが、さすがにもう手に入らないかな・・・
長いブログを読んでいただき、ありがとうございました。